赤ちゃんのおもちゃの選び方
遊びながらたくさんのことを学ぶ赤ちゃんのために、
成長にあわせたおもちゃの選び方や、
安全や衛生面で気をつけるポイントをご紹介いたします。
赤ちゃんにとって、遊びは学びです。
赤ちゃんにとって、おもちゃはとても大切なもの。
かたちにふれる、色を知る、音を感じる、コミュニケーションを育む、ママやパパといっしょに遊ぶ…これらは、赤ちゃんが体験するはじめての社会生活です。
このページでは、遊びながらたくさんのことを学ぶ赤ちゃんのために、おもちゃの選び方などをご紹介いたします。
1. どんなおもちゃがいいの?
成長段階にあわせて正しく選んで、
幅広く体験させてあげましょう。
赤ちゃんのおもちゃを選ぶ際、気をつけたいチェックポイントをまとめました。
以下のポイントに気をつけながら、ママやパパが選んだいろいろなおもちゃで、幅広い体験をさせてあげてください。
おもちゃ選びのチェックポイント
- お口に入れても問題がない
- 音がやさしい
- STマーク、CEマークがついている
- ※STマーク=日本玩具協会が定めた基準を満たしたおもちゃに与えられる安全の印。
- ※CEマーク=すべてのEU加盟国の基準を満たす商品に付けられるマーク。
2. おもちゃを用意する時期は?
成長にあわせて、適切に選んであげましょう。
かわいいおもちゃは、出産準備の段階から気になりはじめるもの。とはいえ、赤ちゃんがおもちゃを使って遊びはじめるのは、生後4か月前後くらいからになります。では、その頃に買えばいいかといえば、それも少しちがいます。「実際にはいつ頃からおもちゃを用意すればいいの?」「成長にあわせた選び方ってあるの?」というママやパパの疑問に、時期別でお応えします。
【生まれる前】やさしい音が鳴るおもちゃ
赤ちゃんとの遊びは妊娠時からはじまります。お腹の中の赤ちゃんは外の音をしっかり聞いているそうです。
そこでおすすめなのがやさしい音が鳴るおもちゃ。お腹に向かって鳴らして、コミュニケーションをとってみるのもいいかもしれません。
【生まれてすぐ】肌ざわりもやさしいおもちゃ
生まれてから間もない赤ちゃんは、視覚も聴覚も十分には発達していません。
赤ちゃんに刺激を与えない、肌ざわりのやさしいおもちゃを選んであげましょう。
やさしい色味、動きがおだやかなもの、オルゴールのような音色が出るものがおすすめです。
【生後3か月頃】ラトルや歯がため
この時期になると赤ちゃんは首がすわってくるため、からだを動かし、いろいろなものを目で追いはじめます。おすすめはラトルや歯がため。赤ちゃんが握りやすいよう、小さくて軽いものを選んであげてください。
なんでも口に入れたがる時期なので、お口に入れても安全なもの、洗って使えるものを選ぶことも大切です。
【生後6か月頃】ボタンを押して音を楽しむおもちゃ
この時期になると、はいはい、おすわりをはじめ、ものがしっかりとつかめるようになり、
ものの質感や、色、大きさのちがいなど、認識できるものがぐっと増えます。
おすすめは、サイズや色がちがうボタンを押すと、音楽が鳴るタイプのおもちゃ。赤ちゃんは「ボタンを押す→音が鳴る」という、「原因」と「結果」によろこびます。振ると音が出る絵本など、繰り返し自分で操作できるものもよいでしょう。
【1歳前まで】手押し車やプルトーイ
この時期になると、赤ちゃんはつかまり立ちをはじめます。でも、からだのバランスをとることはまだまだ苦手。歩くことが楽しくなる手押し車やプルトーイを用意することで、歩き出すきっかけをつくってあげましょう。
【1歳のお誕生日プレゼントに】積み木やパズル
1歳になると、赤ちゃんは、つまむ、たたく、積む、くずす…など、たくさんの動きを覚えます。この時期におすすめなのは、積み木やパズルのおもちゃ。
また、カラフルな色目と優しい音色を奏でるシロフォンなどの打楽器もおすすめ。お子さまと一緒に楽しめるおもちゃです。はじめてのお誕生日プレゼントにいかがでしょうか。
3. 衛生的に気を使うことは?
まずは材質をチェック。
小まめなお手入れも大切です。
赤ちゃんは、口の感覚が発達しているため、なんでも口に入れて感触を確かめたがります。おもちゃを選ぶときは口に入れてもよい材質なのかをしっかりチェックしてあげましょう。
また、おもちゃの箱の裏側などには、それぞれに必要なお手入れ方法の記載があります。必ず確認して、小まめに適切なお手入れをすることが大切です。
4. 誤飲防止のために気をつけることは?
おもちゃは小まめにチェックしてください。
赤ちゃんが関係する家庭内での事故の多くは、食べ物ではないものを誤って飲み込んでしまう「誤飲」です。
おもちゃに関して言えば、「おもちゃが壊れていないか?」「小さなパーツが外れたりしていないか?」などを、小まめにチェックしておくことが大切です。
もし、誤飲したことがわかったら、すぐに医師に相談してください。