【座談会】日本在住のグローバルママに聞きました!
日本は子育てするのに、良い国? 厳しい国? part 1

2014.10.08

ミキハウス編集部

少子化が進む日本。その理由の一つに、「子どもを育てる環境が整っていない」ことを挙げる人も多いでしょう。しかし、日本人だけの視点では客観的に評価できない部分があるかもしれません。そこで今回は、日本在住のニュージーランド、スウェーデン、ロシア、中国出身のママたちに、母国の子育て支援の状況や、実際に日本で子どもを産み、育てるなかで感じたことをうかがいました。
意外にも(?)日本の良い点も多く飛び出した座談会。例えば、ロシア出身のエレナさんは、「日本の産婦人科病院は、まるでホテルのように妊婦に優しく、出産をケアしてくれた」と語ります。一方で、「日本の産婦人科の医師は、妊婦の体重の増減に神経質すぎるのでは?」という声も。さらに子育てについては、どの国も子どもに対する“しつけ”への価値観、考え方が変わってきているようです。子どもたちのケンカをわざと見て見ぬふりをして、子ども同士で解決することに導く日本の保育園や幼稚園の先生の温かい眼差しには、どの国のママさんたちも感心しているようです。さて、ほかにはどんな話で盛り上がったのでしょうか?


【座談会メンバー】

ジェシカさん

Jess Tajima(ジェシカ・タジマ)さん/35歳、ニュージーランド出身。日本に来て11年。インターナショナルプリスクールで3歳のクラスを担当するほか、芸能活動も。日本人の夫と、6歳の長女、3歳の長男、5か月の次女の5人家族。

ウルリカさん

柚井ウルリカ(ゆい・うるりか)さん/46歳、スウェーデン出身。日本に来て25年。空手師範の日本人の夫とともに道場を運営するほか、翻訳者・ビジネスコーディネーターとして、日本と母国をつなぐ仕事にも積極的に取り組む。16歳、13歳、6歳の3人の娘の母。

エレナさん

Elena Kazama(エレナ・カザマ)さん/33歳、ロシア出身。日本に来て10年。主婦業のかたわら、モデル活動も行う。日本人の夫と、6歳と4歳の娘2人の4人家族。

蘭華さん

坂口蘭華(さかぐち・らんか)さん/42歳、中国出身。日本に来て10年。専業主婦。日本人の夫と、18歳の長女と9歳の次女の4人家族。今回は、長女の玲華(れいか)さんも座談会に飛び入り参加。子どもの立場から、中国と日本の教育環境の違いについてコメント。

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