おうちで子どもの髪を切るのって、ジッとしてくれなかったり、うまくカットできなかったりで大変ですよね。今回、横澤さんは1歳半になった2番目のお嬢さんを、はじめて美容院に連れていったそうです。人見知り真っ最中のお嬢さんの“ファーストカット”、どうなったのでしょうか?
次女が初めての美容院に行ってきました。伸び放題の上、私のオリジナル前髪カットでしのいでいたので、1歳半でファーストカットです。
長女のファーストカットは、車に乗ったり、DVDを見たりの子どもたち大はしゃぎの美容院だったのですが、今回は長女が今通っている近所の美容院にしました。
まだ人見知りがある次女。1人で椅子に座らせると、すぐさま両手を出して抱っこポーズ。私のひざに座らせて切ることになりました。
そこで初めて見たものがありました。親子用のケープです。ケープから私と次女の顔だけが出てきます。同じ顔なだけになんだかその姿が鏡に映るだけで笑ってしまいます。
次女は、そのケープを広げる美容師さん、くしで髪の毛をとく美容師さん、ハサミを出す美容師さん、髪を切る美容師さん、一挙手一投足すべてジロリと横目で見ていて、まるで試験官のようでした。担当の美容師さんの昇格試験でもやっているかのように見定めています。
その美容師さんの巧みな技で、次女は泣くことなく終始試験官モードで記念すべきファーストカットとなりました。
「保育園の先生に髪の毛切ったって言おうね!」と私が言うと、次女は髪の毛を切る仕草をしてみせます。若干、唇がくちばしのようにとんがってチョキチョキと言ってるようですがまだ言えません。なんとなく言いたいことは伝わってくるくちばしになっています。
長女は喋るようになって、考えていることがわかりお話しが楽しくなってきました。
うどんを食べている時、「うどんってさ〜、すっごく熱いよね、フーフーしてもまだ熱いもんね」と言い出した時は、私かと思いました。言い方が私にそっくりでした。しかも、楽しいことを言っている時の私ではなく、ちょっと嫌なことを言っている時の私。気をつけなくては!
我が家の席順は長女の隣が私、その隣が次女、その隣が夫で、コの字型に座っています。その方が食べさせやすいからというのと、長女は私の隣がいいと言うからです。
先日、長女に「これ、食べてごらん。」と差し出されました。同じスプーンを口にすると、“大人の菌”がうつると思っている私は、「いらないよ」と言うと、「お父さんと席替わるよ!」と長女に怒り口調で言われました。
長女にとっては、長女の隣は特等席になっていて、私はその席に座りたくて、お父さんの席に座らせられるのは嫌だ!と思われているんだと思い、笑ってしまいました。長女が私の隣がいいと思ってるのかと思いきや、立場逆転してるじゃん!
ただ、これも『だめなことをすると、もっとだめなことになるよ』というような注意の仕方をしている私のマネでした。どんどん私に似てきます。
そんなことを考えていたら、「自分の座っている席について長女はどう思ってるんだ…」と悲しげにしている夫に気付きました。
人見知り真っ最中でも堂々と試験官のように美容師さんの動きをチェックする2番目のお嬢さんと、おしゃべりが上手になったかと思うとその口調やどんどんママに似てきた1番上のお嬢さん。ふたりのミニミニなっちゃんのかわいさ、愛らしさ、そんな子たちと楽しく毎日をすごすママとパパの様子が目に浮かびます。