赤ちゃんと一緒でも大丈夫!「年末の賢い帰省術」~先輩ママに聞いてみました。

2013.12.10

ミキハウス編集部

今年も残すところあとわずか。年末年始のお休みを実家で過ごすという人も多いでしょう。そこで心配になるのが、赤ちゃんを連れての移動。この時期は混雑するうえに、お土産や子どもの着替え、自分たちの身の回りのものなどで荷物も多いはず。そんな状態で赤ちゃんがぐずったり、泣きやまなかったりしたら、どうしたらいいかわからなくなってしまいますよね。

そんなことにならないために、先輩ママの皆さんに赤ちゃん連れでも快適に旅ができるテクニックを教えてもらいました。帰省のためにグッズを用意したり、気持ちの準備をしたり…いろいろと役に立つアイデアをご紹介しましょう!

こちらも参考にしてみてください
赤ちゃんと一緒でも大丈夫!「年末の賢い帰省術」~各交通機関に聞いてみました。

 

●離着陸時にはおっぱいを(Mさん)

飛行機で夫の実家に帰省しました。「離着陸時はおっぱいを飲ませたほうがいい」と聞いていたので、そのとおりにすると泣くことはありませんでした。高度差で耳が痛くなるから、何かを飲み込ませないといけないんですよね? 今は大きくなったのでジュースを飲ませたり、あめをなめさせたりしています。「離着陸時は授乳」はマストの技なんですね! 覚えておきましょう。

●トイレの近くの席を確保する(Iさん)

おむつ替えをする場合に備えて、飛行機ではなるべくトイレの近くの席を確保するようにしました。おむつ替えの台にクッションがなく、硬いケースもあるので、おむつ替えマットを持参。これはタオルでも代用可能だと思います。飛行機の場合は、トイレが使用できる時間も限られているので注意が必要ですね。

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●授乳用ケープはやっぱり必需品(Tさん)

いつも持ち歩いていることが多いのですが、帰省時にも授乳用のケープは欠かせません。新幹線での授乳は「多目的室」が便利なのですが、帰省時には先客があって、すぐに使えない場合もあるので。おっぱいは私の“最強の武器”(笑)、どんな場所でもさっとケープを出して、授乳できるようになりました。多目的室は、小さい子をもつ家族のほか、体の不自由な人、具合の悪い人も使うスペース。運よく使えたら問題ないですが、混雑する時期なので使えない場合の準備もしておきましょう。

●競争率は高いけど…“ベッド”の事前予約を狙う(Kさん)

飛行機ではベビーバシネット(赤ちゃん用ベッド)を借りて、スクリーン下の席を確保するのがベスト。うちの子は、バシネットではなかなか寝てくれなかったのですが、足もとにスペースがあるので、床にシートを敷いて、ちょっと座らせることもできるので便利な席だと思います。競争率は高いんですけどね。バシネットとは簡易的なベッドで、壁に取り付けることができるもの。スクリーン下など付けられる場所が決まっていて、バシネットを借りるには事前予約が必要です。

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●機内の赤ちゃん向けサービスはさまざま(Yさん)

ミルク用のお湯はCAさんにお願いして持ってきてもらいました。ちゃんと適温だったのには驚き。事前予約が必要ですが離乳食や幼児食もあるそうです。少し荷物が減らせるだけでもうれしいから、今度利用しようと思っています。そのほか、オリジナルのおもちゃがもらえたり、絵本を貸してもらえたりというサービスも。CAさんに声をかけてみるといいですね。

●子どものスマホ好きを利用して…(Tさん)

3歳過ぎた今は、iPhoneがかなりお役立ちです。ディズニーアニメを入れておいて、新幹線でも飛行機でも見せています。ヘッドフォンをすれば静かだし、集中してじっとしてくれるので。ポータブルDVDプレイヤーを持っていたこともありましたが、大きすぎて実用的ではなかったですね。スマホに入れた動画は持ち運びに便利。子どもってビデオやアニメが好きですから、帰省するときにはその好奇心を利用するのも手ですね。

●状況を見ながら“動けるときに動く”(Oさん)

1歳すぎの歩きたいさかりのときがいちばん大変でした。全然じっとしていなくて、言葉で言ってもわかってもらえず…(笑)。上空に行ったら、ドアのあたりをずっと伝い歩きさせたり、機内の後ろのほうへ行って、CAのお姉さんに遊んでもらったり。かわいがってもらえて上機嫌でした。じっとしているのが難しかったら、機内を歩くというのもアイデアですね。ニコニコと子どもが笑顔を振りまいていたら、お客さんの目も優しくなるはずです。でも、安全には十分気をつけて。

