赤ちゃんとのお出かけを快適、便利に ベビーカーはライフスタイルに合わせて選びましょう

赤ちゃんとのお出かけを快適、便利に
ベビーカーはライフスタイルに合わせて選びましょう

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ベビーカーは赤ちゃんを乗せて押すのはもちろん、かさばりがちなママバッグなど荷物も積むことができるママ・パパのお役立ちアイテムです。国内外さまざまなメーカーから出されていますが、どういう基準で選ぶのがよいのでしょうか? MIKIHOUSE MUM&BABY越谷イオンレイクタウン店マネージャーの梨本幸裕さんに最新のベビーカー事情とベビーカー選びのポイントを伺いました。

 

乗り心地と操作性のよさが優れたベビーカーの基本です

この数年、タイヤやシートの形状などを工夫して、使いやすさを追求したベビーカーが数多く登場しています。また海外ブランドのベビーカーを愛用するママ・パパも珍しくなくなりました。

ミキハウスベビークラブ会員の方々を対象に行なった今夏のアンケート調査(回答者合計7189人)でも、ベビーカーを利用している4334人の現役ママのうち、コンビを使っている人が1532人、アップリカ1328人、ピジョン443人、エアバギー29人と日本のブランドの愛用者が約77%を占める中、ドイツのサイベックスが94人、イギリスのジョイーも70人と海外ブランドを使っているママ・パパも一定数見られるようになっています。見た目も機能もさまざまなベビーカーの中から、我が子にとって最も安全・快適で、ママ・パパには使いやすい1台を見つけるために、ママ・パパは何を基準にすればいいのでしょうか 。

ママの利用しているベビーカーのブランド
ベビーカーとパパ

梨本さんはこう言います。

「まず、ベビーカーの種類として、進行方向を向いて乗せる『背面』タイプと、ハンドルやシートを入れ替えることでパパ・ママと赤ちゃんが向かい合わせで、顔を見ながら安心して押すことが出来る『対面』と『背面』両方使える『両対面』タイプがあります。『背面』タイプはハンドルが切り替わらない代わりに、フレームが固定されていることで押しやすさと安定感があり、シンプルな構造のためベビーカー自体の重さも比較的軽くなります。一方で赤ちゃんを常に見守りながら押したい方には『両対面』タイプがおススメです」(梨本さん)

また、赤ちゃんの座る向きとともに大事なポイントは、ベビーカーは持ち歩くのではなく「赤ちゃんを乗せて、押して歩く」という点。

「ベビーカー自体の重さが気になる方も多いと思いますが、タイヤの大きさやフレームの構造で乗り心地、押しやすさは大きく変わります。ベビーカーは押している時に軽く感じること、スムーズな操作ができることが重要です。また小回りがきいて、思い通りにキビキビ動かせる、段差につっかかりにくいなどが、赤ちゃんの乗り心地にもつながってくるのではないでしょうか」(梨本さん)

安全性の高いしっかりした構造でなくては、押しやすさや操作性、機動性を実現するのは難しそうです。また以前は国産ブランドでよく見かけた1本の脚に2個のタイヤが付いている「ダブルタイヤ」は、安定性を高めるために使われていましたが、タイヤ、フレームなどの構造や精度が向上した最近では、操作性のよい「シングルタイヤ」のものが主流になりつつあるとか。

「この他に考えていただきたいポイントは、ベビーカーは赤ちゃんが座っているだけではなくて、眠ってすごすことも多いものだということです。1歳、2歳をすぎても子どもはお昼寝をしますし、お出かけの間に眠ってしまうのはありがちなこと。背もたれがしっかり倒せて楽な姿勢で眠れることも大切な要素です」(梨本さん)

ベビーカーに乗った赤ちゃん

衝撃を感じにくく、スムーズに動くベビーカーに乗っていれば、心地よくて眠ってしまう赤ちゃんも多いでしょうね。

「また、赤ちゃんがベビーカーに乗ることを楽しめるように、早くからベビーカーに慣らしておくといいでしょう。抱っこが重たくなってきてからベビーカーを使うというのでは、安心して乗ってくれるのに時間がかかってしまうかもしれませんよ」と梨本さんはアドバイスしてくださいました。

失敗しないベビーカー選びは、暮らし方や環境に合わせること

ベビーカーを押すパパ

操作性や機動性の他に、収納性の高さもベビーカーを選ぶ上では重要な条件となってくると梨本さん。どれを重視するかはそのご家庭によって違ってきます。つまり自分たちのライフスタイルや環境にあったタイプを選びたいものです。

