赤ちゃんとはじめての温泉&お泊り旅行

赤ちゃんとはじめての温泉&お泊り旅行

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大忙しの毎日を送る子育て中のママとパパ。たまには温泉でゆっくりしたいと思っても、赤ちゃんへの負担や慣れない場所でのお世話を考えるとなかなか決心がつかないもの。でも頑張っているママ・パパだからこそ、息抜きは必要ですね。

そこで今回は家族で温泉に行く時の宿選びと入浴・食事などの際に気をつけたいことについて、赤ちゃん連れでも安心して泊まれる「ウェルカムベビーの宿」の認定事業を行っているミキハウス子育て総研株式会社の横溝衣里さんに伺いました。

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<プロフィール>
横溝 衣里(よこみぞ・えり)
ミキハウス子育て総研株式会社 認定事業担当 課長 ミキハウス子育て総研では、”子育てファミリーの居心地のいい社会“を目指して、多世代共生の暮らしを提案しています。中でも赤ちゃん連れのための設備と体制を整えた宿泊施設を「ウェルカムベビーのお宿」として認定する活動は、観光庁でも取り上げられ、全国に拡がっています。

 

はじめての旅は「宿」で決まる?

はじめての旅は「宿」で決まる?

2019年にミキハウス子育て総研が行った赤ちゃん連れの旅行に関するアンケート調査で、「(赤ちゃんとの)はじめての旅行ではどこに泊まりましたか?」と尋ねたところ、1位は旅館(36.4%)。2位にリゾートホテル(36.4%)、3位はシティホテル(12.3%)と続いていて、小さな子どもを連れた旅行では、宿泊先に旅館が選ばれているということがわかります。

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ミキハウス子育て総研で「ウェルカムベビーの宿」の認定事業を担当する横溝さんは子育てファミリーに旅館が好まれる理由として「1歳から3歳までのお子さまと慣れない場所に泊まる場合、ママ・パパさんが1番気になるのは安全性が確保できるかということ。その点、旅館は畳の部屋が多いので、赤ちゃんがハイハイしても汚れる心配がないし、お布団で添い寝ができるから安心なのでしょう」と分析しています。

「子ども連れの旅行では、宿泊施設に滞在している時間が比較的長くなりがちです。ママ・パパが安心してすごすために、小さな子どもさんに配慮した安全対策が行き届いていることは赤ちゃん連れの宿泊先として欠かせない要素です」(横溝さん)

畳の部屋なら、ベッドやソファからの転落を心配する必要もなく、また目が行き届きやすいので赤ちゃん連れには向いています。リラックスしたいママ・パパにとって、和室のある旅館をチョイスするのは自然なことかもしれません。

また横溝さんによると「最近は靴をぬいで過ごすことができ、赤ちゃん連れでもくつろげるローベッドを置いた洋室も増えてきて、宿泊施設の選択肢が広がりつつある」(横溝さん)とのこと。

気になる感染症対策については「施設ごとにしっかり勉強し、対策を講じている」(横溝さん)ようですが、個室以外の場所ではマスクを着用し、部屋に戻ったら手を洗うなど、施設内でも基本的な感染症対策は心がけたいものです。

温泉はいつから入れる?

温泉はいつから入れる?

泉質は刺激の少ない単純温泉が安心ですが、大人が普通に入れるのであれば酸性でもアルカリ性でもあまり気にすることはないようです。ただし、どの泉質でも最後にシャワーで温泉の成分を洗い流してあげましょう。

赤ちゃんを温泉に入れる時に最も注意したいのは、お湯の温度です。大人にはちょっとぬるいぐらいの38℃前後が適温ですから、周りに気兼ねせずに温度調整ができる内風呂や貸し切り風呂などがいいかもしれません。

赤ちゃんは長湯をすると、のぼせて具合が悪くなることもあります。お風呂に入れている間は赤ちゃんの様子に気をつけ、数分程度で切り上げるようにしましょう。

また洗い場が滑りやすくなっていることがあります。赤ちゃんを抱っこしたママ・パパが転倒すると、赤ちゃんも危険です。足元にはくれぐれも気をつけて。

横溝さんに“オムツの取れていない赤ちゃんが温泉で入浴する時の4つの方法”を教えていただきました。月齢や宿泊施設の設備、方針に合わせて、無理のない方法を選びましょう。
首がすわった赤ちゃんの場合、赤ちゃん用のベビーチェアが備え付けてあるか、事前にチェックしておくことをおすすめします。

