視力への影響もあると思います。「日本眼科医会」が「子どものIT眼症」についてまとめています。IT眼症とはIT機器を長い時間、または不適切に使うことで起こる目の病気やその他の症状のことですが、そもそも、子どもの目と大人の目とはまったく違うもの。少なくとも15歳までは眼球の大きさや形とともに、見る機能や目を動かす機能も発展途上であり、見る環境がそれらの発達に大きく影響すること。また、特に3歳までの目の発達はめざましく、知的・身体的発達も同様に急速であることが記されています。
少し前の提言なので、スマホについての言及はなく、乳幼児は視力検査ができないので視力がグンと落ちたというデータもとれませんが、理論的に考えてスマホが目にいいわけがありません。
子どもの目は、生まれたときには未完成で、毎日自然に物を見ることで次第に見えるようになっていくのです。遠くを見たり、近くを見たり、何かをじっと見つめたり、動くものを見たり。それは、パソコンやスマホなどを近く、一定の焦点距離で見ることとは違うんです。そうやってみることは自然ではないことですから、子どもにとってもよくないと思いますね。