はじめての家族旅行に安心な場所、移動手段、宿泊施設は?

はじめての家族旅行に安心な場所、
移動手段、宿泊施設は?

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はじめての家族旅行、なにが気になる?

赤ちゃんとの生活に慣れてきたら行ってみたい “はじめての家族旅行”。特に少し長めの休暇をとりやすい夏休みシーズンにチャレンジしたいと思っているママ、パパは多いのではないでしょうか?

とはいえ、はじめてのことはなにかと不安がつきもの。そこで、はじめての家族旅行を考えているママ、パパにどんな心配があるのかを聞いてみました。

「娘が7か月になったばかりなのですが、今まで娘を連れて遠出をしたことがありません。泊まりで出かける旅行は、どれくらいから行ってよいものなのでしょうか? また飛行機を使ってもいいのかどうかも迷っています……」(東京在住30代ママ)

「パパと『温泉でのんびりしたいね』と話しているのですが、子どもは突然熱を出したり、体調を崩したりすることがあるので、旅行に行くのがちょっと不安です。もしものことを考えると、どうしても荷物が増えちゃいそうで……。みなさんははじめての旅行で、どんなものを用意するものなのでしょうか?」(埼玉県在住20代ママ)

「久しぶりに長めの休みがとれそうなので、はじめての家族旅行は海外にしようかなと思っています。妻は『最初から海外はちょっと』と、不安がっています。ほかのご家庭はどういうふうにしているのか知りたいです」(東京都在住40代パパ)

子どものこととなると慎重に考えてしまうのは仕方がありません。けれど、ここで「じゃあやめよう」と考えしまうのはとても残念なことです。先輩ママ、パパの意見を聞くなどして、しっかり準備をし、楽しい旅行を実現したいものです。そこで、まずは「ミキハウス子育て総研」が運営する育児支援サイト「ハッピー・ノート.com」のアンケート調査をもとに、こうした疑問にお答えしたいと思います。

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《旅行はどれくらいの月齢からしていいの?》

ママ、パパにはじめて1泊以上の旅行をしたときの子どもの年齢を聞いてみると、「6か月~1歳未満」が最も多く32.2%。以下、「1~2歳未満」(21.0%)、「6か月未満」(18.9%)と続き、実に半数以上の人が生まれてから1年以内に旅行へ行っていることがわかりました。一方、あまり小さい頃に出かけても子どもの記憶に残らないので、ある程度楽しめる年齢になってから出かけたいという方もいるようです。
参考:http://www.happy-note.com/research/10588.html

《移動手段は?》

はじめての旅行に限った調査ではありませんが、子どもを連れた旅行の移動手段については、自家用車が最も多く1位に。2位は電車(在来線)、3位は新幹線、4位は飛行機と続きます。車だと移動がスムーズで、家族だけの空間になるので、はじめての旅行でも気兼ねなく楽しめそうですね。また、新幹線などの電車は未就学児の場合、自由席は無料。飛行機は国内線の場合、座席を必要としない3歳未満は無料です。はじめての旅行で、飛行機や新幹線などを使って、ちょっとだけ遠出するという方も少なくないようです。
参考:http://www.happy-note.com/research/10657.html

《持っていくべきものは?》

先輩ママ、パパが夏の旅行に持っていくアイテムの、ジャンル別ベスト5は以下のとおり。持っていく人が多いものから順にご紹介します。
【健康編ベスト5】
保険証、日焼け止め、虫よけスプレー、母子手帳、ばんそうこう

【食事・ケア編ベスト5】
飲み物(お茶やジュース)、お菓子、歯ブラシ・はみがき粉、水、食事エプロン(スタイ)

【その他】
着替えの洋服、下着、おむつ、ビニール袋、帽子

この他に、ベビーカー、授乳ケープ、抱っこ紐、お気に入りのおもちゃや絵本なども必要に応じて持参される方が多いようです。
参考:http://www.happy-note.com/research/10601.html


《海外旅行に連れて行っても大丈夫?》

海外旅行に子どもを連れていったことがある人は、どのくらいの時期にはじめての海外を体験させているのでしょう。その年齢を見てみると、「6歳以上」(26.0%)、「1歳」(17.4%)、「3歳」(14.8%)、「0歳」(13.5%)、「2歳」(10.9%)、「5歳(10.5%)」、「4歳(6.9%)」という結果に。0~1歳の赤ちゃん期に海外へ行く人は、3割程度でした。フライト時間を聞くと、「3.5時間以内」(39.3%)、「2時間以内(25.5%)」が全体の半数以上を占め、比較的、近場の海外を選んでいることがわかります。
参考:http://www.happy-note.com/research/sp3.html

