毎日、目まぐるしい子育て。楽しいことも、大変なことも、泣きたくなることも、本当にいろんなことが矢継ぎ早にやってきますよね。そしてそれがどれも大切な思い出になる。
今回の横澤さんの連載コラムも、子育ての「てんやわんや」が伝わってきますが、なかでもお嬢さんが熱性けいれんにかかり救急車で病院に運ぶことになる――という出来事は、横澤さんにとって一生忘れられない思い出になったのではないでしょうか。
子ども3人と一緒にお風呂に入っていると、合宿所のように感じます。
「3歳!2歳!7か月!」
点呼をしてお風呂に入ると、さらに合宿所感が出ます。
お風呂に入る時は「入りたくない!」と言うくせに、お風呂から出る時は「出たくない!」と言い出します。もうやんなっちゃうのよー!
入ったら入ったで楽しくなっちゃうんでしょうね。
お風呂の中での遊びは、長女が魚釣りにハマっていて、次女がお料理(器に水を貯めるだけ)にハマっています。
そんな2人が何より一番楽しいことが、三女の体を洗うことです。
2人で三女に「お腹洗いますね〜」とお店屋さんのような接客でアワアワにしています。
三女は特に笑うこともなく「洗わせてやるか。」と諦めモードで洗わせてくれています。これから三女の自我が芽生え出したらどうなってしまうのか…と怖いですが、今のところはそんな感じです。
ちなみに次女はバスボールがいまだに怖くて泣いてしまいます。シュワシュワ泡を出しながら動くものからすごいスピードで逃げます。お風呂でのご褒美をバスボールにしていた時代もあったのですが、次女が泣くため休止中です。とても節約になっています。
長女は、ディズニーチャンネルでやっているパジャマスクが好きで、よく拳を合わせながら「元気でいる!健康でいる!仲良くする!パジャマスク!夜の街で悪を倒せー!」と私が勝手に3つの目標を取ってつけて、パジャマスクの合言葉を言っています。言葉の通り長女と次女は健康でいます。
三女は6か月をすぎ、私のお腹の中にいた時に蓄えた免疫がなくなってきたのか風邪を引くようになりました。3人目にしてはじめて熱性けいれんをして、三女も私も人生ではじめて救急車に乗りました。
消防士さんと救急隊の皆さんの優しさに泣きそうになりながらも泣いている間もなく病院に到着。熱性けいれんをしたママ友さんからよく聞いていたり、心配性の私はよく調べていたりしていたのですが、いざとなると何もできなくなりますね。お医者さんや看護師さんにたくさん質問をしました。寄り添って丁寧に教えてくれて感謝しています。
「けいれんをしまして…」と言うと、みなさん、私の立場に立ってくれて、まず最初に「びっくりしましたね。」と共感してくれるその言葉にもありがたくて涙が出そうになります。
経験や知識で、私もたくましくなれた気がします。
いろんな方に支えてもらって子育てしているんだなと改めて実感しました。
すくすく育つ3人のお嬢さんと、ママとしてさまざまな経験を積み続ける横澤夏子さん。パートナーであるパパ、そしてご家族やご友人、今回、お嬢さんを助けてくれた救急隊のみなさん、お医者さん、看護師さん…いろいろな方がお嬢さんと子育てをしている自分を支えてくれているという横澤さんの視点は、本当に大切ですよね。