お子さんを連れての実家へ帰省したという横澤さんファミリー。実は、横澤家側のご両親と横澤さんファミリーとの“はじめての生活”だったそうです。それぞれ違うルールがある中で、あることに気づいた横澤さん。そのあることとは――?
子どもと私のイヤイヤ期
年末年始は私の新潟の実家に里帰りしていました。
ものすごい雪で、上の子はあまりの雪の量に泣きべそをかいていました。
私の両親と私たち家族とのはじめての生活。
イヤイヤ期の長女の傾向と対策を常日頃から練っている私は、気付くとたくさんのルールがありました。
例えば、長女にお味噌汁を見せると、ご飯を食べず、お味噌汁を全部飲まないと気が済まないので、最後の最後、デザートのようにお味噌汁を出すこと。
そんなことなど知らない母は、
母「お味噌汁飲む?」
私「いやまだいいや。お味噌汁好きだから最後にする。ほらご飯食べて」
と長女にご飯を食べさせます。
娘「やだ、お味噌汁がいい、ご飯やだ」
母「お味噌汁飲もう飲もう!」
私「いやまだいいや。ほらご飯食べて」
娘「やだ」
食事が出てくるだなんて夢のように嬉しいことなのに、ルール通りにことを進めたくなる私。
そして、私の心に余裕がある時は長女自身がやりたいように食べてもらうのですが、余裕がないときは私がすべて食べさせています。私が娘に食べさせている姿を見て、
母「自分で食べたいんじゃない?」
私「いや、私が食べさせちゃう」
娘「やだ、自分で食べる」
母「ほら、すごいねー!出来るんだねー!」
私「いや、私が食べさせるから。だめ」
娘「やだ」
イヤイヤ期の娘でしたが、
あら?気付いたら私も母にイヤイヤ期してない?
イヤイヤ期の二重構造になっちゃってる。
母「いちご食べる?」
私「いや、もう3個食べたもんね、おしまい」
娘「やだ、食べる。」
母「りんごもあるよ〜!」
私「いや、もうお腹いっぱいだから、だめ」
娘「やだ、食べる」
こうして里帰り中は私も娘も、
ずっとイヤイヤ期をしていました。
なんだかイヤイヤ期の娘の気持ちがわかった気もしました。
あれこれ言われるとたしかにイヤイヤと言いたくなる。
31歳になった私もいまだにイヤイヤ期だと思うと、娘のイヤイヤ期はいつまで続くのか…先が思いやられます。
それから、次女のお食い初めをしました。
飾り付けは、私の趣味の壁面です。
お食い初めの儀式を不思議そうに見る長女。
私もやりたいと言い出して、
結局全て長女の胃袋に入りました。
長女の時は頑張って作ったのですが、今回はネットで注文しました。
この流れもよく聞く2人目あるあるな気がしますが、長女の時にお食い初めの料理を作った愛情とまったく同じ愛情を込めて注文ボタンを押しました。
イヤイヤ期真っ最中でなにをするにしても「いやいや」と言うお嬢さんと、母(おばあちゃん)のやることに「いやいや」と言ってしまう横澤さん。たしかに、どのご家庭でもありそうな光景です。また下のお嬢さんももうお食い初め……早いものですね。