「妊活が広がることで社会がよくなる」と答えた人75%
―「妊活アンケート2014」結果発表

2014.12.17

ミキハウス編集部

ミキハウスでは、昨年に引き続き「ミキハウスBCP」会員のみなさまに「妊活アンケート2014」を実施しました。

いまでは「妊活」という言葉は、多くの人が知っています。ただ、一口に妊活と言っても、「基礎体温をつける」「食生活に気をつける」といったものから、本格的な生殖補助医療までさまざま。そのため、費用や期間も人それぞれであること、多くの人が妊活中にストレスを感じたことなどがわかりました。一方、昨年同様に、夫のほとんどが妊活に協力的だったという結果も。昨年のデータを交えながら、今回調査をしてわかった妊活の実態を見ていきましょう。

調査期間 2014年11月10日~11月16日
調査対象 ミキハウスBCP会員のうち、お子さんのいる方、現在妊娠中の方
調査方法 会員向けインターネット調査
有効回答件数 1881人

 

妊活した人の割合は昨年よりやや減少

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今回の調査で、「妊活をしましたか」の質問に「はい」と答えた人は58.5%。2013年の69.4%より値は低くなりました。
スタートした年齢は、平均30.25歳、妊活期間は平均11.34ヶ月となりました。ちなみに昨年は、平均35.7歳、平均15ヶ月という結果でした。
妊活を始めたきっかけについては、「年齢が気になりはじめたから」がいちばん多く、64.4%。次に「まわりの友人や親類が子どもを産みはじめたから」が25.1%と続き、前回調査と同様の傾向になりました(前回調査では、「年齢~」が58.7%、「まわりの友人~」が17.7%)。
始めたきっかけについて、次のような理由を挙げる人もいました。「結婚式が終わったから」「子どもがいないことで、何をしているの?というようなことを義理の両親や祖母に言われてストレスになっていたから」「自分が妊娠しにくいかもしれないと感じていたから」。

妊活を始めたときに取り組んだことについては、以下のとおりになりました(複数回答あり、カッコ内は2013年の調査結果、以下同)。
上位に挙がったのは、「基礎体温をつける」60.6%(78.5%)、「葉酸などの栄養素を積極的にとる」31.2%(44.2%)、「体を冷やさないようにする」35.9%(34.6%)、「産婦人科などを受診する」30.5%(40.4%)、「食生活に気をつける」27.5%(30.5%)。

また、妊活に夫は協力的だったかを聞いたところ、92.4%が「はい」と回答。昨年の91.2%より微増となり、多くの人が夫婦でしっかりと妊活に取り組んでいる様子がわかる結果となりました。

妊活にかかった費用は「0円」19.2%、「1円~10万円」57.2%、「11万円~50万円」8.9%、「51万円~100万円」5.2%、「101万円~150万円」3.8%、「151万円~300万円」3.4%、「300万円超」2.4%という結果に。約8割が10万円以内の妊活を行っていますが、なかには不妊治療をすすめることで非常に高額になるケースもあることが明らかになりました。

妊活経験者の中で、病院での不妊治療を行ったのは33.9%。その内容については、「タイミング法」と答えた人は88.8%。約9割の人が医師のアドバイスのもと、初期のステップであるタイミング法を実施したことがわかりました。さらにその先のステップを経験した人は、「人工授精」36.4%、「体外受精」26.8%、「顕微授精」19.6%でした。

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