イクボス区長・成澤廣修さんに聞く
「子どものことを第一に考える」子育て

ミキハウス編集部

かわいいけど憎らしい(笑)…4歳児の父親として

2010年2月に我が家に息子が誕生し、同年4月に「育児休暇」を2週間取得しました。私は雇用保険の対象外なので、正式なものではなく、「なんちゃって育休」でした。
いま4歳10ヶ月ですが、かわいい盛りであると同時に憎たらしい盛り(笑)。父親譲りでよくしゃべります。しかも、こちらが何かいうと、「でも、それはね!」と返してくるところなどは、まるで僕を見ているみたい。かみさんには、悪いところはパパの口癖にそっくりといわれています。

長男に将来何になりたいかを聞くと、「ハイパーレスキュー」と答えます。昨年他界した僕の父がいわゆるイクジイで、子(孫)育てを熱心にしていました。息子が本当に小さいころから、毎日消防署に連れていっていたので、その影響もあるかもしれません。

僕としては、子どもの可能性を摘まないようにしていきたいなと思います。自分の意見はきちんと言えて、嘘をつかない子になってほしいですね。

私は“育休”をとりましたが、男性もみんな育休をとるべきだとは思っていません。育休や子育てについて、夫婦での話し合いの中、それぞれが“カスタマイズ”すればいい。区役所内でも、正規の育休以外にもお子さんの誕生に合わせて、夏休みとカレンダー上の連休、土日有休などを組み合わせて2週間休暇をとった男性が複数います。そんなふうに、親の働き方や休み方、子どもの育て方など、あらゆる面でカスタマイズできるのが理想だと思います。

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