「妊活中につらかったこと、ストレスを感じたことはあったか」を聞くと、75.9%が「はい」と回答。
つらさやストレスの内容については、いちばん多かったのが「生理がきたとき(妊娠していないことがわかったとき)で85.2%。次いで、「妊活中なのに『赤ちゃんはまだ?』とまわりの人に言われたとき」31.1%、「毎日基礎体温をつけることにわずらわしさを感じたとき」30.8%、「仕事との両立が難しかったとき」24.2%、「経済的負担を感じたとき」24.0%でした。
また、「本当に結果が出るかわからない不安」や、「病院での待ち時間の長さや経済的不安」を挙げた人も。「自分が不幸だと理由もなく落ち込んだ。小さい子どもや妊婦さんを見るのもつらかった」「テレビで見る芸能人を含め、他の人の妊娠を知るたび焦りとともにストレスを感じた」という人や、採卵のための排卵誘発剤の注射のつらさを理由にした人もいました。
「妊活していることを友人や家族に知らせたか」という質問には、55.2%が「はい」、残りの44.8%が「いいえ」と答え、やや知らせた人が多いという結果に。2013年の調査でも知らせた人は53.9%。まだまだオープンに語れるテーマというわけではないようです。「はい」と答えた人の理由は、「同じような境遇の人と悩みを分かち合いたかったから」「悩みを相談するため」など。「いいえ」の理由は、「自分の身体のことなので言う必要がない」「恥ずかしい」「かわいそうだと思われたくなかったから」という意見もありました。
今回初めて、「妊活が広がることで、日本の社会がよくなるか」についても聞いてみました。すると、「とてもそう思う」「そう思う」「少しそう思う」を含めた「よくなる」派は、75.9%という結果に。「どちらとも言えない」19.4%、「あまりそう思わない」「そう思わない」「まったくそう思わない」と答えた人の割合4.6%を大きく上回りました。
「よくなる」と答えた理由は、「子どもをもつ人が増えればお互い助け合う気持ちが増えるのではないか」「子育てや妊娠への理解が広がるから」など。また、「少子化対策になる」「(妊活をすることに対して)まわりの目を気にせず専念でき、ストレスを感じずに楽しめると思うから」「子どもが増えることは、社会全体にとってもよいことだし、働き方や職場のあり方を考えるよいきっかけになるから」という意見もありました。