産後のママの1割以上が悩んでいる「産後うつ」 予防法と対処法

ミキハウス編集部

出産後、体力が快復しても、こころが元気になれずに「つらい」「眠れない」という日が続くママもいるでしょう。もしかしたら、産後うつになっているかもしれません。産後うつの発症には妊娠・出産によるホルモンバランスの変化も大きく関わっていると言われていますが、どうすれば予防できるのでしょうか。また発症してしまったらどうしたらいいのでしょうか。

厚生労働省のプロジェクトチームでも活躍する国立成育医療研究センターこころの診療部の立花良之先生への取材記事をもとに再編集してお届けします。

 

 

産後うつ? 自己評価票でセルフチェックもできます

産後うつ? 自己評価票でセルフチェックもできます

どんな病気にも言えることですが、産後うつも早期発見・早期治療が大切です。ただメンタルヘルスの問題は他人が見てすぐに分かるものでもないし、(早期の段階では)本人が自覚することさえ難しい。
妊娠中や出産後に精神的な不調があるようでしたら、産科の先生や助産師さん、保健師さんにまず相談してみてください。

「エジンバラ産後うつ病自己評価票」でチェックしてみてください

病院に行く前に、セルフチェックをしてみたいという方は、「エジンバラ産後うつ病自己評価票」(EPDS)をお試しください。現在、多くの医療機関や保健センターで妊産婦の方のメンタルヘルスのスクリーニングとして使用されている10項目からなるチェックリストです。
正直に回答いただき、それぞれに( )内に書かれている点数を加算してください。日本では9点以上で産後うつ病の可能性が高いとされています。9点以上の点数となった場合は、お近くの医療機関に相談しましょう。

「エジンバラ産後うつ病自己評価票」でチェックしてみてください

次のページ 「産後うつ」は産後のママなら誰もがかかりうる身近な病気です

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