出産内祝い 予算の目安は?
~赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(6)~

2023.10.05

ミキハウス編集部

内祝いで贈らない方がいいものって?

内祝いで贈らない方がいいものって?

内祝いに贈る品物は、タオルや食器などの日用品、石けんや洗剤などの消耗品、お菓子や紅茶などの食品が定番。親しい間柄の方には、事前に好みをリサーチして贈ってもいいでしょう。

また、ママとパパそれぞれの両親には、かわいい孫である赤ちゃんの名前入りギフトも喜ばれているようです。カステラやケーキといったスイーツやお酒など、最近ではいろいろなものがあります。

内祝いのマナーは、地方による習慣の違いが少ないとされていますが、慶事のお返しに向かないものだけは覚えておきましょう。たとえば、「踏みつける」という意味がある履物、お葬式の香典返しに贈られることが多い緑茶などです。また、刃物(ナイフ)やハサミのような「切るもの」は、縁を切ることを連想させるので縁起が悪いとされています。「櫛(くし)」なども「苦(く)」や「死(し)」をイメージさせるため、避けておきましょう。

慶事のお返しに向かないもの

お相手の趣味に合わないもの、お相手が嫌いな食べ物(アレルギーがあるもの)も止めておきましょう。また賞味期限が短いものを贈るのはNG。アイスクリームなどの冷凍品や、焼き菓子、チョコレート、おせんべいなど、賞味期限の長いものが無難です。

好みがわからない方へは、品ぞろえが豊富で、幅広い世代の方にも喜んでいただけるカタログギフトがいいかもしれません。

 

内祝いの品は“子どもの名前”を書いた「のし紙」をつけて

内祝いの品は“子どもの名前”を書いた「のし紙」をつけて

内祝いの品物は、品物にのし紙をかけて包装紙で包む「内のし」にするのが一般的。のし紙の中央に結ぶ帯ひもを“水引(みずひき)”といいますが、内祝いの場合は紅白の蝶結びのものが使われます。蝶結びは「ほどきやすい=何度でも結び直しやすい」ことから、出産や入学などの何度あってもおめでたいときに用いられます。

内祝いの品は“子どもの名前”を書いた「のし紙」をつけて

〈▲ 水引の本数は5本、少していねいな贈りものには7本を使う場合もあります。写真は7本のもの〉

水引の上には、「内祝」と表書きしましょう。また喪中の方へ贈る場合は「祝」という単語は控え、のし書きは「御礼」としてください。水引の下には、赤ちゃんの名前を入れます。難しい読み方をするときには、ふりがなをつけると親切ですね。

双子が生まれた場合は、右側に先に生まれた赤ちゃんの名前を、左側にあとから生まれた赤ちゃんの名前を書きます。職場の方など「赤ちゃんの名前まで書くのは控えたい」という場合は、姓だけでも問題ありません。

通常、のしには黒色で表書きをしますが、和歌山県や岐阜県の一部などでは、朱色で書くところもあるようです。地域の習わしによって、のしの書き方が違うこともあるので、事前に親族や近所の方に聞いておくとより安心です。

内祝いの品は“子どもの名前”を書いた「のし紙」をつけて

ちなみに、出産祝いをもらっていなくても、出産を機会に日ごろお世話になっている方に贈り物をしたいというときは、水引の上に「御礼」、水引の下には両親の苗字を入れて贈るといいでしょう。

近頃は、のし紙に赤ちゃんの名前を入れるだけでなく、赤ちゃんの写真と名前が入ったカードを同封するサービスも人気です。両家の親、兄弟姉妹、祖父母など関係の深い方へのお返しには喜ばれるのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。基本的なマナーがありつつも、内祝いで大切なのは、赤ちゃんが無事に誕生したという感謝の思いを伝えることです。内祝いを贈ることを通して、まわりの人との絆をより深められたらいいですね。

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