はじめての春 お出かけが楽しくなる赤ちゃんの服選び  

はじめての春 
お出かけが楽しくなる赤ちゃんの服選び  

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色とりどりの花が街を彩り、木々に若葉が揺れる春。柔らかな陽ざしが降り注ぐ日には、赤ちゃんとお散歩に行きたくなりますね。

とはいえ昼間は暖かくても、日が陰ったとたんに肌寒くなるのが春の気候の特徴。こんな季節には、赤ちゃんにどんな服を着せてあげるといいのでしょうか。

そこで、赤ちゃんと迎える「はじめての春」を楽しむために知っておきたい月齢別の着こなしと、お出かけの必需品について、ミキハウス日本橋高島屋店のKCA(子育てキャリアアドバイザー)原田亜紀さんに伺いました。

 

【1~3か月】生後1か月まではママ・パパより1枚多く着せてあげましょう

生まれたばかりの赤ちゃんはまだ皮下脂肪も少なくて、お世話をするママ・パパは「寒くないかな」と気になりますね。

「生後1か月までは、ほとんどの赤ちゃんがおうちの中でねんねしてすごしますから、室温を20℃~25℃ぐらいに保てばママ・パパより1枚多いぐらいで大丈夫」と教えてくださるのは先輩ママでもある原田さんです。

「生後1か月までは、短肌着とコンビ肌着の上にベビー服が基本です。汗取り用の短肌着は赤ちゃんの肌に直接触れるものですから、汗をしっかりと吸い取るやさしい素材のものを。その上に保温のためのコンビ肌着を着せます。体温調節機能が未熟な新生児期には、肌着はこの2枚を組み合わせてあげたいですね」(原田さん)

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肌着の素材は保湿性、保温性にすぐれ、よく伸びてふわっと柔らかな肌ざわりの上質な綿のニットガーゼやフライスがいいようです。

「短肌着とコンビ肌着を着せる時には、あらかじめ短肌着の袖をコンビ肌着の袖に通して2枚を重ねておけば、赤ちゃんの腕を何度も動かさずにすみますよ」と原田さん。赤ちゃんの着替えにもドキドキしてしまう新米ママ・パパにはうれしいアドバイスですね。

赤ちゃんの動きが少ない間は、おむつ替えが簡単にできるドレスタイプが便利ですが、赤ちゃんが手足をバタつかせるようになるとはだけやすくなってしまいます。

「ツーウェイオールなら、足の部分のスナップの留め方を変えるだけで、ドレスタイプにも、カバーオールタイプにもなります。赤ちゃんの成長は早いので、成長に合わせて着せ方を変えることができると長く使えます」(原田さん)

1か月検診が終わったら、お出かけの機会も増えてきます。
「外出の時にはアフガン(おくるみ)を使います。赤ちゃんの姿勢が安定して抱っこしやすいし、ちょっと肌寒い日は保温、直射日光が当たる時は日よけと赤ちゃんを守ってくれるからです」(原田さん)

アフガンは薄手で、汗を吸い取ってくれる綿の裏地のものを選んであげるといいようです。
抱っこひもやベビーカーを使うなら春、夏、秋と3シーズン使えるガーゼ素材のキャリーケープで寒さ対策とUVカットも忘れずに。

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カバーオールタイプは、ベビーカーやチャイルドシートのシートベルトを留めるときにも便利です。

春生まれの赤ちゃんには「袖丈、着丈が短めな“プレオール”も使い勝手がいいですよ」と原田さん。
「生後すぐは10分丈のぴったりサイズで赤ちゃんをすっぽり覆ってくれるし、だんだん気温が上がって体も大きくなってくる頃には7分丈で涼しく着られます」(原田さん)

まだ肌寒い日には、上に胴着を着せてあげましょう。胴着はベストのような形で、紐を結んで止めるようになっています。紐止めなら赤ちゃんに合わせて調整できるし、袖がないので着せやすいのが特徴です。

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ちなみに新生児期をすぎて、生後3か月ぐらいまでは、赤ちゃんの服は大人と同じ枚数でいいようです。

【4~6か月】寝返り期、ロンパース肌着はマストアイテムです

首が座る頃には体つきもしっかりとしてくる赤ちゃん。寝返りなど動きも激しくなり暑がりでよく汗をかくので、「肌着を1枚着せて、その上にお洋服を」と原田さんは教えてくださいます。

縦抱きで抱っこすることが多くなるこの時期、肌着はロンパースやボディシャツタイプに変えましょう。上下つながった肌着はおなかが出ないので安心です。かぶって着るタイプはスナップの数が少ないので、着替えが簡単です。

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「ベビー服は長袖でも足元が7分丈のカバーオールなら体温調節がしやすいと思います。気温が低い時にはレッグウォーマーを足すと暖かく着ることができます。あとはやっぱりベストですね。5月ごろ、あたたかい日中であれば、お部屋の中で、長袖長ズボンのカバーオール肌着の上にベストを着せるだけでもいいでしょう」(原田さん)

