ママ・パパにとっては楽しみな旅でも、赤ちゃんにとっては突然いつもと違うことが始まるわけですから、不安になってぐずることも多くなるかも知れません。赤ちゃんが笑顔ですごすために用意しておきたいものを村田さんに伺いました。
【ぐずり防止に使えるものは?】
「旅先は“場所見知り”することもあるので、普段以上にぐずり対策をしっかりしていたほうがいいと思います。移動中や食事中に気を紛らわすためのおもちゃは必需品ですね。使い慣れたお気に入りのおもちゃはもちろんのこと、興味を持ちそうな新しいものを用意しておくとよいでしょう。最近はスマホやタブレットに赤ちゃん用のアプリをダウンロードしておくというママ・パパは多いです。赤ちゃんとのコミュニケーションツールとして、ぐずった時など短時間の利用ならいいのでは?」(村田さん)
ベビークラブ会員向けのアンケートでも、旅先のぐずり防止に「アプリを使う」という声がありました。ただ長時間の視聴は目が疲れたりしますので、ご注意くださいね。
【ミルクは? 離乳食は?】
「赤ちゃんがいつも使っているミルク、授乳食が始まったらお出かけ用のスプーン等は持参したいですね。ミルク用の湯冷ましなら宿泊施設やレストランでも用意してもらえることも多く、湯冷ましの施設が整ったベビールームも増えています。また哺乳瓶の消毒用に、電子レンジで簡単に消毒するキットを持参しておくと消毒をお願いしたい場合も、『このまま、レンジで〇分お願いします』と言えば、先方も対応しやすいのではないでしょうか。あと宿泊施設に離乳食が用意されているところや、とりわけしやすいメニューを用意しているところもあります。心配なら、食べ慣れたレトルトなどを持参しておくと安心ですね。」(村田さん)
ベビークラブ会員向けのアンケートでは、子どもが8か月の時にはじめての家族旅行をしたという先輩ママがこんな経験談を教えてくれました。
「とにかく調乳用のお湯に困った。まだフォローアップミルクではなかったのでお湯がどうしても必要で、魔法瓶に入れてもらって。でも朝のお湯は昼すぎには冷めていました」
また産後9か月ではじめての子連れ旅行をしたという先輩ママの、こんな後悔の言葉。
「ホテルに離乳食の保存や温め直しに使える冷凍庫や電子レンジがあるかを知っておきたかった」
慣れない旅先では赤ちゃんが大泣きする原因は生理現象のためが多いと村田さん。お腹がすいて泣き始めたら、すぐに授乳やおやつがあげられるように、手元に準備しておくことが大切ですね。