準備が整ったら、いよいよお掃除を始めます。冷蔵庫やガス台、浴室の掃除は途中で手が離せないので、赤ちゃんのお昼寝の時間や、ママとパパが揃って家にいる時間を上手に利用しましょう。それでも赤ちゃんのお世話で中断しなければいけない場合もあるかも知れません。その時に終わらなくても、お正月休みに続きをやるとか、休み明けから少しずつとかでもなにも問題はありません。柔軟に考えて、気楽に取り組みましょう。
今回は「年末にはこれくらいやっておきたいところ」に絞った“ちょこちょこ大掃除”の方法です。
■ガス台、換気扇、魚焼き器はつけ置きでラクラクきれい
ガス台まわりはどうしても頑固な汚れがつきがちなので、このタイミングでいつもより丁寧に掃除をしておきたい場所です。おすすめはつけ置き洗い。やり方はいたって簡単です。シンクの中にごみ袋を置き、ガス台の五徳、換気扇のフィルター、魚焼き器を入れてから、重曹、食器洗いの洗剤とお湯を加えます。30分ぐらい放置してから、細かい部分の汚れは歯ブラシでこすり落とし、すすぎましょう。
その間にガス台、魚焼き器の網を抜いた内側の部分も重曹水で汚れをふき取ります。この時使い捨てできる布を使うと便利です。焦げ付きはプラスチックのカードでこすると台を傷つけずに取れます。なかなか汚れが取れなくて、もっとつけ置きしたいなら、五徳や魚焼き器などを一つずつ、大きなチャック付き保存袋に入れる方法もあります。これなら場所を取らず、必要なパーツだけをつけておくことができます。
■触らないで何とかしたい排水口のぬめり取り
浴室や台所のシンクの排水口には、重曹1カップとクエン酸2分の1カップを入れます。その上からお湯を注ぎ入れると発泡するので、15分ほど置いてから流すと排水口内のぬめりが取れます。
■お正月前に冷蔵庫を整理しましょう
クリスマス前は洋風の食材でいっぱいだった冷蔵庫。お正月のおせち料理のスペースを作るために、中身を整理しましょう。賞味期限が切れている食品や調味料などが入れっぱなしではありませんか? 冷蔵庫は7割収納が理想的。一番下のたなに、鍋一つ分の空間を開けておくと、残った料理を鍋ごと保存する場合や、おせち、手土産を保存するときに便利です。汚れがつきやすい冷蔵庫の扉は清潔な布に重曹水を吹きつけて拭きます。
■浴室扉の通気口にたまったほこりも忘れずに
浴室の換気扇の効果が落ちないように、浴室扉の通気口のほこりを掃除しましょう。通気口は、たいていの場合、扉の下部にあります。100円ショップやホームセンターで売っている「急須の注ぎ口ブラシ」は狭いすき間でも使えるので、歯ブラシが入らないところでも汚れが取れます。
■清掃ついでに、重曹風呂はいかが?
浴室の清掃は、お風呂用洗剤で皮脂や石鹸かすを落としてから、カビ取りをしましょう。タイル目地の黒ずみは、気になる部分に細く切ったペーパータオルを置いてからカビ取り剤を掛けると流れず効果的です。また、入浴時に湯船に重曹を1カップ入れておくと湯垢予防にもなります。
■トイレ掃除 タンクと便器の外側は除菌シート1枚で一気に
便器の内側は、トイレットペーパーを貼りつけて、トイレ用洗剤を吹きつけます。30分ほどおいて汚れがゆるんだら、ブラシでこすって流します。タンクと便器の外側は、除菌シート1枚でササっと拭き掃除を。汚れが少ない順にフタの表→フタの裏→便座表→タンクや便器側面→便座裏と拭いていけば、シート1枚で手早くきれいになります。
■壁のスイッチ周りをきれいにするだけで清潔感アップ
部屋の入り口付近の目につく場所にある照明のスイッチ周り。たいてい白っぽいプラスチック板でできているので、手あかが付きやすく、ちょっとした汚れも案外目立ちます。部屋全体を磨けなくても、スイッチ周りの小さなスペースをピカピカにすれば、見た目はかなり違います。住居用洗剤をつかってもいいし、消しゴムでこすっても手あかは消えます。
■みるみるうちにきれいになる網戸の掃除テク
普段はなかなか手が回らない網戸の掃除は、年末にやっておきたいところです。おすすめするのは洋服のエチケットブラシ(布製のほこり取り)でなでるようにこすると面白いように汚れが取れます。エチケットブラシは、100円ショップでも買えますし、古くなったものを使ってもいいでしょう。
■洗面台周りは洗顔ついでに毎日ちょい拭き
洗面台周りは毎日使い、汚れも都度残ってしまうので、日常的に簡単なお掃除をすることが大切。たとえば朝夕の洗顔の後、スポンジにハンドソープをつけて洗面台をさっと洗いましょう。また顔を拭いたタオルで、洗面台と蛇口の水分をふき取り、ついでに洗濯機の上も拭いてタオルは洗濯物のカゴへ。化粧水をつけた後のコットンは、排水口に引っかかった髪の毛などをつまみ上げてから捨てましょう。何日か続ければ、洗面所はピカピカになりますよ。
■エアコンのフィルター掃除は水洗いで
エアコンのフィルターは外して、ほこりの付いた外側から掃除機をかけて、付着しているほこりを吸い取ります。次に掃除機をかけたのとは逆の内側からシャワーで水洗いし、乾かします。赤ちゃんのためにも、お部屋の空気はきれいに保ちたいですね。