赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(5) 1か月健診を受ける

赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(5) 
1か月健診を受ける

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ようやく赤ちゃんとの生活に慣れてきて、とまどうことが少なくなってくるのが生後1か月くらいの時。その頃、赤ちゃんが順調に成長しているか、ママの体は元に戻ってきているかを検査する「1か月健診」が行われます。どんな準備をしておけばいいのか、具体的にどんなことを検査するのでしょうか。

「赤ちゃんの健診内容」、「ママの健診内容」、「健診に持っていくもの」、「健診の際に気をつけたいこと」など、順に見ていきましょう。

 

日頃の赤ちゃんの様子をメモして持参 「問診」の時間をフル活用!

赤ちゃんを産んだ病院で母子ともに受けるのが一般的です。日にちは退院時に産院から指定されることが多く、病院によっては赤ちゃんとママの健診は別の日に行われることもあります。

赤ちゃんに関する具体的な健診内容や処置は以下になります。

  1. (1)身体測定(身長、体重、頭囲、胸囲の計測)
  2. (2)全身の状態のチェック
  3. (3)「原始反射」があるかのチェック
  4. (4)ビタミンK2シロップの服用
  5. (5)生活全般に関する問診
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(1)は、赤ちゃんが順調に育っているかを確認するために行います。新生児は、1日あたり約20g~30gずつ体重を増やす時期です。出生時の身長や体重は赤ちゃんによって違うため、平均値を重視するのではなく、着実に成長していっていることを確認してもらいましょう。

(2)は、黄疸(おうだん・肌や粘膜が黄色くなること)、股関節脱臼(だっきゅう)、鼠径(そけい)ヘルニア(内臓がお腹の中から足の付け根にはみ出る病気)など、新生児に多い症状が出ていないか、医師が目で見たり体に触ったりしながら調べます。

(3)は、生後間もない赤ちゃんならではの3つの反応をチェックするものです。
・「把握(はあく)反射」:手のひらを指で触ると握りしめようとすること
・「吸てつ反射」:口もとに指が近づくと吸いつこうとすること
・「モロー反射」:近くで大きな音がするとビクッと両手を上げること

(4)は、「乳児ビタミンK欠乏性出血症」を防ぐために飲ませます。

(5)は、授乳状況、睡眠や排泄の様子、「泣いているときに声をかけると反応するか」など、ふだんの様子を確認し、発育に異常がないかを見るためのものです。この時に聞きたいことや心配事があれば、医師にぜひ質問しましょう。あらかじめ聞きたいことをメモしておくと安心です。

先輩ママからは、「問診のときに赤ちゃんのミルクやウンチの回数、睡眠時間を簡単にメモしたものを持参しました。質問したいことも事前に整理できて、問診の時間を有効活用できました」(30代ママ)、「娘はおへその消毒をするたびに血が出ていたのですが、それを相談したらそのまますぐに処置をして対応してくださいました」(20代ママ)という経験談が聞けました。

 

体のことだけでなく、ママの心の相談も

ママに関する検査内容は以下です。

  1. (1)尿検査
  2. (2)血液検査
  3. (3)血圧検査
  4. (4)体重測定
  5. (5)子宮の状態を診るための内診
  6. (6)悪露(おろ)の検査
  7. (7)母乳育児をしていればおっぱいのチェック
  8. (8)問診

通常の健康診断のように、尿や血液の検査が行われます。そして、産後の子宮の回復状態を見るために(5)(6)が行われます。悪露は産後すぐから1か月ほど続く子宮からの出血のこと。この量や状態をチェックし、産後直後に比べて匂いと色が薄くなり、量も減ってきていれば正常とみなされます。特に問題がなければ、医師から入浴、車の運転、夫婦生活などを再開してもいいと伝えられます。

また、もし、自分の体や赤ちゃんとの生活についての疑問や、「精神的につらい」「助けてほしい」というようなことがあれば、問診の時間を利用して、医師に相談しましょう。

「実際に受診してみると健診はあっという間! 基本的なことはお医者さんが問診で尋ねてくれますが、細かなことは自分から尋ねる姿勢が大事だと思いました」(20代ママ)という声も聞かれました。

 

両手が使えるベビーキャリーとママバッグを用意して

検査の中で、赤ちゃんが一日に飲んでいる母乳やミルクの回数や量、ママの体重の変化など、たくさんの数値が出てきますが、医師から特に何も言われなければ、他人と数値が違うことを気にしすぎる必要はありません。

赤ちゃんの服装は、検査を受けやすいように着脱の楽なものがよいでしょう。「子どもにはお祝いでいただいた、お出かけ用の服をはじめて着せました」というママも。“脱ぎ着がしやすい”という条件にあてはまっていれば、ちょっとおしゃれをさせてもいいかもしれませんね。

ママは内診も受けるので、妊婦の時のように検査の受けやすい服装がいいでしょう。

持っていきたいものは以下の通り。

  1. (1)母子手帳
  2. (2)健康保険証(ママと赤ちゃんのもの各1枚)
  3. (3)病院の診察券
  4. (4)健診費用、あるいは乳児健診無料券(※配布する自治体あり)
  5. (5)赤ちゃんの着替え
  6. (6)おむつ、おむつ替え用品(おしりふきやビニール袋)
  7. (7)授乳用品
  8. (8)健診で聞きたいことをまとめたメモ
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健診自体に必要なもののほか、待ち時間が長くなることも考えて、(5)(6)(7)のように赤ちゃんに必要なものも用意していきましょう。

この機会に、これらのものが全部入るママバッグを用意しておくのもいいでしょう。また、電車や車など、どんな交通手段を使う場合でも、ベビーキャリー(抱っこひも)を使い、ママの両手が空くようにしておくと便利です。また、病院に付き添ったというパパからは、「1か月健診のときに、はじめてベビーキャリーを使いました」という声もありました。

できれば、健診の1時間前には授乳を終えておいたほうがいいかもしれません。健診中にお腹を軽く抑えられたり、仰向けになったりするなかで、お腹に入れたものを吐いてしまう赤ちゃんもいるから。ふだんの授乳の時間帯に重なっていなければ、無理して飲ませる必要もないので、こちらは参考までに。

受診当日、母子のいずれかの体調が悪くなったら無理せず、病院に相談して再受診を検討しましょう。つらいときにわざわざ行くのは負担になり、また健診のそもそもの目的は平常時の状態を調べることだからです。ママも赤ちゃんもできる限り、健康状態のいい時に健診を受けましょう。

里帰り出産をした後に自宅に戻っている場合や、産後に引っ越しをして産院が遠い場合などは、生後1か月を迎える前に最寄りの自治体に相談しておくのがおすすめ。1か月健診を受けられる病院を教えてくれます。

赤ちゃんとの慣れない外出で緊張するかもしれませんが、ママと赤ちゃんの健康をチェックしてもらいましょう。もしかしたら、一緒に入院していたママ友に会って話す機会もあるかも。同じ月齢の子をもつ者同士、「大変ですよね…」なんて会話するだけでも、気分が楽になるものです。

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