――いつぐらいから小野さんに安心して、はるおくんを任せられるようになりましたか?
春奈さん:授業が始まって1週間くらいで、もう大丈夫だなと思いました。母乳以外のことなら何でもできるし、こちらが何かいわなくても自分からできるようになりました。それだけでなく、お昼寝に関していえば夫のほうが上ですね。夫が留守中に私が昼寝をさせようとどんなにがんばっても、はるおは寝てくれません(笑)。
――小野さんは、だいたい何時頃に寝ていますか?
小野さん:子どもを21時半くらいに寝かしつけて、その後読書やブログの更新作業をやったりして、寝るのは24時過ぎですね。日中、体力を使うのであまり長く起きていられない。育休取得前の自分の一日を振り返ってみると、会社で22時まで仕事して帰ってくるのとそんなに変わらないなと思いました。仕事より、子育てのほうがへとへとになるので、よっぽど仕事を定時で終えて帰ったほうが、自分の時間がもてます。育休中にいろいろとしたいことをするイメージを持っていたのですが、その考えは甘かったです(苦笑)。
――春奈さんは、逆に子どもをもつ働き盛りのパパの気持ちがわかるのではないですか?
春奈さん:そうなんですよ。子どもと触れ合う時間が圧倒的に少なくて、はじめてつかまり立ちをするところを見たのも夫でしたし、朝起きて学校に行くときに、子どもが泣いていたらすごく後ろ髪を引かれる思いがします。働くお母さんは、子どもが風邪をひいたときに病児保育に預けて仕事に行くということもあると思うのですが、そういうときの気持ちがすごくわかるようになりました。
――はるおくんは、パパとママ、どちらに甘えますか?
春奈さん:やっぱり、私のほうに甘えます。
小野さん:やはり、おっぱいがあるというのは強いです。
春奈さん:私はごはんをあげて、おむつを替えてという、ある意味“生命維持”を重視した世話を担当するわけですが、夫を見ていると、いかに子どもを笑わせようか、どうやって興味を引き出そうかと、とてもクリエイティブにお世話しています。子どもの世話以上のプラスアルファの部分をやってくれているなと感じますね。
小野さん:生後8か月になって体もずいぶんしっかりしてきたので、これからはもっといろいろな遊びをしたいなと思います。言葉を覚えるし、脳や心も育っていくフェーズに入ってくると思うので。