1 内風呂でベビーバスを使う

まだ首が座っていない赤ちゃんなら、部屋の内風呂でベビーバスを使って沐浴させてあげましょう。お風呂に入ったことがない赤ちゃんにはストレスが少ない方法です。

ベビーバスは自宅から持参してもいいのですが、ただでさえ荷物が多くなってしまう赤ちゃん連れの旅行でお風呂道具まで持っていくのは大変です。宿泊施設でベビーバスを貸し出しているところもありますから、予約する時に問い合わせてみましょう。

2 内風呂もしくは部屋の露天風呂に家族と入る

自宅でもお風呂に入っている赤ちゃんなら、ママ・パパと内風呂を使ってもいいですね。最近は部屋に露天風呂が付いたプランもありますから、家族で露天風呂を楽しむこともできます。

3 貸し切り風呂に家族と入る

時間制で貸し切り可能な家族風呂を備えた宿泊施設もあります。周囲に気兼ねすることなく、湯温も思いのままに調整できるので安心です。

4 大浴場でママもしくはパパと入浴する

宿泊施設によっては、“オムツの取れていない赤ちゃんでも大浴場の利用可”と定めているところもあります。赤ちゃんを大浴場に入れるなら、直前に排せつしたことを確かめましょう。

「大浴場を使うなら、脱衣場でオムツを外したら必ずおしりふきでおしりをきれいにし、シャワーでしっかり洗い流してから入浴してください」(横溝さん)周りの人たちへの心遣いも、温泉を楽しむために必要ですね。

お風呂の後には白湯(さゆ)などをあげて水分を補給しましょう。「肌の保湿も忘れずにしていただきたいです。『ウェルカムベビーのお宿』にはベビーソープを置いているところも少なくありません。スキンケア用品はいつもお使いのものを持参されることをおすすめします」(横溝さん)

ママ・パパが温泉でゆっくりくつろぐのはいいけれど、赤ちゃんは生活リズムが崩れないように、できるだけいつもの時間に入浴させてあげましょう。

はじめてのお泊り旅行を楽しむためのチェックポイント

はじめてのお泊り旅行を楽しむためのチェックポイント

■赤ちゃん用の設備や備品が整っている宿なら、少ない荷物でOK

赤ちゃん連れの旅行が大変と感じる大きな理由のひとつに「荷物の多さ」があると横溝さん。

「赤ちゃんがいると予備の着替えがたくさん必要です。おむつやブランケット、おもちゃなど持っていくべきものを考えただけで旅行を躊躇してしまうというママ・パパの声も聞きます。赤ちゃん用のパジャマやおもちゃ、お風呂用品などを備えた施設もありますから、宿泊先を選ぶ時のポイントにしていただくと、身軽な旅行になりますよ」(横溝さん)

■部屋食なら周囲への気兼ねは不要。食事の間、預けられる託児室がある施設も

ママ・パパがリラックスしようと温泉に来たのに赤ちゃんが泣きやまず、周囲に気を使って、慌ただしい食事になってしまうこともよくあります。それなら食事を部屋食にして、家族だけでにぎやかにごちそうを囲むのも良さそうです。

また最近は託児室を備えた宿泊施設もあります。まだ数は多くありませんが、ママとパパが大人だけの食事を楽しむのもいい息抜きになりそうです。

赤ちゃんに食物アレルギーがある場合は、気づかずに食べてしまうことがないように事前に宿泊施設に伝えておきましょう。

■思い出づくりにオプションをつけるのもおススメ

家にいると仕事や家事に振り回されてしまうママ・パパでも、温泉旅行なら家族の時間をたっぷりと楽しめます。パパが赤ちゃんを見ている間に、ママはエステやマッサージで贅沢な時間を満喫できるのも、旅先ならではですね。

「最近の人気は、春から秋は草原や森、冬は雪原などで季節に合わせた特別な体験ができるネイチャーツアーです。宿泊施設が地域の自然を紹介するために行っているプログラムなどに参加してみると、よりよい思い出になるのではと思います」(横溝さん)

コロナ禍が収まって赤ちゃん連れでの旅行が気軽にできるようになったら、温泉で触れ合いとくつろぎの時間を楽しんでみませんか?

 

【ウェルカムベビーのお宿とは】
ミキハウス子育て総研では、赤ちゃん連れで安心して旅行を楽しめる宿泊施設を「ウェルカムベビーのお宿」として認定しています。お部屋でハイハイしたり、靴を脱いで歩ける、おもちゃや絵本などの設備・備品が充実している、スタッフに赤ちゃん連れへの特別な配慮があるなど、ママ目線で考えた100の項目をチェック。利用した子育てファミリーからは「また行きたい」という声が数多く寄せられています。「ウェルカムベビーのお宿」はミキハウス子育て総研のHPか、ミキハウスの店舗にある「Happy-Note」で紹介しています。

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