“まめ日記”で共感を呼ぶ人気ママスタグラマーに教わる
「つらい」を「たのしい」に変えるハッピー子育て

2017.08.01

ミキハウス編集部

妊婦さんや子育てをするママにとってSNSは友人や知人とつながるための大切なツール。特に写真や動画で日常を切り取るインスタグラムは、ママにもパパにも大人気のSNSとなっています。

ママスタグラマーやパパスタグラマーの発信するコンテンツは、子育ての参考にもなるもの。「うちもこんなことしてみたい!」、「このお洋服、うちの子にも着せたい!」。そんな風に、会ったこともないママスタグラマーやパパスタグラマーに“触発”されたり、思わず共感してしまった経験がある方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回、出産準備サイトでは共感を呼ぶ投稿でフォロワー数32万人を誇る大人気ママスタグラマーの横峰沙弥香さんに、前向きになれる子育てについて伺いました!

 

大人気コンテンツ『まめ日記』が誕生した理由とは

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横峰さんは、2015年2月に男の子を出産した一児のママ。そんな横峰さんのインスタには、愛息子の想像もしないハプニングの日々が、なんとも言えない脱力系タッチのイラストと少し辛口ながらも愛のあるテキストで綴られています。絵日記の登場人物は、横峰さん、旦那さん、そして愛息子は「まめちゃん」の三人。「まめちゃん」という愛称は、ある日横峰さんのお母さんが放った「さや(沙弥香)の中にいるからまめだね」という、大喜利のようなひと言で生まれたニックネームなのだそうです。

そんな横峰さんが「まめ日記」を描き始めたそもそものきっかけは、ご自身に「とんでもない『記録癖』があったから」だそうです。

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「私はもともとかなりの心配性で、とにかくメモ魔なんです。出産してからも、初めての子育てが不安で仕方がなくて『何時何分に右のおっぱいを何分、左のおっぱいを何分あげた』『何時何分におしっこをした』と、24時間ずっと手帳が真っ黒になるくらいのメモをひたすら取り続けていました。息子のことは私がすべて記録をしておかないと、万が一子どもに体の異変が起きた時、判断材料にできるものが何もないと思ったからです。確かに、その記録は溜まれば溜まるほど安心はしましたけれど、書き逃すと不安で仕方ありませんでした。そんな時、ふと手帳の隅っこにまめちゃんの落書きを描いたんです。そしたら、すうっと肩の力が抜けました。そして、『こんなメモばかりしてちゃ、病んじゃうよ!』と、自分を振り返ってハッとしたんです」

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そこから日々の子育てメモは「きっちりと正確な記録」から「落書きのようなもの」に性格が変わり、それが後の「まめ日記」につながることに。しかし、横峰さんがそれをインスタに投稿し始めたのは、それからもう少し後のことになります。

「私は実家のある九州に里帰り出産していたのですが、出産後の子育ては思った以上に大変で。いくら母が近くにいるといっても、里帰り中は友だちも近くにいませんでしたから、悩みや辛さを誰にも相談できなかった。それなら夫に相談しようとも思いましたが、彼はひとり東京で頑張って仕事をしてくれていると思うと、私の話……と言いますか、“愚痴”を聞いてもらうのも気が引けてしまったんです。インスタを始めたのは、そんな私の悩みを綴ったり、一緒に悩みを分かち合える場所が欲しかったからでした」

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「でも、私の悩みって今思えばとても小さなものばかりだったんです。男の子の体の構造が全然わからなくて、いきなりおしっこやうんちを飛ばされたり、睾丸の大きさが微妙に左右違ったりするだけで、どう対処していいか分からなくてパニックになったり、『病気なんじゃないかな』と不安で慌てたり。そんな悩みのどれも結局は“男の子あるある”だったんですけれど、マジメな育児書には病気のサインだったり、リアルな“お悩み”しか書かれていませんよね。『知りたいのは、そういうことじゃないんだけどなぁ』と思っていたから、私の些細な悩みに『うちもそうですよ』『全然気にすることありませんよ』とコメントをいただいて、子育ての判断基準をすごくライトに教えてもらえるインスタはとても励みになりました」(横峰さん)

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