子育てママに“言ってはいけない言葉”って?
3527名の「禁句調査」で見えてきたものとは

ミキハウス編集部

禁句対策には相手に対する理解と思いやりが有効なようです

これまでは言われる立場からの禁句を見てきましたが、最後に「パートナーに絶対に言ってはいけない言葉」と、「言われてうれしかった言葉」について尋ねてみました。

《相手の禁句を知っているのは約半数》

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「ある」と答えたのは1707名(48%)で、その内訳は「いくつかある」の1361名(38%)と「ひとつだけある」346名(10%)。「ない」は446名(13%)で「わからない」も1374名(39%)いました。「ない」「わからない」と答えたママ・パパは禁句でトラブルになったことはないということでしょう。

また「いくつかある」「ひとつだけある」と答えた1707名のママ・パパに、どのような事柄に関する言葉がパートナーにとっての禁句だと思うかを7つの選択肢を示して選んでもらいました。

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最も多かったのは「相手の職業・収入などに関すること」の759名。次は「相手の家族に関すること」で670名、「相手の性格に関すること」の536名と続きます。回答者の99%が女性ということもあり、収入面で生活を支えている男性への配慮が透けて見えます。

《穏やかに暮らすために、ふたりにできること》

パートナーへの禁句が「いくつかある」「ひとつだけある」と答えたママ・パパに重ねて、尋ねたのは、「パートナーに『禁句』を言わないように意識していますか?」という質問です。

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「すごくしている。何があっても絶対に言わないようにしている」は563名(33%)、「意識せずとも、今後は絶対に言うような言葉ではないから大丈夫」は188名(11%)です。

一方、「しているけれども、カッとなって言ってしまうかもしれない」の785名(46%)と「意識していない(カッとなったら言ってしまいそう)」の171名(10%)を合わせた半数以上の956名が、言い争いになったら禁句を口にするかもしれないと答えています。

 

どんなご夫婦でも結婚生活を送る中で、ケンカをすることもあるし、嬉しいこともあるでしょう。そこで最後に、「パートナーに言われて、心に残るほど嬉しかった言葉はありますか?」という質問に自由記述式で答えていただきました。

「なんでもない夕ごはんの時に、『美味しいご飯を子どもと一緒にみんなで食べられることが本当に幸せだなー』と言われたこと」(35歳、女性)

「出産に立ち会った時に『ありがとう』と言われたこと」(33歳、女性)

「『何かする事ある?』とたまに言ってくれます。実際に家事を頼んでもあまりうまくはできませんが、言ってくれる彼の気持ちが嬉しいです」(20歳、女性)

「毎日仕事が忙しい夫には何もしてあげられていないのに『○○ちゃんがいるからがんばれるよ。ありがとう』と事あるごとに言ってくれます」(29歳、女性)

「ケンカになった時、妻に『絶対に別れない』と言われた」(48歳、男性)

「毎日ほめてくれること。 いつでも『そんなことないよ』、『何も悪くないよ』と肯定してくれること。周りの人に私のことを自慢してくれるので、それを周りの人から聞くとうれしくなります」(26歳、女性)

「仕事が繁忙期で疲れているようだったので、『少し休んだら?』と声をかけたら、『家族ができたから、今までよりもがんばる』と言ってくれたこと」(35歳、女性)

「仕事で大きな決断をしなければならず、引っ越しも考えなくてはならなかったとき、『わかった』と言って、ついてきてくれた時は本当にうれしかった」(31歳、女性)

「なにもなくても毎日 『結婚できて幸せ』と言ってくれる。 息子ができても私のことを『可愛い』と言ってくれる」(28歳、女性)

「子育てについて他人に言われたことを気にして悩んでいたとき『子どものことを一番見ているのは母親だから自分のことを信じなさい』と言われた」(36歳、女性)

「初めての育児で疲れが溜まってきたときに、『お風呂とご飯の時間はゆっくり過ごしてほしいと思っている。自分のことも大事にしてね、僕の大事な奥さんなんだから』と言われた。 夫や子どものために生きているようなもので、自分なんて全然大事に思えなかったけど、その言葉を言われて、自分が健康で元気でいないとお世話や家事もできないと気づき、自分のことをないがしろにするほどがんばらなくていいんだと肩の力が一気に抜けた」(27歳、女性)

たかが言葉、されど言葉。ちょっとした一言がケンカの種になることもあれば、逆にその一言でパートナーを喜ばせたり、気持ちを楽にさせたり、幸せな気持ちにすることだってできます。もちろん、夫婦やパートナーとして一緒に生活をする中で、常に穏やかでいることは難しいことでしょう。価値観だってまったく同じというわけにはいきません。しかし、夫婦やパートナーはお互いの違いを認めること、尊重しあうことがなにより重要です。愛し合うふたりのために、そして大切なわが子のためにも互いの理解を深めて、穏やかに暮らしたいものですね。

 

【回答者プロフィール】
調査にご協力いただいたママ・パパを、年齢、性別、現在の婚姻形態、結婚年数で分けると以下のようになります。
(n=3527)

<年齢>
20歳未満  11名
20歳~25歳  297名 
26歳~30歳  1289名 
31歳~35歳  1285名 
36歳~40歳  529名
41歳以上  116名 

<性別>
男性  29名
女性  3498名

<現在の婚姻形態> 
既婚  3476名
離婚・死別  11名
未婚  40名

<結婚年数> 
1年目  466名
2年目  892名
3年目  797名
4年以上  1321名
それ以外  51名

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