おむつ・おむつカバーの選び方

おむつはできるだけ肌にやさしいものを
選んであげたい一方で、
ママ、パパの
負担になりすぎないように選ぶのも大切です。
おむつの選び方についてご紹介します。

紙おむつと布おむつ、何を基準に選べばいいの?

トイレを覚える前の赤ちゃんにとって、おむつは肌着同然のものといっていいかもしれません。
だから、できるだけ肌にやさしいものを選んであげたいですね。
その一方で、一日に何度も交換するものですから、おむつ替えをするママ、パパの負担になりすぎないように選ぶのも大切です。
状況を見ながら、必要に応じてバランス良く使い分けてみましょう。

1. 赤ちゃんのおしりの環境って?

赤ちゃんがおしっこをした後のおむつの中は温度も湿度も高くなります。

紙おむつ、布おむつを考える前にまずは赤ちゃんのこと、おしりの環境を知っておきましょう。
生まれたての赤ちゃんは膀胱がまだ小さく、おしっこをたくさん溜めたり、がまんをすることができません。
そのため少ない量のおしっこ(5ml程度)を一日に15~20回ほどするのです。また、排尿前は40%だったおむつの中の湿度は、排尿直後にはなんと80%にも!
しかもおむつの中の温度は35度前後。
たとえていうなら、熱帯雨林気候のジャワ島の気候と同じくらいになるのです。

おしっこをした後、おむつを替えずにいると湿気で蒸れて肌がふやけてしまいます。
『蒸れる→ふやける→擦れる→かぶれる』がおむつかぶれのメカニズムです。

そのため、おしっこをした後、おむつを替えずにいると湿気で蒸れて肌がふやけてしまいます。
そこにおしっこやうんちなどの雑菌が繁殖し肌が擦れたり、皮膚を刺激することで傷がつき、おむつかぶれになってしまうのです。

赤ちゃんの肌はとってもデリケート。皮膚は大人の約1/2の薄さと言われています。
つまり、『蒸れる→ふやける→擦れる→かぶれる』がおむつかぶれのメカニズム。
このサイクルを起こさないために蒸れをしっかり予防してあげることが大切なのです。
紙おむつでも布おむつでも、長時間、蒸れた状態を放置するとおむつかぶれの原因になります。

2. 紙おむつと布おむつの特徴は?

紙おむつも布おむつも構造は同じです。
赤ちゃんの肌に触れるおむつ部分は凸凹の立体的な構造になっていて、肌との接地面が少ないように工夫されています。また外側のおむつカバーにあたる部分はおしっこやうんちがもれないように防水加工がされていますが、内側に湿気がこもらないような透湿性に優れた素材を選んであげましょう。

紙おむつと布おむつ、
どちらにもメリットとデメリットがあります。

紙おむつと布おむつ、どちらを選んだとしても、赤ちゃんのおしっこやうんちの回数は同じ。おしっこをしたらまめに取り替えてあげることでおむつかぶれなどの肌トラブルから赤ちゃんを守ってあげることができます。赤ちゃんと触れる時間も自然と多くなることで赤ちゃんとのコミュニケーションもはかれますね。
もし、迷っていたら、「基本は紙おむつで、余裕のあるときには布おむつ」など使い分けるのもいいかもしれませんね。
ママやご家族のライフスタイルにあわせて、どうするかを選ぶのがよいでしょう。

紙おむつ

おしっこサインをこまめにチェック!

◎メリット
  • 洗濯が不要
  • 夜やおでかけ時も便利でママ、パパの負担が少ない
△デメリット
  • 使用済みおむつのゴミが出る
  • コストがかかる
用意する目安
  • 出産準備として2パック(約2週間~20日分)(サイズもすぐに変わるので、成長にあわせて準備が必要)

布おむつ

夜とおでかけのときは紙おむつにするなど上手に併用を!

◎メリット
  • 洗って使うのでゴミが軽減
  • 赤ちゃんの肌にやさしい
  • こまめに見てあげる必要があるので、赤ちゃんとのコミュニケーションが増える
△デメリット
  • お洗濯の手間がかかる
用意する目安
  • 30~40枚

最近の布おむつは便利!コンパクトおむつや布おむつに重ねて使えるメッシュシートなどもあり、うんちをしても処理がしやすくなっています。また、その都度洗濯機で洗うのではなく、一日分を専用バケツにつけておき、大人用の洗濯物とは分けて洗いましょう。赤ちゃん用はおむつもウェアもまとめて洗ってOKです。

3. おむつのワンポイントアドバイス

デリケートな赤ちゃんの肌に合わせたケアを。

お風呂上がりなど、肌に湿気が残った状態ですぐにおむつをつけてしまうと蒸れの原因になります。太ももまわりや股の細かいところはガーゼタオルなどでこすらずに軽くおさえるようにして水分をふきとりましょう。また、おしりふきなどで拭いたあとも、よく乾かしてからおむつをあててあげてくださいね。

また、ベビーパウダーなども湿気を防ぐためには有効です。
ただ、つけすぎは毛穴をふさいだり、パタパタと粉が舞うような使い方は赤ちゃんが吸い込んだりしてしまうことにつながるので、適切な量や使用方法をおすすめします。
うんちに含まれる酵素と、おしっこに含まれるアンモニアが結合すると肌のpHが上昇し、かぶれの原因になると言われています。うんちがこびりついたときは、ベビーオイルなどを使ってふき取ってあげるといいですね。

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