2023年のゴールデンウィーク(GW)。旅行やお出かけを予定しているご家庭も多いのではないでしょうか。今年3月にミキハウスクラブ会員さま向けのアンケートでご回答いただいた2403名のうち、国内旅行を計画されている方は17.1%、海外旅行の計画を立てている方は2.3%、具体的には決まっていないが旅行したいと考えている方が35.2%、合わせて54.6%と過半数以上が旅行をしてみたいと回答されています。
そこで本記事では、小さな子どもを連れての旅で気になる交通手段についてまとめます。車、鉄道、飛行機、それぞれの交通手段別に注意すべき点などをご紹介します。
車での移動 気をつけたいことは?
個室で周りに気兼ねがいらず、いろいろなトラブルに対応しやすいという点で、車移動はおすすめです。GWは渋滞が予想されるため、混雑を避けるよう出発時間を調整しておくと安心かもしれません(とはいえ、大方の旅先はどこも混んでいるでしょうから、早めに動くといことを心がけておくと安心ですね。
旅先へは高速道路を使う方も多い方と思います。現在はおむつ替え台や授乳室を設置しているSA・PAも増えています。詳細はご利用予定の高速道路HPで検索できますが、あらかじめ確認してどこを休憩ポイントとするか事前に決めておくといいでしょう(「NEXCO東日本」、「おむつ台」などと検索すれば情報が出てきます)。
一般道を走る際にも、道の駅やショッピングセンター等、同じようにお世話ができる場所に目星をつけておきましょう。
長時間の移動で子どもが退屈しないように、お気に入りのおもちゃや絵本、タブレットなどを用意しておくのもおすすめです。。また気分転換に飲み物や食べ物も用意しておくと安心です。
あと気になるのは乗り物酔い。基本的に小さな赤ちゃんは、乗り物酔いはしないとされており、早い子どもでは2歳くらいから乗り物酔いの症状があらわれる子もいます。乗り物酔いを未然に防ぐには、十分な睡眠をとること。夜更かしをしてからだのリズムが乱れていると、自律神経も乱れやすくなり、感覚混乱による症状が出やすくなるので、旅行の前はしっかり睡眠を取っておきましょう。
鉄道&新幹線での移動について
鉄道利用でちょっと遠出をする場合、特急や新幹線では、座席の位置はデッキに近い席や通路側の席などは、赤ちゃんが泣いてもサッと立ってデッキであやすことができておすすめです。
またどのタイプの列車に乗車する際も、トイレの場所、おむつ台の有無については確認しておきましょう。
なお新幹線には洋式トイレ(多目的トイレ)におむつ替えができる折りたたみ式のベビーベッドが設置されている車両もあります。また「多目的室」では、授乳をしたりおむつ替えに使うことができます(※「多目的室」は身体の不自由な人が優先的に使用できる個室ですが、空いていれば赤ちゃんの授乳などにも利用できます)。多目的室が設置されている車両は路線や形式によって異なり、東海道・山陽新幹線の16両編成の車両は11号車、東北新幹線は5号車または9号車、上越・北陸新幹線は7号車などさまざまですので、ご利用の新幹線に多目的室の場所ついて事前に調べしておくと安心かもしれません。
進行方向に向かって一番後ろの席は、座席の後ろの壁との隙間にベビーカーなど荷物を置けるので重宝しますが、訪日旅行者も増えて既にいっぱいということも。なお、3辺合計160cm超の大きな荷物の持込には、 専用座席のご予約が必要ですが、ベビーカーなどは160cm超でも予約は必要ありません。手荷物が多い場合、車内で荷物の置き場所に困ることもよくあることなので、事前に送る、現地で借りるなど工夫をして、できるだけ荷物は少なくした方がいいでしょう。
期間限定でファミリー専用の車両などを用意する新幹線もありますので、条件があえば利用してみてはいかがでしょう。また、ミルクの湯冷ましなどは、基本的には車内では提供がないので、準備を忘れずに。
はじめての子連れ飛行機
飛行機で移動する場合に気をつけたいことは、まず赤ちゃんの生理現象にどう対応するか。おむつ替えは搭乗前に済ませましょう。空港内には各所に授乳室やおむつ替えコーナーなどがあるので、搭乗する前におむつも新しいものに、そして授乳もしっかりしておいてください。
また、2時間、3時間、またはそれ以上のフライトになってくると、機内でのおむつ交換や授乳をする機械も増えるかもしれません。飛行機には授乳室がついていないので、授乳は基本的に座席で行うことになります。そのため母乳のママは授乳ケープかカーディガン、スカーフなど、隠せるものを用意しましょう。ミルクのママは哺乳瓶とミルクのご準備を。客室乗務員(CA)さんにミルクをあげたいことを伝えて、哺乳瓶とミルクを渡せば準備してもらえますよ。
機内でのおむつ替えは、仮に空席があってもそこでやることはマナー違反となるので、おむつ替え台がついている化粧室の場所を確認しておきましょう。
慣れない飛行機の中は、普段以上にぐずり対策を。使い慣れたお気に入りのおもちゃはもちろんのこと、興味を持ちそうな新しいものも用意しておくとよいでしょう。スマホやタブレットに赤ちゃんが好きなアプリや動画コンテンツを事前にダウンロードしておくと便利です。機内Wi-Fiもありますが、回線が混雑しやすく、通信速度は速くないので高画質な動画を再生は難しいため、オフライン再生できるようにしておけば飛行機の中でも楽しめますよ。
気圧の変化で離着陸時には耳がキーンと痛くなり、耳抜きができない赤ちゃんは不快感で泣いてしまうことが多いです。授乳したり、なにか飲み物を飲ませるなどして、赤ちゃんが不快に感じないようにすることが大事です。
機内の暑さ、寒さにも対応できるよう、着脱がしやすい重ね着スタイルがおすすめです。気圧の関係でからだも膨張するので締め付けのある服は避けましょう。
ただ、どんなに準備をしても、泣く時は泣くのが赤ちゃんというもの。そんな場合、飛行機は “行き場”がないため、ママ・パパはあたふたしがちですよね。CAさんは、赤ちゃん連れの方には特に気を遣ってくれますから、手助けが欲しい時は遠慮しないで声をかけましょう。
なお、航空会社によりサービス内容が異なりますので、事前に航空会社にお問い合わせや、ホームページなどで確認されることをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。旅のことが楽しみで仕方ないけど、移動はちょっと不安が…という方は、こちらの記事を参考にしていただきつつ、リアルタイムでの情報が得たい場合はSNSでの検索も大変便利なのでご活用くださいね。それではよい旅を!