赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(6) 内祝いを贈る

赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(6) 
内祝いを贈る

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人生の喜ばしい節目に、周囲への感謝の気持ちを込めて贈る「内祝い」。出産の内祝いについては、赤ちゃんとの生活が落ち着いてくる1か月頃に贈ります。「マナーはちゃんと守れるかな?」と心配しているママとパパもいるかもしれませんが、基本がわかれば大丈夫。

内祝いに関する「目安の金額」「贈るタイミング」「選び方」など、先輩ママの体験談とともにご紹介します。

 

予算は出産祝いの「半額」が目安 高額の場合は「3分の1」でも

出産内祝い(以下、内祝い)とは、赤ちゃんが無事に生まれたことをまわりの人たちに知らせ、その喜びや幸せを分かち合うという意味があります。また、赤ちゃんの名前を披露する機会でもあります。

昔は、お祝いをいただいたどうかに関係なく、赤ちゃんが生まれたことを一緒に喜んでもらうために、赤飯や紅白のお餅を配ったり、家で宴会を開いたりしていたそうです。

今では、「出産祝い」へのお返しという意味になっており、産後1か月頃に出産祝いをいただいた方に贈ること、贈るものを指します。産後1か月を過ぎて届いたお祝いについては、随時お返しをしていきましょう。出産祝いをいただいた時点で、先方に電話か手紙、またはメールでお礼の一報を入れておくと、よりていねいです。

日本には、お祝いの“半返し”という考え方がありますが、内祝いに贈る品物の金額も、いただいた出産祝いの半額を目安にするといいでしょう。手ごろな金額のお祝いをいただいたときや、複数の人からまとめてひとつのお祝いをいただいたときは、タオルやお菓子などの手軽なものを贈るのがおすすめ。また、両親や目上の人から高額なお祝いをいただいたときは、“3分の1”でも大丈夫です。

背のびをせずに無理のない予算でお返ししましょう。何かのおりに赤ちゃんの成長を報告するなど、心づかいでも感謝の気持ちを示すことが大事です。

 

内祝いの品は“子どもの名前”を書いた「のし紙」をつけて

内祝いに贈る品物は、タオルや食器などの日用品、石けんや洗剤などの消耗品、お菓子や紅茶などの食品が定番です。親しい間柄の方には、事前に好みをリサーチして贈ってもいいでしょう。また、ママとパパそれぞれの両親には、かわいい孫である赤ちゃんの名前入りギフトも喜ばれているようです。カステラやケーキといったスイーツやお酒など、最近ではいろいろなものがあります。

内祝いのマナーは、地方による習慣の違いが少ないとされていますが、慶事のお返しに向かないものだけは覚えておきましょう。たとえば、「踏みつける」という意味がある履物、お葬式の香典返しに贈られることが多い緑茶などです。

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産後間もない体で、内祝いを決めたり、買いに行ったりするのはなかなか大変なこと。今では妊娠中からインターネットやカタログを活用して品物を吟味したり、購入したりするママも増えているようです。また、パパやほかの家族に手配や購入をお願いすることも賢い方法のひとつです。

内祝いの品物は、品物にのし紙をかけて包装紙で包む「内のし」にするのが一般的。のし紙の中央に結ぶ帯ひもを“水引(みずひき)”といいますが、内祝いの場合は紅白の蝶結びのものが使われます。蝶結びは「ほどきやすい=何度でも結び直しやすい」ことから、出産や入学などの何度あってもおめでたいときに用いられます。

水引の上には、「内祝」と表書きしましょう。水引の下には両親の名字ではなく、赤ちゃんの名前を入れます。難しい読み方をするときには、ふりがなをつけると親切ですね。

通常、のしには黒色で表書きをしますが、和歌山県や岐阜県の一部などでは、朱色で書くところもあるようです。地域の習わしによって、のしの書き方が違うこともあるので、事前に親族や近所の方に聞いておくとより安心です。

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ちなみに、出産祝いをもらっていなくても、出産を機会に日ごろお世話になっている方に贈り物をしたいというときは、水引の上に「御礼」、水引の下には両親の苗字を入れて贈るといいでしょう。

近頃は、のし紙に赤ちゃんの名前を入れるだけでなく、赤ちゃんの写真と名前が入ったカードを同封することも。内祝いを扱うインターネットサイトでは、カードの作成をサービスで行っているところも多く、それを利用する人も多いようです。相手に名前を覚えてもらうための、新しいスタイルといっていいでしょう。

相手への心づかいを内祝いに込めて 絆が深まる贈り物を 

最後に、内祝いで相手に喜ばれたものについて先輩ママに話を聞いてみました。

「家族の多い友人に、外国産のオーガニックの洗剤を贈りました。実用的すぎるかなと思いましたが、とても好評で、エコ意識の高い彼女の好みにも合っていたようです」(30代ママ)

「職場の同僚には、有名ホテルのジャムを贈りました。実は、そこまで値が張るものではないのですが、贅沢な気分を味わってもらえているようで、『毎日、朝ごはんにいただいているよ!』とコメントまでもらえました」(20代ママ)

「幼なじみの独身の女友だちには、地元で有名な、レースブランドのハンカチと小物入れのセットを贈りました。偶然にも、彼女が生まれたときの内祝いもそのブランドのものだったそうで、話に花が咲きました!」(20代ママ)

「おじいちゃん、おばあちゃんには、赤ちゃんの名前入りの俵型のお米を贈りました。出生時の体重分のお米が入っているものです。記念になると大喜びでしたが、同時に『もったいなくてなかなか食べられない』という声も届きました(笑)」(30代ママ)

また、こんなパパも。

「私の親戚に『お返しはいらない』という人がいましたが、両親とも相談して、まずはお礼状を送り、次にその親戚と会うときに手土産を持参することにしました。内祝いは贈らなくても、感謝の気持ちはなんらかの方法で示したいと思ったので」(40代パパ)

ほかに、同じくらいの月齢の赤ちゃんがいるママ友へは、赤ちゃん用品を内祝いとして選んだという人も。「相手がいま本当に必要なものがわかるので選びやすく、『お互いに子育てを頑張ろうね』と内祝いを通して励まし合えたような気分でした」(20代ママ)という声が聞かれました。

なにより大切なのは、赤ちゃんが無事に誕生したという感謝の思いを伝えること。そのうえでしきたりを大切にしながら、相手のことを思った内祝いにしましょう。内祝いを贈ることを通して、まわりの人との絆をより深められたらいいですね。

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