気になる“保活”のホントのところ 
3人のママのリアルレポート 

ミキハウス編集部

東京・目黒区で申請したIさん(35歳)の場合

入園できなかったら「娘との生活をもう少し楽しもうかな」 Iさん 35歳/広告会社勤務

(パパ38歳/不動産会社勤務、長女10か月)

ちょうど11月からの途中入園の申請を東京・目黒区に出したところです。初めての申請で、第1希望から第3希望まで記入しました。0歳児クラスは定員が少ないので、実際のところは2016年4月の入園を目指しています。娘は12月生まれですが、今年度の入園申請には間に合いませんでした。

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認可保育園の2園には飛び込みで、ひとつの私立の認可保育園には事前予約をして、見学しました。第1希望の園は、よく行く「子育て広場」の近くにあるので、親しみを感じています。ここに入れられたらいいなと思っていますが、どうなることか。目黒区にはもう2年住んでいますが、妊娠してからはじめて保育園に入りづらいことを知り、以前住んでいた品川区のほうが「子育てしやすい」という話も後から聞きました。

これから認可外の保育園も見学に行かなくてはと思いますが、通える範囲にある施設の概要は事前に調べています。それを見ると、認可園に比べて狭いし、園庭はないし、ビルの2階にあるなど、正直行かせたいと思えるところではない気がします。

園への見学は私と娘で行っています。パパには「保育園に入るのは難しいかも」という話をしていますが、「それなら、幼稚園に入るまで君は仕事をせずに、専業主婦になれば? 僕が君の分まで頑張るよ」といわれました。

はじめはうれしいと思いましたが、やはり複雑な心境。私が働いて、将来のための貯蓄もしたいし、子どもが小さいときに園に入れたほうが、団体生活にもすぐに慣れるだろうし。パパの本音は、子どもを保育園入れると送り迎えをしたり、子どもの世話や家事の負担が増えたりすることを避けようとしているのかも(笑)。

出産前はすぐに職場復帰をしようと思っていました。でも、うちの子は夜泣きもしないし、子育てが楽。また、一緒にいれば、はじめてのつたい歩きなど成長の過程をつぶさに見られます。子どもとの生活って、本当におもしろくて楽しい。だから、私が働きはじめたら、成長の瞬間はあまり見られなくなって、少しさびしい気もするんですよね。

もし入園できなかったら、それはそれでいいのかなとも思いはじめています。

*  *  *

3人の方の保活事情、いかがだったでしょうか? 一人ひとりにそれぞれの形がありましたが、共通しているのは保育園入園を前にして、自分のキャリアや家族のライフスタイルなどについてよく考えていたこと。けっして簡単な問題ではありませんが、後悔することのないよう、いろいろな場合を想定して保活をすることが大切なようです。

また、気になるのが、希望が叶うのかどうかですが、その決定方法は自治体によってさまざまです。お住まいの地域が、どのような手続きで決定するのかは、直接担当窓口に問い合わせされることをおすすめします。

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