なっちゃんの子育て日記 vol.4
家族写真で思わず涙?

横澤夏子さん

先日、生まれたばかりのお嬢さん、そして長女になった上のお嬢さんと一緒にお宮参りをしたというなっちゃんママ。あわせて憧れていたという写真館での家族写真を体験。撮影しているとき、思わず泣いてしまったというなっちゃんママ。幸せな家族写真の撮影で、なんで涙を?

 

家族写真で思わず涙?

次女のお宮参りをしました。
長女のお宮参りもまだしてなかったのでふたり合わせてのお宮参りです。
そして憧れの写真館で、はじめて家族写真を撮ったんです。

私がやっているネタで、
「スタジオ●リスのカメラマンの隣にいる女」
というものがあるのですが、
甲高い声で早口になりながら
「こっち見てこっち見てこっち見て
ほらアンパンマンとバイキンマンが
ほらほらほらほらこっち見てこっち見てこっち見て」
というセリフと共に
子どもの視線をカメラに向かせるのです。

絶対そんな方がいらっしゃるはず。
ぜひ本物を見てみたい。
楽しみで仕方ありませんでした。

実際に今回はスタジオ●リスさんではなく
お宮参りの近くの写真館を予約しました。

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子どもを相手にするプロの写真館のスタッフさん方は想像を絶する存在感でした。

スタッフさん「お嬢ちゃま、今寝ておりますか? 起きていた方がよろしいですか?」
私「そうですね、起きていた方がいいです」

と、寝ている次女をお任せし、
長女のドレスを着替えさせている間に
もう次女のソロ写真を撮り終えていたんです。

え、いつの間に!?
しかも、泣くことなくご機嫌なぱっちりお目目で。
ど、どうやって!?

そして、次が肝心な家族写真。

私が、次女を抱き、夫が右後ろに立ち、その前に長女。

まず目の前のお姉さんがガーゼを持ち、
同じリズムで次女の口に含ませます。

チュパ、チュパ、チュパ、チュパ。

そのチュパチュパと同じリズムで
反対の左手で鈴を持ち、

りん、りん、りん、りん。

鈴の鳴らし方、
リリリリリリーン!!!じゃなくて、
りん、りん、りん、りん。
無駄に鳴らさずしっとりと。

なにがすごいって、この間ずっと中腰です。
一番つらい体勢です。
でもそのおかげで次女はずっとご機嫌なのです。

そして、私の右斜め前に立っているお姉さんは、
長女が確実に気に入るおもちゃを持ってくる。

長女はそのおもちゃに夢中。
夢中のおもちゃをどう手放してもらうんだろう。
と、考えてるうちに、
カメラ横のもうひとりのお姉さんの手にそのおもちゃが渡り、
あれ? 今長女がそのおもちゃ持ってなかったっけ?
と思っていると

周りに囲んでくださっていたスタッフさんが
いきなりサッといなくなる。

え?

「パシャ!」

何が起きたかわからない。一瞬の出来事。
「え? 今、撮ったんですか?」
と思わず聞いてしまうほどでした。

モニターを見ると、それはそれは見事に
全員カメラ目線で
さっきまでそばにいたスタッフさんは
誰も写ってないのです。

すごすぎるプロ集団だ。

シャッターを切ったお兄さんが
「お父様お母様、
周りのスタッフが気になるかもしれませんが、
ずっとカメラ見ていてくださいね」
と大人へのアドバイスも忘れない。

お兄さんは、ここだと思った時に、
左手を上にあげると同時に
スタッフ全員が隠れ、
右手でシャッターを切る。
無駄な笑顔は見せず、
ただただ静かにシャッターチャンスをうかがっているんです。

次女のチュパチュパ&鈴担当、
長女の喜ぶおもちゃ選び担当、
いつの間にかカメラ横で長女のおもちゃを受け取る担当、
総合指揮官兼シャッター担当。
素晴らしい4名のスタッフさん。

カメラ横でおもちゃ受け取る担当の方のお仕事は、
長女の喜ぶおもちゃ選びの担当の方からおもちゃを受け取り、
そのままおもちゃをカメラ横に持っていき長女の目線を頂くという流れ。

次女担当の方はそのままカメラの方に鈴を持っていき、
チュパチュパを直前で抜き取り、自分はサッと隠れる。

こんな完璧な布陣ありますか。

長女がついにカメラが気になり前に歩き出しました。

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私はもう諦めてしまっていて、
「もういいです、歩いてる写真でもいいです」
と言うと、

「抱っこしちゃおう」
シャッター担当のお兄さんが、
抱っこの指示を長女おもちゃ選び担当のお姉さんに出します。
そこで、
「〇〇さん(カメラ横にいるお姉さん)、シャッター切っちゃおう」
とお兄さん。
うわ、誰もがシャッターを切れるんだなんて、嘘だろ。

シャッターお兄さん、右手のでんでん太鼓をゆっくり鳴らします。
カメラの方にさがりつつ、サッと左手を上げながら自分がしゃがみ、
カメラのレンズから隠れる。
他のスタッフさんもサッと隠れる。

「パシャ!」

もうなんなの。
凄すぎる、凄すぎます。

と気付いたら私、涙が出ていました。
いい演劇を見てる時の感動と似てる。

そして私たち家族のためにこんなに
頑張ってくれてるなんて…
はぁなんて幸せなんだ。
と思っていたら
泣けてきました。

「涙拭いちゃおう」
と、お兄さんが次女担当のお姉さんに指示。

次女担当のお姉さんの左手にあった鈴を置き、
私の涙を拭く。
右手は変わらずチュパチュパ。

すみません…!!!
子どもも泣いていないのに、
お姉さんの大切な鈴の手を私の涙拭きに使わせてしまい、すみません。

はあーそれにしても、なんて素敵な職業なのー!
家族がみんな笑顔なのよー!
行ってみないと分からない、
私のカメラマンの隣にいるお姉さんのネタを更新せねば!
と思いました。

私たち家族の宝物ができました。
この家族写真を見る度に、
プロ集団の皆様の姿が絶対浮かぶだろうな〜、と思いつつ、
早くまた撮りたい!と思ってしまいます。
家族写真マニアになりそうです。


はじめての家族写真、とってもいいお写真なんでしょうね。そして撮影そのものが、ずっと記憶に残る素敵な体験になりましたね。こうやって、いろんなシーンで“家族の宝物”が増えていくのが子育ての喜びでもあります。これからもなっちゃんママは家族みんなでいろんな思い出をつくっていくのでしょう。

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