「例えば、赤ちゃんとの日常生活のほとんどが徒歩圏内なら重量があっても、操作性、走行性にこだわったベビーカーにするといいでしょう。車や公共交通機関を使う機会が多いとか、家の玄関にベビーカーを畳んで置きたいという場合は、折りたたみが簡単でコンパクトに収納できるものが使いやすいと思います。対面式への切り替えやハンドルの高さにこだわるなら多機能タイプがおすすめですね」(梨本さん)

それではここでそれぞれのパターンごとに代表的なブランドを取り上げ、求められる性能について見ていきましょう。

 

【徒歩圏内の移動が多いママ・パパのための3輪ベビーカー】

3輪ベビーカー

徒歩圏内の近所の公園やお店に行くために使うことが多いなら、とにかく走行性の良さにこだわりたいもの。3輪ベビーカーは、前が1輪で小回りがきいてコントロールしやすい上に、エアタイヤ、サスペンションなどが装備されたものが主流になっていますから、衝撃吸収率が高く赤ちゃんも乗り心地が良く快適です。

ベビーカーの1輪部分

重量やタイヤのクッション性がそれぞれに違うので、家の周りの道路の状況や使い方を考えて選ぶといいでしょう。最近特に人気を集めているエアバギーの3輪ベビーカーは、手元で速度調整ができるハンドブレーキが付いて、厳しいヨーロッパの安全基準もクリアしています。

 

【移動や収納に便利な三つ折りベビーカー】

三つ折りベビーカー

ベビーカーは便利だけれど、ママだけでは車に載せるのが難しいとか、たたんでバスに乗ることが多いとか、狭い玄関に置くと場所をとって困るという場合に便利なのが、コンパクトに折り畳める3つ折りベビーカーです。

折りたたんだベビーカー

たとえばフランスのブランド、ベビーゼンから発売されているyoyo(ヨーヨー)シリーズ。片手で簡単に折りたためて飛行機の荷物棚に収まるほどのサイズ感なのに、赤ちゃんを乗せた時の頑丈さと操作性は折り紙付き。持ち上げやすい形状で、赤ちゃんをしっかりとホールドするシートベルトとシート部分の微妙な傾斜には安全性への配慮が行き届いています。日本でも三つ折りベビーカーの定番として根強い支持を集めているyoyoですが、最近は国産メーカーもコンパクトさを追求した同様の製品を発売しています。

 

【見た目も使い勝手にもこだわりが詰まった多機能ベビーカー】

多機能ベビーカー

デザイン性と高級感で人気の高いベビーカーが、ドイツのサイベックスのmios(ミオス)シリーズです。すっきりとした細身の美しいフォルムには意外なほど多様な機能が搭載されていて、月齢を問わず使いやすいとユーザーの高評価を得ています。

多機能ベビーカー

小さな赤ちゃんのために便利な対面シートへの切り替えも可能。押す人の好みに合わせてハンドルの高さを替えられたり、赤ちゃんの成長に合わせて足元のシートを伸ばせたり、さらに日本の夏でも快適なメッシュシートと様々な工夫がされている上に、他のブランドに比べてやや大きめに見えるサイズ感も、実は自動改札機を軽々と通り抜ける幅というから、言うことなしの機能性ですね。

昨今の育児用品の進歩には目を見張るものがあります。それに伴って、バリエーションも増え、ママ・パパは選択肢が広がって嬉しい反面、どれにしたらいいのか迷ってしまうということもあるようです。記事中でご紹介した梨本さんのアドバイスを参考に、ご自分たちにぴったりの、長く愛着を持って使えるベビーカーを選んでいただけると幸いです。

ママ・パパと赤ちゃんに最適の1台を見つけたら、ベビーカーを押して、公園へ街へとお出かけしましょう。家族の楽しい思い出がたくさんできそうですね。

 

ベビーカーとパパ

【プロフィール】
梨本幸裕(なしもと ゆきひろ)MIKIHOUSE MUM&BABY 越谷レイクタウン店 マネージャー 
ベビーカー、チャイルドシート担当のバイヤーとして、“赤ちゃん・お子さまにとって、大切な「安心・安全・快適・クオリティーの高さ」”を重視してバイイングをしています。昨年生まれた3男、小学生の長男・次男の育児に格闘中。

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