赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(18) 歯みがきをはじめましょう

赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(18)
歯みがきをはじめましょう

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赤ちゃんのお口にちょこんと白い歯がのぞくようになると、パパ、ママはわが子が幼児へと成長していくことを実感してうれしくなることでしょう。

赤ちゃんのお口の中や歯を健康に保つために、「毎日の歯のお手入れ」「歯みがきで気をつけてあげたいこと」などをまとめました。

 

乳歯のお手入れは永久歯にも影響を与えます

赤ちゃんの歯が生えはじめるのは、生後3~9か月ごろ。6か月ごろから下の前歯から生えてくる子が多いようです。3歳ぐらいで20本の乳歯が生えそろい、6歳前後で永久歯に生え変わっていきますが、生える時期や生え方の順番は個人差が大きいもの。

気をつけたいのは乳歯のお手入れです。乳歯が虫歯になるとその後に生える永久歯にも影響を与えるので、大人になっても丈夫な歯で過ごすために小さいころから歯のケアをしましょう。

 

歯みがきの準備は歯が生えてくる前から

歯が生えてくるころになると、よだれの量が増え、口の中を気にしてぐずったりする赤ちゃんもいます。そんな様子が見られたら、歯磨きの準備をはじめましょう。

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写真提供/ピジョン株式会社

授乳の後、「歯みがきガーゼ」をママ、パパの人差し指に巻いて水で濡らし、横抱きにしてやさしく口の中をぬぐいます。赤ちゃんはお口にモノが入る感覚に慣れていき、ママ、パパも赤ちゃんのお口の様子がわかって怖さがなくなります。

歯みがき用のガーゼは、ベビー用が薬局で売られています。もちろん、普通のガーゼを適当な大きさに切って使っても問題ありません。清潔さが第一ですから、どちらも使い捨てにします。

このガーゼを使うときは、赤ちゃんがガーゼを飲みこまないようしっかりと端を握り、指をのどの奥まで入れないように気をつけましょう。

乳歯が生えたらやさしく歯ブラシでお手入れ

いよいよ乳歯が生えてきたら、歯ブラシでのお手入れをはじめます。パパ、ママの膝の上に赤ちゃんを寝かせて片手を大人のわきの下にはさみ、「あーん、できるね、すごいね」「いい子だね、上手だね」などとほめながら、まずは歯ブラシをお口に入れることに慣れてもらいましょう。

赤ちゃんが歯ブラシに慣れてきたら、ママ、パパは鉛筆を持つように歯ブラシを握り、赤ちゃんの小さな歯によく当たるように先端だけを細かく震わせるように動かします。痛くないようにそっとやさしく磨いてあげましょう。

でも、ちょっとでも嫌がるなら無理はしないで。この時期は歯みがき用ガーゼや太めの綿棒でさっと拭いてあげるだけでもいいのです。

歯みがき粉は特に必要ありませんが、フルーツの味や香りがついている赤ちゃん用、小児用の歯みがき粉を喜ぶようであれば使ってもいいでしょう。赤ちゃん用・小児用のジェルタイプがおすすめです。フッ素入りのものも、虫歯予防に効果があります。ただし、赤ちゃんが自分ですすぎができるようになってから使うことをおすすめします。また、大人用のものには発泡剤や研磨剤が入っていますから、使用は控えましょう。

赤ちゃんのお口の中は、日中は盛んに分泌される唾液の自浄作用で虫歯になりにくい環境ですが、眠っている間は唾液が少なく、虫歯菌が活動しやすくなります。歯みがきのタイミングは夜寝る前やお昼寝前がおすすめです。

 

歯みがきはお遊び感覚で楽しく

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ほとんどの赤ちゃんがお口の中を触られるとイヤイヤというかもしれません。「お口をちゃんと開けて!」「じっとしてなさい!」なんて言われつづけると歯みがきが嫌いになってしまう子もいるようです。

遊びの延長として歯みがきをはじめてみてはどうでしょう。替え歌で歯みがきタイムを習慣づけた先輩ママもいます。

「♪げんこつ山のたぬきさん、おっぱい飲んだら抱っこして、アーンしてきれいに歯をみがこう♪なんて替え歌をいろいろ作って、みがきました。子どもはママにいっぱい抱っこして遊んでもらえる時間と思ったようで、毎日楽しみにしていました」(30代ママ)

赤ちゃんがすんなりお口を開けてくれたら、しめたもの。スキンシップを楽しみながら、ママ、パパもゆったりとした気分でお手入れしてあげましょう。

赤ちゃんの歯みがきに神経質になりすぎたことをちょっぴり反省している先輩ママの話です。

「丈夫な歯は一生の宝物と考え、乳歯が見えはじめたときから1日2回欠かさずにブラシでみがきました。あまり動かないうちはうまくいっていたのですが、そのうち遊びたがって暴れるようになり、あぶないのでこちらも必死に押さえつけてしまって悪循環に陥ってしまいました。しばらくは赤ちゃん用のカミカミ歯ブラシをおもちゃ代わりに与えるだけで我慢。1歳半を過ぎたころ、ようやく私の仕上げみがきを受け入れたという感じです」(30代ママ)

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「口の中にブラシや指を入れられることをとにかく嫌がりました。せめてガーゼで拭かなくてはとがんばってみたのですが、どうしてもやらせてくれず本当に困りました。小児科の先生に寝る前に白湯を飲ませるだけでもいいよと教えられ、肩の力が抜けました。そしたら、子どもも歯のケアを嫌がらなくなったんですよ」(30代ママ)

こんなアイデアで赤ちゃんのイヤイヤを乗り切ったママも。

「歯みがきをするときに、鏡を置いて口の中を見せながら一緒にやってみたら、嫌がらずにうまくできました。いきなり歯ブラシを入れて磨こうとすると、口の中で何をされているかわからず、不安だったのかな。『こんなふうに磨くとばい菌さんがいなくなって、歯がピカピカになるんだよ』とお話ししながらやるようにしたのも、よかったようです」(30代ママ)

赤ちゃんとコミュニケーションをとりながら、歯みがきをするのはとてもいいですね。「上手にお口を開けられたね」「いい子でがんばったねぇ」などという言葉で、赤ちゃんをほめてあげるのも効果的なようです。無理強いは逆効果になることが多いので、赤ちゃんのペースに合わせて気長につき合いましょう。

赤ちゃん用の歯みがきグッズはたくさんあります

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写真提供/柳瀬ワイチ株式会社

歯みがきガーゼを使うのと同様に、ママ、パパの指にはめて使えるシリコン製の「指サック歯ブラシ」もあります。力の加減がしやすいので普通の歯ブラシに慣れる前のケアに便利です。

また乳児用カミカミ歯ブラシは自分で握ってみがく練習をするためのもの。のどの奥まで入らないように柄が短くてリングがついています。シンプルなデザインからおもちゃのようなものまでいろいろな形や色のものあるので、赤ちゃんのお気に入りを見つけてあげましょう。

ママ、パパの仕上げみがき用歯ブラシは、赤ちゃんのカミカミ歯ブラシとは別に用意します。ブラシの毛が密集して柔らかいものなら、歯肉に毛先が当たっても赤ちゃんに痛い思いをさせることはないでしょう。

食べる、寝るなどの行為と同じように歯みがきは、一生続ける生活習慣です。虫歯になるリスクを少なくして、丈夫できれいな歯を保てるように、楽しく歯みがきする習慣を身につけてさせてあげたいですね。

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