昨年11月に当サイトに掲載した「【座談会】先輩ママに聞きました!上手な職場復帰は、産休への入り方から始まっている?」。その続編ともいうべき今回は、産前産後休暇(以下、産休)と育児休業(以下、育休)を経て職場に復帰した先輩ママたちに、そこに至るまでの苦労や工夫についてうかがいました。
保育所選びの難しさが浮き彫りになったpart1に続き、part2で話題に上がったのは、「旦那さんの協力体制」について。“イクメン”とあえて言う必要もないほど、パパたちが自然体で子育てに参加している様子が明らかになりました。
“イクメン”という言葉はもう古い? 自然体で子育てするパパが増加中!
――職場復帰にあたって子育てと仕事を両立していくうえで、パートナーである旦那さんの存在は欠かせないものだと思います。保育所の送り迎えをはじめとする子育てを、パパとどのように分担していますか?
北見さん:私は、10時からと少し遅めの勤務体系を取っていて、保育所への送りは基本は主人が担当してくれるので、2人が家を出てから自分が出社するまでの時間に、夕飯の下ごしらえや掃除、洗濯などをまとめて行うという感じです。彼は家事が苦手なのですが、娘を保育所に送ること、休日はお風呂に入れることと、娘と遊ぶことについては頑張ってくれています。あとは、私が夜、友人と会う約束ができたときは、快く送り出してくれます。
松尾さん:夫と同じ会社に勤めていることもあり、ある程度私の仕事の内容も理解してくれているので、役割分担をしやすかったですね。私は現在、平日は早番勤務なので保育園への送りは主人、お迎えは私が行くという流れができています。また、サービス業なので土日祝日も出勤、遅番の日は帰宅も21時を過ぎることもあるので、ご飯を食べさせてもらったり、お風呂にも入れてもらったり、最後の寝かしつけまで、パパ一人でもできるようにしてもらうことが不可欠でした。でもありがたいことに、子育ての経験は絵本製作を担当している彼の仕事の参考になっているようで、喜んで手伝ってくれます。子どもが生まれる前と比べても、「こういう絵本を作りたい!」というようなモチベーションが大きくなっているようです。
小嶋さん:会社が近くなって私の通勤時間が短くなった分、保育所への送り迎えは私が担当しています。ただ、主人は外資系の企業に勤めているのでほかのパパたちよりも時間に融通が利くため早く帰宅したときは代わりにお迎えに行ってくれたり、私がどうしても会社の行事で帰宅が遅くなるときは半休をとってくれたりすることも。また、娘が生後2か月の頃から自主的にお風呂を入れてくれて、寝かしつけまでやってくれています。私が娘と一緒にお風呂に入ることは少なく、ちょっと寂しい面もあるのですが(笑)。
一同:すごい、優しい〜!!
――小嶋さんの旦那さんのように子育てに積極的な男性を称して“イクメン”と呼ぶことがありますが、ご主人はそういった意識はお持ちですか?
小嶋さん(ご主人):“イクメン”という言葉には今いちピンとこなくて、定義されている感じもあって実はそんなに好きではありません。子どもはかわいいし、自分のできることはなんでもしてあげたいという気持ちが、意識せずに自然と行動に表れているだけだと思っています。