赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(15) 友だちをつくる

赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(15) 
友だちをつくる

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はじめは赤ちゃんとの二人きりの生活が楽しくて仕方がなかったママも、しばらくすると「今日は朝パパと話したきり、誰とも話をしていない」「赤ちゃんはいるけど、一人ぼっちだなと感じてしまう」などということも。 

そんなときは思い切って外へ出て、誰かと話をしてみましょう。その相手が子どもをもったママなら、共感したり、悩みを相談したりできそうです。「ママ友のつくり方」「ママ友とのつき合いで気をつけたいこと」などをご紹介します。

 

子連れママが多く集まる場所に行ってみる

「ママ友が欲しいけれど、人見知りで自信がない」、「どうやってママ友をつくったらいいかわからない」――。子どもをきっかけにして友だちを作るのは、初めてのこと。とまどいを感じる人も少なくないでしょう。

でも、それは相手も同じです。学生時代や社会人同士のつき合いとは少し勝手が違うかもしれませんが、赤ちゃんがいるという共通点があります。いろいろな考え方の人がいるのは、どんな世界でも同じ。短時間で仲良くなろうとせず、あいさつから始めてみるのがおすすめです。

出産前に、妊婦健診やプレママスクールで仲良くなる人もいるようですが、ママ友をつくるのは赤ちゃんが生れてからでも遅くはありません。近所に子育て中のママが集まる場所がたくさんあります。

(1)児童公園

どこの公園も同じように見えても、子どもやママたちが集まる地域で人気の公園があるもの。また、小さい子向けの遊具があるところを探してみるのもおすすめです。子どもたちがたくさん遊んでいる公園を探してみましょう。

(2)子育て支援センター、児童館

地域の子育て支援センターや児童館は、子どもたちの遊び場を提供しているほか、定期的に0歳児向けの手遊び教室などを開催。育児サークルの活動支援も行っています。自治体のホームページを見てみたり、支援センターや児童館に行ってみて、教室やサークルの日程を聞いてみたりするのもいいでしょう。

(3)赤ちゃんのための教室・おけいこ事

ベビースイミング、リトミック、ベビーマッサージ、知育教室など、民間企業が運営するベビー向けスクールもあります。費用はかかりますが、やってみたいな、やらせてみたいなと思うことがある人は考えてみてもいいかもしれません。

(4)母子保健センター

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自治体によっては0歳児のための健診や予防接種などを母子保健センターで行っているところもあります。同じ月齢の赤ちゃんとママ、パパがたくさん集まるので出会いの機会も多いようです。市町村単位で設置されているもののほか、都道府県の看護協会に付属して設置されている場合もあります。お住まいの自治体のホームページなどで確認してみましょう。

公園や子育て支援センター、児童館のプレイルームなどは、毎日同じ時間帯に行くと顔見知りができやすくなります。はじめは知らない人ばかりでも、笑顔であいさつしていれば自然と打ちとけるはずです。

時間帯も考えて 居心地のいいところを見つけましょう

「仲良しのママ友3人とは子どもが4か月の頃、児童館で知り合いました。午前中に行くとたいていいて、子どもの月齢が近く、母親同士も同じような年齢だったので自然と仲良くなった感じです」(30代ママ)

「家に赤ちゃんと二人きりでいるより、外に出てみたらと主人に言われて公園をのぞいてみました。最初に行ったときは2~3歳ぐらいの子どもたちが走りまわっているそばで、ママたちがそれぞれグループに分かれて話しこんでいました。とても話しかけるような雰囲気ではないと思ったので、しばらくしてからそのまま帰ってきました。別の日の午前中に同じ公園の前を通ったら、ベビーカーを押したママたちが何人かでのんびり立ち話をしていました。同じくらいの子どもがいるのだなと思い、あいさつして近づいてみるとすんなり輪の中に入ることができました。時間帯によって遊んでいる子どもの年齢層が違うことさえ知らない新米だったのだなと後で思いました」(30代ママ)

児童館などではプレイルームに0歳児向けの時間帯を決めているところもあります。大きい子たちに気を使わずに遊べるし、赤ちゃんだけなのでママ友が見つかりやすい雰囲気があります。

また、一つの場所でママ友ができなくても、すでにできているグループに入れなくても大丈夫。自分の居心地のいいところが見つかるまで、時間や場所を変えて行ってみましょう。

 

楽しみも悩みも分かちあうママ友は心強い味方

「ママ友ってなんだか面倒」「ママ友って本当に必要なのかな」と内心思っている人もいるかもしれません。「実は私もそう思っていた」という先輩たちからは、こんな話が聞けました。

「独身時代からの友だちがたくさんいるのでママ友には興味がありませんでした。でも、子どもが生まれてみると、とまどうことも多いし、他の人が毎日どんな子育てをしているのか聞いてみたくなりました。予防注射のことや病気のこと、パパと子どもの関わり方など尋ねてみたり、こちらが話してみたり。些細なことでもちょっと聞いてみると安心できて、本当にママ友はありがたい存在です」(20代ママ)

