“休む力”のある企業に学ぶ!(後編) 
女性の働きやすさとは、一人ひとりを大切にすること

ミキハウス編集部

“オンリーワン”として輝くことを認めてくれる企業

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子どものいる女性が仕事で輝く同社の特徴に、「ダブル・アサインメント」という仕組みがあります。これは、社員がペアを組み、ふだんから情報を共有しながら仕事を進めていくこと。メインとサブという役割で得意先を担当し、育児で時間に制約がある社員がいた場合などは、ペアを組んだ社員がバックアップ。フォローし合う体制ができています。もちろん、子育てだけでなく、自分や家族の病気療養のために休まなくてはいけない人なども利用でき、休みを取りやすく、仕事を効率的に行えるようになったそうです。二人で意見交換ができ、視野が広くなるなど、助け合いの効果は多方面にわたっています。

実はもともと、この制度は育休で休む社員のためにつくられたもの。きっかけになった女性社員は、いまも責任のあるポジションで職務を全うしています。

「女性が仕事で輝くにはいろいろな人たちの理解が必要です。夫や両親、女性の勤務先はもちろんのこと、夫の勤務する企業の理解もないとダメ。つまり、社会全体の問題。女性の活躍には、保育園だけつくればいいという話ではないんですね」(近藤さん)。

また、勤務体系が多岐にわたっているのもこの会社ならでは。子育て中の女性だけでなく、定年後の再雇用、再再雇用の人がいたり、持病の治療のための短時間勤務の正社員がいたり、パートの人がいたり。それぞれのライフスタイルに応じた、働き方を認めています。近藤さんは、最後にこう話してくれました。

「新卒一括採用の会社だと学歴別、年次別に人事を管理しますが、これからの時代は、そのような集団管理では社員はやる気が出ません。“オンリーワンになれ”という歌があるけれど、オンリーワンになるのは大変なこと。そして、人を大切にするということは究極的に一人一人のことを考えて、努力したことをきちんと評価することでしょ?だから、待遇が嫌でやめた社員はこの15年一人もいないのです」

一人一人と向き合い、その存在を認め、正当に評価すること。“休む力のある企業”は、多様性を認め、理想を現実に変える意志のある会社と言いかえてもいいかもしれません。

ママとパパが笑顔でいられれば、子どもやその周囲の人たちももっと幸せになれるはず。そのための企業の取り組みは、たとえ今は小さくても、明るい未来をつくり出していく原動力になります。そして、前編、中編、後編とこれまでフォーカスしてきた会社のように、日本の企業全体が“休む力”を備える時代が来ることを願いたいですね。

■株式会社日本レーザー
http://info.japanlaser.co.jp/

 

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