第1回ハッピーベイビーフェスタ イベントレポート 
子どもを生み育てたいすべての人が、笑顔になれるように!

2015.04.27

ミキハウス編集部

3月末、春らしい日差しにあふれた暖かな日曜日、東京ドームシティ プリズム・ホール(文京区)で、都内初となるプレママ、プレパパ、ママ、パパ、ベイビーのためのイベント「ハッピーベイビーフェスタ」が開催されました。文京区と、ぶんきょうハッピーベイビープロジェクト実行委員会による“ブライダルから妊娠・出産、子育てまでのお役立ち情報”が一度に集まった同イベント。さまざまなワークショップや体験コーナー、出産・育児に関する相談窓口、そして気になるテーマを扱ったトークショーなど、盛りだくさんのプログラムの様子をレポートします。

第1回ハッピーベイビーフェスタ 開催!

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11時のオープンとともに多くの方々が来場し、エントラスホールでは歌のお姉さんとアンサンブル隊がお出迎え。小さな子どもを連れたママやパパたちの姿も多く、用意されたプレイスペースやゆるキャラの登場に子どもたちも大喜びです。

中央に設置されたメインステージでは、イベントの目玉でもあるさまざまなゲストを迎えてのトークショーが行われました。サイボウズ青野慶久社長が語る、子育て世代の雇用環境やこれからの働き方についてのトークセッションにはじまり、テレビでもおなじみの脳科学評論家・澤口俊之氏による「幸福感を感じるための育脳」の話。午後の部には、ゼクシィ編集長・伊藤綾氏と、仕事と子育ての両立を学ぶインターンを実施するスリール株式会社の代表・堀江敦子氏のおふたりに加え、成澤廣修文京区長を交えての仕事と子育ての両立についてのパネルディスカッション。そして、この日の最後を飾ったのが、予防医療コンサルタント、栄養コンサルタントとして活躍する細川モモさんと産婦人科舘出張佐藤病院の佐藤院長による「妊娠力の高め方」についての対談でした。

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ワークスタイルムービー「大丈夫」の裏側を制作スタッフとともに披露した、サイボウズの青野慶久氏(左)

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「ホンマでっか!?TV」でお馴染みの澤口俊之氏の育脳セミナーでは、ママさんたちが熱心にメモをとる姿も

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文京区長の成澤氏(左)と、スリール代表の堀江氏。ディスカッションの最後には会場の男性から質問も飛び出した

次々とステージ上で展開される興味深いトピックスに、参加者のみなさんも真剣な眼差しで聞き入っていました。出産や子育てはもちろんですが、これからの社会に適した家族のあり方や、女性として未来に希望が持てる生き方など、多くのヒントを得るお話が聞けたのはないでしょうか。

ともすれば、こうしたイベントは女性メインの展開になりがちですが、ちゃんとパパたちにフォーカスしたブースもあるのがうれしいところ。NPO法人ファザーリング・ジャパンのパパによるファザーリング広場では、子どもと楽しめる親子バルーンアート教室や絵本の読み聞かせワークショップが開催され、大喜びの子どもたちと一緒にパパたちもテンション高め。積極的に子どもとのコミュニケーションを楽しむ様子が印象的でした。

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会場では子育てパパ力検定(略称:パパ検)も。育児そのものへの関心やパートナーとの関係、自身の働き方の見直し、子どもを取り巻く社会環境への問題意識を喚起する質問などに答え、自分のパパ力を理解する

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特に子どもたちの関心をひいていたのが、このカラフルなバルーンアート。プードルを作ったり、刀を作ったりと風船を割らないようにドキドキしながらひねる姿に、自然と笑顔がこぼれる

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ミキハウスのブースでは、もうすぐ赤ちゃんが生まれてくるママやパパのために、肌着の着せ方や沐浴の方法を学べる「プレママセミナー」が開催されました。準備しておくべき肌着の種類や枚数の説明にはじまり、実際の赤ちゃんと同じ大きさの人形を使って“肌着の着せ方”練習講座も。その実践的な内容に希望者が多く、会場ではウエイティングが出るほどの人気セミナーとなりました。

すべてが初めての体験でドキドキのプレママとプレパパたち。最初は、赤ちゃんがあまりに小さいことにとまどっていましたが、何度か試しているうちにだんだんとコツをつかんだようでした。沐浴のコーナーでは、子育てキャリアアドバイザーの西久保江里さんの説明に従い、赤ちゃんにストレスをかけようないよう安全に沐浴を行う基本をキッチリと学びます。準備の方法から、抱き方や、手のひらの当て方まで、なるほどとうなずくポイントがいっぱい。一通り説明を聞いて、みなさんしっかり理解していました。

参加者の晴れやかな表情からも、赤ちゃんの扱い方に少し自信がついた様子が伝わってきます。プロから教わるノウハウと体験は、プレママ、プレパパにとって、心強いサポートとなったのではないでしょうか。

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赤ちゃんの人形とガーゼや沐浴ガーゼを使って、沐浴の手順、赤ちゃんの洗い方を練習。赤ちゃんは肌がくるまれると安心するので、沐浴のときには、「沐浴ガーゼをやさしく肌にのせてあげるとびっくりしない」とアドバイス

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お着替えは、赤ちゃんとの大切なコミュニケーションタイム。最初はおっかなびっくり真剣な表情のパパも。セミナーが終わる頃には、笑顔でお着替えができるように。「やさしくお話ししながらお着替えを」と西久保さん

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春に出産を控えているママから、秋に出産予定のママまで、1日2回予定していたセミナーは各回とも満席に

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2回のセミナーがすぐに定員に達したため、急きょ特設会場を用意。計4回の「プレママセミナー」を実施することに

そして、イベント開催中、終始賑わいを見せていたのが、先出の細川モモさんプロデュースによる「ぶんきょう保健室」。昨年、丸の内に登場し大きな反響を呼んだ「まるのうち保健室」がこのイベントのためにオープンした“姉妹店”です。女性が安心して産み育てられるための知識や、健康な身体づくりをサポートするためのアドバイスを参加者に伝えます。当日は、(1)体組織測定 (2)ヘモグロビン測定 (3)骨密度測定 の3つの測定や、管理栄養士による個別の食に関するカウンセリングが行われました。年を重ねるにしたがって変化する女性の体の基礎知識を知り、これから妊娠、出産をしたいと考えている人、アンチエイジング対策を行いたいと考えている人などが列をなし、熱心にこのブースのイベントに参加していました。

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ほかにも会場では、離乳食についての講習、家計簿や保険に関する相談窓口、女性の働き方や男性の育児参加を考えるワークショップやセミナーなどが開催され、休憩コーナーにはタニタカフェも。妊娠中の人や小さな子どもでも安心していただけるお茶や食べ物の用意があるのは、うれしい気配りです。

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全体を見まわしてみると、現在妊活中の人、これから赤ちゃんが生まれてくる人、すでに育児中の人など、それぞれのタイミングに合わせた情報がセレクトできるよう用意されていたので、参加者のみなさんは、きっと有意義な時間を過ごせたのではないでしょうか。

実際に体験して学ぶことができるブースに誰でも参加でき、自分に必要な情報が手に入る、こんなにオープンに妊娠や子育てについて学べる機会であれば、ぜひもっとこのような機会が増えて欲しいと望む人も少なくないはず。

文京区のハッピーベイビーフェスタ、早くも2回目の開催が待ち遠しいですね。

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