「それほど社交的なほうではないので、しばらくは公園に行っても子どもと二人きりで遊んでいました。そんなとき、話しかけてくれたママがいて、いろいろと話をするように。同じ月齢だったので子育ての悩みを相談しあったりしていたら、相手の赤ちゃんの成長もうれしく思うようになってきました。一緒に子どもたちを見守っていける仲間がいるのはいいことですよね」(30代ママ)

子どもが1歳で復職したというママからは、こんな意見もありました。

「保育園の送り迎えであいさつを交わすママはいますが、お互い時間がなくてあまり話ができません。だから、私にとってのママ友は育休時代に児童館で出会った人たち。ときどき、休みの日に児童館や公園で会うと、懐かしい友人に会ったように感じます。育てる環境が違うからこそ、悩みを相談できたり、話していると気づくことがあったりします。近所のお祭りやイベントの情報を教えてもらえるのも助かっています」(30代ママ)

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仕事をしているママは、地域のことに疎くなりがちかもしれません。近所のことを知るうえでも、ママ友は心強い存在です。また、パパからはこんな経験談も。

「子育て支援センターのパパセミナーに参加したとき、偶然隣り合わせたパパとすっかり仲良くなり、子ども同士も相性が良かったようで家族ぐるみのつき合いを続けています。社会人になってから、仕事の関係以外で友達ができたのは初めて。子どもがもう少し大きくなったら、一緒にキャンプに行くことを今から楽しみにしています」(30代パパ)

1歳までの赤ちゃんは、人やモノ、言葉などのやり取りを学んでいる時期。10か月ぐらいになるとパパ、ママの「ちょうだい」「どうぞ」を理解して簡単なコミュニケーションがとれるようになりますが、友だちと遊ぶことはまだできません。でも、ママ、パパが楽しそうにおつき合いをする姿を見せてあげるのも、幼児期になって友だち関係を作るのに役立つかもしれませんね。

 

つき合いの中で気をつけたいこと

「実は、ママ友との関係で嫌な思いをしたこともあります」と話を聞かせてくれた先輩ママもいました。

「本当に些細なことなのですが、私のメールの返信が遅かったことが原因のようです。4~5人のグループで仲がよかったのですが、その後、私だけ誘われないようなことが続いて、だんだん疎遠になりました。しばらくして引っ越したので、もう会うこともありませんが、あのときはちょっと落ちこみました」(30代ママ)

残念な経験でしたね。けれど、価値観の違う人はどこにでもいるので仕方がないこと。ライフスタイル、家族構成、生活時間や休日の過ごし方、しつけについての考え方など、いろいろな相違点があるのも当然です。相手に価値観が受け入れてもらえない、自分が相手の考えが理解できないなどというときは、気持ちを切り替えて、新たな友だちづくりへ目を向けたほうがいいでしょう。

ママ友とはお互いの事情を尊重して無理のない関係を心がけたいもの。気持ちよくつき合うために、以下のようなことに気をつけましょう。

(1)無理をしない

いちばんに優先するのは「家族との時間」と決めているという先輩ママからこんなアドバイスをいただきました。

「相手の都合に合わせて無理したり、パパとの時間を削るようなつき合いは長続きしないのではないでしょうか。生活のペースを乱さずに気持ちよくつき合える友達がいいですね。誰でもいつか同じような考えの気の合うママ友ができると思います」(30代ママ)

(2)それぞれの子どもの個性を尊重して

大人にも個性があるように、子どもは一人ひとり成長や発達の速さも度合いも違います。ママ友とのつき合いを通して、そんな当たり前のことに気づかされたと話してくれた先輩ママもいます。

「うちの子は体が小さいとか、これができないとか、ちゃんと成長しているか心配でつい比べがちでしたが、大きくなると差がなくなったり、個性として光るものになったりするんですね。成長段階にある子どもたちを比べるのは無意味なことと思い知りました」(40代ママ)

(3)写真やSNSの扱いには気をつけて

わが子が楽しそうに遊んでいる姿はほほえましく、つい写真を撮りたくなります。でもよその子が近くにいるときは「写真を撮ってもいい?」とその子のママ、パパに断りましょう。写真を撮ったら「送りましょうか」と尋ねると、おつき合いのきっかけになるかもしれません。

よその子どもやパパ、ママが写った写真をSNSにアップしたければ、きちんと許可をもらってからというのは言うまでもありませんね。

同じような子どもをもつママ、パパだからこそ分かり合えることがあり、助け合えることもあります。子どもたちの成長を一緒に見守る子育ての仲間となり、家族ぐるみで長いつき合いを続ける人たちもいます。

「素敵なママ友が見つかるといいな」くらいの気軽な気持ちで、まずは公園や児童館で隣のママに話しかけてみませんか?

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