むずかる子どもにスマホはOK?
発達への影響は?
子育てとスマホの関係を考えましょう

ミキハウス編集部

子どもにスマホを与え「後ろめたさ」を感じているママたち

スマホとフィーチャーフォン(ガラケー)の契約台数の割合は、だいたい半々になっているそうですが、子育てのシーンにおいても、スマホやタブレットが利用されているのを目にする機会が多くなってきました。

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休日にお出かけをしているのに、車窓からの風景を楽しむことなく、子どもも親もスマホを見ていたり、レストランで大人だけがおしゃべりをしていて、子どもはタブレットで動画を見ていたり。『あれ、おかしいな』と思う場面に出くわすことが増えてきました。イーランチのスタッフと話すと、みな似たような場面を目撃し、同じ気持ちを抱いていました。

そこで、『スマホのある子育て』についてお母さんたちと考える機会を設けたいと思うようになり、昨年から約20か所でセミナーを行っています。

アンケートでも多くの方の心配事として結果に表れていましたが、私たちのセミナーに参加したお母さんたちも同じで、視力や脳への悪影響など、子どもへの身体への影響をまず考えますね。使い方によっては、視力への影響は当然あるでしょうが、脳への影響は現状では、医学的、教育学的にデータに基づいた指針はありません。大学の研究者が過度に利用しないことを提言していますが、『過度』がどれくらいであるか、そのはっきりとしたものさしは、まだないんですね。

また、スマホを子どもに使わせることで『自分は“ダメママ”なんじゃないかと思う』という声が多く聞かれたのも、アンケートとセミナーで共通しています。子どもにスマホをわたして動画を見せたりすると、ぐずっていた子が静かになりますよね。でも、同時にママは後ろめたい気持ちにもなる。ついつい使ってしまうけれど“本当にこれでいいのかしら?”という気持ちです。

まだ手探り 今のママたちは「スマホ子育て一期生」

私には大学生の息子が二人いますが、子育て真っ最中だったのは1990年代。この頃は“ビデオ子守り”などということが言われていた時代でした。イーランチのスタッフは子育て経験者ばかりで、私たちも当時ビデオに助けられていたんですね。子どもがビデオを見ておとなしくしている間に洗濯物を干したり、コーヒーを一気に飲んではぁっと一息ついたり。みんなそういう経験があるので、スマホ・タブレットだからってNOとは言えないよねと。時代は違いますが、そういうツールにずいぶん助けられるということはあると思うのです。

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小さい子どもと一緒にスマホを活用する“よい例”もたくさんありますよね。たとえば、写真や動画を撮影したあと、その場で簡単に再生して、家族での思い出を楽しんだり、離れて住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんとテレビ電話のように話をしたり。セミナーの中で出てきた話では、歯みがきを嫌がる子どもに、歯みがきを習慣づけるためのアプリで歌を聞かせると喜んでやってくれるというものもありました。

スマホはどこへでも気軽に持っていけるというのが最大の特徴です。だから余計に、長い時間子どもに使わせてしまったり、自宅でも外出先でも利用したりしてしまいがち。スマホはもう、生活の中に当たり前にあるもので、それを自然に使わせはじめてしまって『ん、いいのかな?』と思うことがあっても、そのまま流されている人も多いでしょう。でも、便利だからこそ、上手に使うことが大切です。今のお母さんたちは、スマホ子育ての一期生。どうやって使えばいいか基準があいまいなのは仕方がないことで、不安になるのも当たり前なのです。でも、心配しなくていいんですよ。一期生だからこそ、使うときの家庭でのルールをつくりましょうと私たちはアドバイスしています。

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