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赤ちゃん連れの旅行をサポートする「ウェルカムベビーのお宿」

はじめての家族旅行でもっとも気になるのは宿泊施設のこと–––多くのママ、パパがそう口を揃えます。小さな子どもがいると、旅先での移動や観光がどうしても制限されるので、その分、宿での滞在時間も長くなってきます。であれば、安心して泊まれ、なおかつ居心地のいい旅館やホテルを選びたいもの。

そんなときに参考になるのが、ミキハウス子育て総研のプロジェクト「ウェルカムベビーのお宿」です。0~4歳くらいの赤ちゃん、子ども連れのファミリーが、安心・快適にくつろげる宿泊施設のみが認定されるという「ウェルカムベビーのお宿」。

そこで、「ウェルカムベビーのお宿」認定士の岩本久実子さんとミキハウス子育て総研の山本彩さんに、「ウェルカムベビーのお宿」のこと、さらに安心できる宿選びについてお話を伺いました。

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まずは安全面、衛生面をチェック 洋室なのにハイハイできる宿も!

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ミキハウス子育て総研の山本さんと(左)と「ウェルカムベビーのお宿」認定士の岩本さん

––まず「ウェルカムベビーのお宿」はどのような方法で認定されるのでしょうか?

岩本 認定するにあたっては、男女の認定士が一組になって一泊二日で宿を訪問します。そして100項目を実際に現場で審査し、70項目以上をクリアした宿泊施設を「ウェルカムベビーのお宿」として認定いたします。

––100項目ですか! すごく細かいのですね。

山本 ええ。項目は、専門家の意見のほか、ママたちの声も反映されたもので、「お部屋の安全対策」、「館内でのベビーカーでの移動のスムーズさ」、「赤ちゃんに配慮したお風呂やトイレ」、「離乳食メニューの提供」、「子連れにうれしい接客サービス」、「宿の周辺環境」など多岐にわたります。

––そのなかでも特に注意しているポイントとは、どのようなところでしょうか?

岩本 私たち認定士がいちばんにチェックするのは、お子さんに危険な場所がないかどうか、安心・安全面の確認をすることです。たとえば、旅館だと座卓の上に湯のみが置かれていたり、硬い座椅子が置いてあったりすることもあると思いますが、これでは安心できませんよね。また、赤ちゃんの場合、客室内は畳かフローリングで、靴を脱いでハイハイできるようなお部屋だと安全面でも衛生面でも安心です。最近は洋室でも土足厳禁でコルクシートを採用しているところや、高さの低いベッドを採用しているところもあります。

––そこまで徹底されていると、小さい子どもがいても安心して泊まれそうです。

岩本 お部屋だけでなく、施設内をバリアフリーで移動できるかもポイントです。ベビーカーやスーツケースを使って、実際に宿の方に館内を回ってもらうと、ちょっとした段差や不便な箇所に気づくことも多いんですよ。

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認定士の岩本さんは宅地建物取引士の資格をもち、ご自身も4歳半になる男の子のママ

––一般のママ、パパが宿泊施設を選ぶ際には、どういったところに注目すべきなのでしょうか。たとえば備品などもチェックする必要がありますか?

岩本 そうですね。たとえば、お風呂で使うバスチェアやベビーソープ、紙おむつ専用のごみ箱やベッドガードなどの有無は確認しておいた方がいいかもしれません。紙おむつや粉ミルクなどが施設内で買えるかどうかも事前に調べておくと安心ですよね。旅行中の荷物が減らせることも大事なポイントですから。また、離乳が進んでいる月齢なら、離乳食やアレルギー対応食が用意されているかも見ておくといいでしょう。

 

“ママにやさしい宿”を選ぶ視点も忘れずに<

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「利用者の方から『また利用したい!』『次は別のウェルカムベビーのお宿にも泊まりたい』とうれしいお声をたくさんちょうだいしています」と山本さん

––その他で、気にかけておくべきポイントってございますか?