●子連れが選ぶ定番シートは…(Nさん)

バシネットは付けられないのですが、私は飛行機では後ろの席を選ぶようにしています。頻繁に席を立ってもまわりの迷惑にならないし、リクライニングを倒せるので。トイレも近いですし。新幹線の場合も車両のいちばん後ろといちばん前の席は人気とのこと。「荷物が置けるし、デッキに近いから」というのがその理由でした。

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●“乗る前に遊ぶ”が幼児の鉄則(Aさん)

空港のキッズスペースで飛行機に乗る前に、たくさん遊ばせています。そうすると、疲れて機内では寝てくれるので。親も楽だし、子どももフラストレーションがたまらず、おすすめです。機内ではどうしても座っていなくてはならない時間があるので、先に遊ばせておくのはいいアイデアですね。

●荷物をなるべく少なくするために宅配を利用(Nさん)

子どもの衣類やグッズはもちろん、自分や夫の荷物もなるべく先に実家に送っておくようにしています。お土産も事前にデパ地下で買って送付。さすがに夫の実家の場合は失礼かなとも思いましたが、義母に説明してくれたら「そうよね」とわかってもらえました。ベビーカーは持っていきません。荷物になるし、私の故郷は地方なのでいつも車で移動するから。チャイルドシートはその都度借りていたのですが、両親が買ってくれました。
なるべく身軽でいたほうが、公共交通機関を使う移動には向いていますよね。ベビーカーは必要と思ってしまいがちですが、帰省先での行動を考えてみて、検討してみるのもいいかも。実家にもう一台ベビーカーを置いておくのもありです。

●子どもの生活リズムを優先してスケジューリング(Aさん)

年末の帰省シーズンは空いている時間帯はないと考えたほうがいいかなと思います。だから、子どもの生活リズムを基準に飛行機や新幹線のチケットをとるようにしています。うちは授乳の後すぐに寝る子なので、お昼のミルクタイムが出発時間だとちょうどいいですね。私の友人には、ふだんより授乳時間をずらして、飛行機に乗っている間はぐずらないよう調整するという人もいますよ。
赤ちゃんのリズムに合わせるのも大事なことですね。無理をしてしまっては、子も親もたいへんですから、前もって計算して旅行の計画を立てましょう。

●“特別な日”として楽しく子どもと準備(Mさん)

帰省などの長い移動の場合は、いつも極力我慢させていることを解禁しています。付録付きの子ども雑誌を購入したり、本人が選んだ好きなお菓子を買ったり。旅の気分を盛り上げて、当日を迎えるととてもおりこうにしてくれます。
少し大きくなって親の言うことがわかるようになったら、こんなやり方を試してみるのもいいかもしれませんね。

●まわりの人に先に声をかけておく(Iさん)

席の前後左右の人に「ご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが…」と一言挨拶しています。先にこう言っておくと、ぐずったときもまわりは温かく見守ってくれる感じがします。CAさんに「わざわざご挨拶いただいてありがとうございます」と言われたこともあります。
挨拶をしていたおかげで、「子どもの具合が悪くなってしまったときに、隣に座っていた年配の女性にたいへん親切にしてもらった」という声もありました。

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●パパのがんばりが楽しい帰省の大きなカギに(Dさん)

帰省のときに家族みんなが気持ちよく過ごせるかどうかは、パパのがんばりによるところが大きいのでは? うちのパパは普段からだっこひもで散歩することに慣れているので、子どもが新幹線の車内でご機嫌斜めになったときもすぐに立ち上がってデッキへ。二人が交代で面倒をみていれば、意外とすぐに目的地に着くと思いますよ。
いつもは仕事に忙しいパパも、こんなときこそ“イクメン”ぶりを発揮するチャンスかも。混み合う帰省時だからこそ、決してケンカなどせず協力できたら、絆が深まるかもしれませんね。

前もってスケジュールを立て、グッズを準備することも大切ですが、まわりの人への気遣いの気持ちや、幸せな気分で旅することができるよう、パパとママが家族を思う気持ちも大事なのですね。おじいちゃんやおばあちゃんに元気な笑顔を見せられるよう、これらのアイデアを参考にして、ふるさとへ帰ってみてはいかがでしょうか?

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