「利用者の方から『また利用したい!』『次は別のウェルカムベビーのお宿にも泊まりたい』とうれしいお声をたくさんちょうだいしています」と山本さん
––その他で、気にかけておくべきポイントってございますか?
山本 “赤ちゃんにやさしい宿”を探すのは当然なのですが、そのうえで考えたいのがママ、パパがリフレッシュできるかということ。日頃の疲れを癒すのも旅行の目的ですから、たとえば、エステや客室での美顔器の貸出サービスがあると、ママはうれしいですよね。エステやスパに行っている間、パパが子どもの面倒をみてくれたら、パパの株も上がりますよ(笑)。
––たしかに!
岩本 「ウェルカムベビーのお宿」も、ママとパパが気持ちよく利用できることを重視しています。赤ちゃんにとって居心地がいいのは当然ですが、親にとってもリラックスできる施設ではないといけませんから。
––温泉とか浸かってゆったりとした時間もすごしたいですしね。ちなみに温泉は、何ヶ月くらいから入ってもいいものなのでしょうか?
岩本 腰がすわる7か月以降が安心です。お湯の種類は単純泉で、温度も40度未満のところが望ましいでしょう。泉質によっては床面が滑りやすくなる温泉もありますので、赤ちゃんを連れての入浴には細心の注意を払いたいですね。なので、人目を気にせず、ゆっくり入ることのできる露天風呂付の客室や、貸切できる家族風呂を利用するのもいいと思います。
山本 施設内に屋内・屋外プールやキッズプレイコーナーがあると、0歳児から遊べて楽しいですね。また、少し大きくなったらちょっとした遊び道具や工作の体験ができるようなアクティビティ施設があると、旅を通じて子どもの成長を見ることができます。
岩本 お子さんが小さいと、突然体調が崩れたりすることもあります。私たちで認定する宿は、応急処置ができる備品を用意していたり、状況によっては近隣の病院を案内してくれたりします。宿を決めるうえで、もしものときのことを考えて、近くに病院があるところを選ぶのも安心だと思います。