子育て中のママ・パパは、いつも大忙し。「赤ちゃんのお世話をしていると、お掃除までなかなか手が回らない」、「もっと簡単に家事をすませたいな」と悩むママ・パパは少なくないのではないでしょうか。
そこで今回ミキハウス出産準備サイトでは、最小限の時間・体力で家事をこなすために、「やるべきことを絞り込み、やらなくていいことは極力やらない」というビジネスの考え方を取り入れて編み出されたシンプルかつ効率的な家事術「知的家事」を提唱している“知的家事プロデューサー”の本間朝子さんに、より効率的な家事術についてお伺いします。
本間さんには前回、「ちょこちょこ大掃除術」でもご登場いただきました。
そんな時短家事を知り尽くした本間さんが語る、「子育てママのための時短家事」とは——
いつもやっている家事を見直すことから始めましょう
こんにちは、本間朝子です。今回は時短家事についてのお話をしたいと思います。
時短家事に取り組むにあたって、まず考えていただきたいのは「家事は何のためにするのか」ということです。家事の目的って「家族が健康で楽しく暮らすため」ではありませんか? それなら、「家事が終わらない」とイライラしたくはないですよね? 床に少々ホコリが落ちていたり、洗濯物にシワがあったりしても、ママ・パパが毎日楽しそうに暮らしている方が赤ちゃんもきっとうれしいし、家族みんなが幸せになれるのではないでしょうか。
家事を時短化するために必要なのは、「自分たちの暮らし方に合った無理のない家事のやり方を考え、工夫する」ことではないかと思います。つまり時短とは「手」を抜くのではなく、いかに「手間を省く」……すなわち、家事のムダを省き、賢くショートカットすることだと考えます。
家事についての“思い込み”を捨てて、今やっている家事が家族にとって本当に必要かどうかを一つひとつ見直し、やらなくてもいい家事をやめてしまうと、意外なほど家事の時間を短くできるはずです。