昨今、積極的に孫育てするおじいちゃん(イクジイ)、おばあちゃん(イクバア)に注目が集まっています。
そんな中7月4日、産経新聞大阪本社でミキハウス主催「おじいちゃん、おばあちゃんのための赤ちゃんセミナー」が開催されました。セミナー会場にはこれからおじいちゃん、おばあちゃんになる方々、ひ孫の誕生を楽しみにされているプレひいおばあちゃんの姿も。

参加者のみなさんは当初緊張した様子でしたが、セミナーが進むにつれ徐々に表情が柔らかくなっていきます。赤ちゃんの人形を使い、おむつや肌着の着せ方を実践するころには、まるで本物のお孫さんと接しているかのような愛おしそうなお顔をされているのが印象的でした。

参加者のひとり、谷本さん(70代女性)は「息子たち夫婦の子育ての手伝いができればと、参加しました。孫の世話って母親の親がやることの方が多いでしょ。私には娘がいないのでなかなか孫育てをする機会がなくここまできました。でも、やっぱり孫と触れ合いたい。そのためにはちゃんとした“知識”が必要かなと思いまして、勉強するつもりで来たんですよ」と笑顔で語ります。
ご夫婦で参加された長谷川勝弘さん(76歳)、博子さん(71歳)は、昨年初孫が誕生し、この秋には二人目のお孫さん誕生の予定があるとか。

「一人目の孫のとき、なーんも知識がなくて抱っこもできなかったんですよ(苦笑)。二人目はぜひ、孫育てに参加したいと思ってね、こうやってイベントに参加しました。3世代育児がブーム? たしかにそういう人はまわりにも多いですね。それどころか、わたしらの友だちには70代でひ孫育てしてる人もいますわ。ええ、4世代育児です(笑)」
会場から多く聞かれた意見は、「このようなイベントがほしかった」「もっとやってほしい」の声。いまや孫育てに高い関心があるおじいちゃん、おばあちゃんは多いようです。