赤ちゃんとはじめての温泉&お泊り旅行

2022.03.31

ミキハウス編集部

大忙しの毎日を送る子育て中のママとパパ。たまには温泉でゆっくりしたいと思っても、赤ちゃんへの負担や慣れない場所でのお世話を考えるとなかなか決心がつかないもの。でも頑張っているママ・パパだからこそ、息抜きは必要ですね。

そこで今回は家族で温泉に行く時の宿選びと入浴・食事などの際に気をつけたいことについて、赤ちゃん連れでも安心して泊まれる「ウェルカムベビーの宿」の認定事業を行っているミキハウス子育て総研株式会社の横溝衣里さんに伺いました。

横溝 衣里(よこみぞ・えり)
ミキハウス子育て総研株式会社 認定事業担当 課長

ミキハウス子育て総研では、”子育てファミリーの居心地のいい社会“を目指して、多世代共生の暮らしを提案しています。中でも赤ちゃん連れのための設備と体制を整えた宿泊施設を「ウェルカムベビーのお宿」として認定する活動は、観光庁でも取り上げられ、全国に拡がっています。

はじめての旅は「宿」で決まる?

はじめての旅は「宿」で決まる?

2019年にミキハウス子育て総研が行った赤ちゃん連れの旅行に関するアンケート調査で、「(赤ちゃんとの)はじめての旅行ではどこに泊まりましたか?」と尋ねたところ、1位は旅館(36.4%)。2位にリゾートホテル(36.4%)、3位はシティホテル(12.3%)と続いていて、小さな子どもを連れた旅行では、宿泊先に旅館が選ばれているということがわかります。

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ミキハウス子育て総研で「ウェルカムベビーの宿」の認定事業を担当する横溝さんは子育てファミリーに旅館が好まれる理由として「1歳から3歳までのお子さまと慣れない場所に泊まる場合、ママ・パパさんが1番気になるのは安全性が確保できるかということ。その点、旅館は畳の部屋が多いので、赤ちゃんがハイハイしても汚れる心配がないし、お布団で添い寝ができるから安心なのでしょう」と分析しています。

「子ども連れの旅行では、宿泊施設に滞在している時間が比較的長くなりがちです。ママ・パパが安心してすごすために、小さな子どもさんに配慮した安全対策が行き届いていることは赤ちゃん連れの宿泊先として欠かせない要素です」(横溝さん)

畳の部屋なら、ベッドやソファからの転落を心配する必要もなく、また目が行き届きやすいので赤ちゃん連れには向いています。リラックスしたいママ・パパにとって、和室のある旅館をチョイスするのは自然なことかもしれません。

また横溝さんによると「最近は靴をぬいで過ごすことができ、赤ちゃん連れでもくつろげるローベッドを置いた洋室も増えてきて、宿泊施設の選択肢が広がりつつある」(横溝さん)とのこと。

気になる感染症対策については「施設ごとにしっかり勉強し、対策を講じている」(横溝さん)ようですが、個室以外の場所ではマスクを着用し、部屋に戻ったら手を洗うなど、施設内でも基本的な感染症対策は心がけたいものです。

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