赤ちゃんの成長とケアのポイント
赤ちゃんは生まれてから1年間でからだも心も急速に成長します。この記事では、月齢ごとに赤ちゃんの様子とケアのポイントを紹介します。ただし発達や成長には個人差があり、発達のスピードと将来の能力や才能とは関係ありませんので、あくまで目安としてお読みください。。
(※本記事は2021年4月22日公開記事を一部修正した“再掲版”となります)
【0か月】
生まれてまもない赤ちゃんは、おっぱいやミルクを飲む以外はほとんど眠っています。しかし昼夜の区別がないので、夜中であろうとも2~3時間おきに目を覚まします。
部屋の室温や環境を快適に保つことを心がけて、赤ちゃんが欲しがるだけおっぱいやミルクをあげましょう。また、生後28日まで(里帰りの場合は60日以内)の赤ちゃんが対象の新生児訪問では、助産師や保健師などが自宅に訪問して、ママのからだや赤ちゃんの発育について専門的なアドバイスをもらったり、相談できたりします。
なお、赤ちゃんが生まれて7日目に赤ちゃんの名前を家族に披露する「命名式」を行います。最近ではこの日に手形や足型をとることもあります。また出生届の提出期限も「出生の日から14日」ですから、一般的な数え方だと13日目まで。遅れないように気をつけましょう。
【1か月】
次第に起きている時間が長くなります。動きも活発になり、足を動かしたり、こぶしを口に持っていくことも。ママ・パパの表情や声音が分かるようになってくるので、笑顔でやさしく接しましょう。1か月健診でママと赤ちゃんの健康状態をチェックしてください。
赤ちゃんのスキンケアも忘れずに。生後1〜2か月から丁寧な保湿で肌のバリアを整えて、乾燥から肌を守ることがアレルギー疾患を予防する第一歩とも言われていますよ。
また行事としては氏神さまに赤ちゃんの誕生を報告する「お宮参り」もありますね。参拝は男の子が生後31日目または32日目、女の子は生後32日または33日目に行なうとされています。
【2か月】
「あ~」「う~」と声を出すように。動くものを目で追ったり、顔の前に手を持ってきてじっと眺めたり、声がする方に顔を向けたりするようになります。1日10分程度、決まった時間にお散歩に出かけるようにすると生活のリズムがつきやすなります。
また予防接種をはじめる時期です。2か月からは、B型肝炎、ロタウイルス、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合の5つのワクチンが受けられます。