毎日のお風呂タイムは子どもたちにとってはお湯や泡で遊べたり、よく響くから歌が上手に聞こえたり・・・。親にとっても子どもとお風呂ならでは!のコミュニケーションがとれるちょっぴり特別な時間ともいえますね。
ユージさんも娘さんとのお風呂を楽しんでいるようですよ。そしてそんな楽しい時間のなかにも、娘さんの成長を垣間見れたのだそう……今回はそんなお話です。
『お風呂でカウントテン』
最近の娘たちはお風呂が大のお気に入り!
2人で湯船に浸かっておもちゃで遊びまくってます。長女はおもちゃのスコップで水をすくってコップに入れたりするのが好きで、次女は僕に歌えとリクエストしてきます。つぶらな瞳で僕を見つめながら「ありのー!」と言ってきたら、
アナ雪の「ありの〜ままの〜姿見せ〜るのよ〜♩」と歌わなければいけません。
そしてワンフレーズを歌ったあたりで、すかさず次のリクエストが来ます。
「アンパン!」
そしたら「アンパンマンは君さ〜♩」と歌わなければいけません。リクエスト通りアンパンマンの歌を歌っていると、またワンフレーズだけ聞いて今度は「のっぽ!」。僕は出来る限りの美声で「大きなのっぽの古時計〜♩」と彼女のリクエストに応えます。まるで人間ジュークボックス状態。彼女のリクエストに応えるのに結構忙しいです(笑)。
その時、長女はまるで別世界にいるかのように自分のおもちゃで淡々と遊んでいます。
そんな2人が唯一、一緒になる瞬間があります。それは僕が数を数えた時。
「いーち、にーい、さーん、しーい、ごーお」と数字を数え出すと2人揃って手を止めて、肩まで浸かり数えている僕を見つめます。
そして「はーち、きゅーう」まで数えたら最後の10だけ一緒に大きな声で「じゅー!」と言って飛び上がります。何がすごいって、数字を数えたら肩まで入るんだよとか、10まで数えたら出ていいよとか一度も教えたことがないんです。2人とも何かしらの空気を察知して静かになって、肩まで入って最後の10でお風呂を出るんです。
これにはビックリ。おかげさまで今ではお風呂を出たがらない時は、最後の切り札としてこの“カウントテン”を使ってます。
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「お風呂で10まで数えたら出てもいい」という定番のお風呂遊び。誰からも教わることなく自然とやっている娘さん、そして号令をかけつつその様子を見守るユージパパ。さらにお風呂上がりのお馬さんごっこではしゃぐ娘さんと、“おもちゃ”になりきるユージパパ。娘さんとのお風呂タイムは、ユージさんにとってかけがえのない時間・・・ごくごく平凡な日常にある幸せこそ、大切にしたいものですね。