山本 “赤ちゃんにやさしい宿”を探すのは当然なのですが、そのうえで考えたいのがママ、パパがリフレッシュできるかということ。日頃の疲れを癒すのも旅行の目的ですから、たとえば、エステや客室での美顔器の貸出サービスがあると、ママはうれしいですよね。エステやスパに行っている間、パパが子どもの面倒をみてくれたら、パパの株も上がりますよ(笑)。

––たしかに!

岩本 「ウェルカムベビーのお宿」も、ママとパパが気持ちよく利用できることを重視しています。赤ちゃんにとって居心地がいいのは当然ですが、親にとってもリラックスできる施設ではないといけませんから。

––温泉とか浸かってゆったりとした時間もすごしたいですしね。ちなみに温泉は、何ヶ月くらいから入ってもいいものなのでしょうか?

岩本 腰がすわる7か月以降が安心です。お湯の種類は単純泉で、温度も40度未満のところが望ましいでしょう。泉質によっては床面が滑りやすくなる温泉もありますので、赤ちゃんを連れての入浴には細心の注意を払いたいですね。なので、人目を気にせず、ゆっくり入ることのできる露天風呂付の客室や、貸切できる家族風呂を利用するのもいいと思います。

山本 施設内に屋内・屋外プールやキッズプレイコーナーがあると、0歳児から遊べて楽しいですね。また、少し大きくなったらちょっとした遊び道具や工作の体験ができるようなアクティビティ施設があると、旅を通じて子どもの成長を見ることができます。

岩本 お子さんが小さいと、突然体調が崩れたりすることもあります。私たちで認定する宿は、応急処置ができる備品を用意していたり、状況によっては近隣の病院を案内してくれたりします。宿を決めるうえで、もしものときのことを考えて、近くに病院があるところを選ぶのも安心だと思います。

 

「また行きたい!」「もう行きたくない」になるかは旅行デビューで決まる

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「旅行デビューは宿選びが大事」と岩本さん

岩本 私自身の経験をお話しすると、以前、仕事をお休みしていた時期がありまして、息子が1歳くらいのときにはじめて家族旅行へ行ったんですね。どの宿にしようかとウェブで探していたときに、そこではじめて「ウェルカムベビーのお宿」を知り、そして利用することにしたんです。

––なんと認定士になる前に、一ユーザーとして「ウェルカムベビーのお宿」をご利用されていたんですね!

岩本 そうなんです。実際に利用してみて、ベビーカーやベビーシャンプー、砂遊びセットなど備品が豊富だったのもうれしかったのですが、それ以上にスタッフの方が温かく声をかけてくれたり、気づかってくれたりしたことがありがたく、今でも思い出に残っています。最初の旅がとても楽しいものになったので、家族旅行のよいスタートが切れたと思います。

––もしかして、「ウェルカムベビーのお宿」がすばらしかったから、今のお仕事をされているとか?

岩本 そうです。私と家族が経験した「喜び」を多くの人に実感してもらいたいという思いはあります。子どもが小さいときは、旅行先での宿選びはいちばんの課題で、とくに赤ちゃんとの旅行デビューは宿選びによって「また行きたい!」となるか、「もう行きたくない……」となるかの分かれ道にもなりますからね。ぜひ、いいお宿を選んでいただきたいと思います。

––はじめての旅行はいい思い出にしたいですしね。

山本 カップル、夫婦だけの旅行ではなく、子どもと一緒の旅行は、することが制限されると思う人もいるかもしれませんが、そのぶんゆったりとした時間が過ごせます。

岩本 また、旅行中にいろいろなことを子どもの目線で見られるので、新しい発見があり、いつもとは違う風景が見られます。旅行は、ふだんは忙しいママ、パパとお子さんの密接な時間を作れるいい機会です。ぜひ、お子さんが小さいうちから、いろいろな場所へお出かけしてみてください。

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恋人同士の時代、もしくは新婚旅行など結婚後に、何度も“ふたり旅”をしたことがあるママとパパも多いかと思いますが、赤ちゃんが生まれてはじめての家族旅行は今までの旅とは違ったものとなります。赤ちゃんがいることでどうしても行動範囲は狭くなるし、なにかと突発的なトラブルも起こります。しかし、観光が十分にできなくても、また特別なことをしなくても、赤ちゃんがそこにいるだけで、その旅は特別なものとなるでしょう。さぁ、“未経験”の方は、はじめての家族旅行に出かけましょう。そして、たくさんの思い出をつくり、家族のきずなを深めてください。

 

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