食中毒・日焼け・あせも・虫刺され “梅雨の4大リスク”から赤ちゃんを守ろう

2023.05.11

ミキハウス編集部

梅雨時期に増えるあせもは予防が大切です

梅雨時期に増えるあせもは予防が大切です

梅雨から夏にかけて、赤ちゃんには「あせも」がつきものです。人間は暑いと汗をかいて体内の熱を放出し、体温を調節するのですが、体が小さい赤ちゃんでも、汗腺の数は大人とほとんど変わらないため、赤ちゃんはとても汗っかき。汗腺に汗が詰まり、そのままにしておくと、汗に含まれる成分が刺激となり皮膚炎に――これがあせもです。

汗をかいたら、すぐに流すことが1番の予防。赤いぶつぶつがいっぱいできるほどこじらせてしまったら、医療機関を受診して、お薬を処方してもらってください。

あせもができやすいのは、首のまわりや腕や足の関節部分とつけ根など、皮膚が重なっていて汗をかきやすく、溜まりやすい部分。すぐにお風呂に入れないなら、濡れたお絞りでやさしく拭くだけでも効果があります。

元気な赤ちゃんにとって、たくさん動き回って汗をかくのは、健やかな成長・発達に欠かせないこと。あせもを気にして汗をかかせないようにするのではなく、汗をかいたら、きちんと洗い流して、肌を清潔に保つことであせも予防をしましょう。

 

梅雨はダニ対策を厳重に

梅雨はダニ対策を厳重に

梅雨はダニが大量に発生する時期でもあります。赤ちゃんの肌に赤いブツブツの湿疹ができた場合、ダニが原因という場合も少なくありません。赤ちゃんは体温が高めで汗っかき、さらに皮膚が柔らかいので、ダニに噛まれやすいのです。

寝具は特にダニが繁殖しやすいですから、ダニ対策をしっかりしましょう。ダニ対策は、布団乾燥機に加えて、十分な熱が届かない端の部分はアイロンがけするなどして徹底的に死滅させた上で、掃除機がけをしましょう。掃除機がけは、ダニの死骸はもちろんのことフンやダニの栄養になる皮脂や髪の毛、フケなどを取り除くことができますよ。

ちなみに赤ちゃんは皮膚の抵抗力が弱く、免疫もほとんどないため、ダニ、蚊などの虫に刺されたり、かまれたりすると、激しい炎症反応を起こすことがあります。また、赤ちゃんはかゆいと掻きむしってしまい、そこに菌がついて“とびひ”になってしまうこともあります。

この季節から夏の終わりにかけて、公園や野山に出かけたら虫よけスプレーを使うなど、虫刺され対策に加えて、“とびひ”を防ぐために、赤ちゃんの爪をまめに切ることも忘れないでくださいね。

まもなく梅雨がはじまります。食中毒、紫外線、あせもや虫刺されに気をつけて、赤ちゃんと一緒に快適にすごせるといいですね。

梅雨の4大リスク

<参考文献>

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