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5か月、6か月になるとよだれが増えてくる赤ちゃんもいます。コーディネートのアクセントになるかわいいよだれかけをかけてあげると、服も汚れにくくて一石二鳥。お出かけには肩から掛けてあげるだけのマントやケープが便利です。

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【7~9か月】おすわり期、はいはい期の赤ちゃんにはセパレートタイプを

赤ちゃんの動きがますます激しくなってくるおすわり期、はいはい期になると、おなかがつながったカバーオールタイプのお洋服を卒業する赤ちゃんが多いようです。

「寝返り期と同じボディシャツタイプの肌着でおなかをカバーしたら、上に着る服はセパレートタイプにしてはどうでしょう。上は長袖Tシャツにして、男の子はパンツ、女の子だとレギンスやスカート付きのパンツを合わせます。オーバーオールやジャンパースカートでもかわいいですね」(原田さん)

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シャツとボトムスでコーディネートすると、ちょっぴりおませな表情にも見えてくるから不思議なものです。ママ・パパは服を選んであげる楽しみが増えそうですよ。

赤ちゃんはますます汗をかきやすくなりますから、体温調節をこまめにしてあげたいですね。ベストやカーディガンなど脱ぎ着が簡単なはおりものを用意しましょう。
「外出する時には、紫外線を90%カットしてくれる薄手のポンチョやマントがあると重宝するし、軽くてソフトなウインドブレーカーも長く使えます」(原田さん)

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【10~12か月】たっちを始めたら、プレシューズであんよの練習も

活発に動いてもおなかがでないロンパースやボディシャツタイプの肌着はおうちにいるならトイレトレーニングを始めるまで使いますが、4月から保育園に行く場合、肌着はTシャツタイプを指定されることが多いようです。入園のしおりなどでチェックしておきましょう。

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この時期に必要なアイテムとして原田さんが挙げるのはプレシューズです。
「つかまり立ちを始めたらプレシューズを用意してあげると、靴を履いてあんよする時の練習になります。まだ骨や筋肉が発達していないデリケートな赤ちゃんの足を、やさしく保護しながらはだしで地面を歩く感覚を伝え、足の発達を促します。プレシューズは足の発達を妨げないように、はだしに近い感覚のものが理想です」(原田さん)

赤ちゃんのあんよをサポートする大切な一足は、実際にショップに足を運び、実際に赤ちゃんの足に合わせて選んであげたいですね。よちよちあんよを始めたら、ファーストシューズに履き替えて、春の公園であんよの練習をするのも楽しそうです。

春のお出かけのために用意したいもの

気温が高くないので忘れてしまいがちなのが紫外線対策です。紫外線は春も真夏と同じように降り注いでいます。
「春のお出かけには帽子が必需品です。汗っかきの赤ちゃんのために通気性がよく、つばが広い帽子をかぶせてあげましょう。足元が出ているならレッグウォーマーを履くと、皮膚に当たる紫外線量をカットできます」(原田さん)

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UVカットミルクも肌にやさしい赤ちゃん用のものがあります。
「UVカットミルクは肌が露出している部分に均一にやさしく塗ってあげてください。だいたい2時間ぐらいを目安に塗りなおすといいようです」(原田さん)

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また離乳食が始まった赤ちゃんのためには、水分補給のために湯冷ましや麦茶が必要です。月齢に合わせて乳首型、スパウト型、ストロー型と飲み口を変えられるマグを用意して、専用のマグポーチに入れて持ち運べば水漏れの心配もありません。

原田さん自身も経験があるそうですが、初めての子育てはいろいろ気をつかうので出かける時の荷物が多くなりがち。「マザーバッグは大きめのものを用意すると使いやすい」と原田さんはおすすめしています。

急なお出かけや緊急時でもさっと持って行けるように、マザーバッグには日頃から必要なものをきちんと入れておきましょう。

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今ではベテラン販売員の原田さんですが、「初めての子育ては大変だった」と振り返ります。

「赤ちゃんが小さいうちは、寝不足がつらいですよね。でも赤ちゃんの成長って本当に早くて、生まれた時にはねんねしているだけだった赤ちゃんが1年経ったら歩いているんです。今は1日1日を大切に手間ひまかけて愛情をたっぷり注いで、育児を楽しんでいただきたいと思います」(原田さん)

はじめての赤ちゃんなら、ママもパパも新米なのは当たり前。2人で助け合いながら子育てを頑張ってくださいね。全国のミキハウスのショップで原田さんのようなKCA(子育てキャリアアドバイザー)がママ・パパのご相談をお待ちしています。

 

【プロフィール】
原田 亜紀(はらだ あき)
ミキハウス日本橋高島屋店勤務。KCA(子育てキャリアアドバイザー)の資格を持つ。2003年、大学卒業と同時にミキハウス入社。2007年に店長となり、2009年に結婚、2014年女の子を出産。職場復帰後は子育てをしながら時短勤務でKCAとして活躍中。ママとして気をつけていることは、娘を毎日たくさんハグすることと、ちゃんと話を聞いてできるだけほめること。ショップでの接客は「はじめての出産、子育てを控えたお客さまの不安を取り除けるように、赤ちゃんとの生活を具体的に伝え、必要なものを選んでいただくように」と心がけている。

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