子どもの成長を実感できる! ママもパパもうれしい、0歳からのお稽古ごと

2017.06.29

ミキハウス編集部

「お稽古ごと」で、親子一緒にいい時間

77_03

それでは最後に、「0歳からのお稽古ごと」をさせている先輩パパ・ママの経験談をご紹介しましょう。みなさん、それぞれに赤ちゃんとのお稽古を楽しんでいるようです。

まずは30代のパパ・Kさん(会社員)。10か月の頃から通わせているスポーツ教室。Kさんは現在、1歳半となった娘さんとのお稽古ごとの時間が、「今もっとも楽しいひととき」と語ります。

「うちの娘が通っているのはスイミングと体操の教室です。とにかく体を動かすことをさせたいと思って始めました。平日は妻が連れて行っていますが、週末は僕が連れて行って、一緒に体操したり、プールに入ったり。僕にとっては、子どもの成長を実感できる貴重な時間だし、妻にはその間、好きなことをしてもらいます。家族みんなで、子どものお稽古ごとを楽しんでいる感じかな。また、教室には10数人〜20数人の子どもが一斉に集まるので順番に並ぶこと、ぶつかったら謝ること等、“ルール”も学べる。我が家のように保育園にも通っていない子どもにとって、初めての(家の外での)学びの場にもなっています。月1万円ちょっとの会費で、休館日以外は毎日行けるので、体調を見ながら、都合のいい時に行けるところも気に入っています」(Kさん)

続いては30代ママのAさん。日頃は自営でお仕事をしながら子育てもしているAさんですが、娘の英会話教室は、最優先のスケジュールになっているそうです。

「私も夫も学生時代は英語が苦手で、高校、大学と入試のたびに大変な思いをしました。娘には外国人の中でも気後れしない語学力を身に付けてほしいと考え、生後6か月でベビー英会話の教室に入会させました。週に1回、ネイティブの先生が人形やおもちゃを使って話しかけたり、英語の歌を歌ったりするクラスです。それ以来、少しでも慣れるようにと、家で見せるのは、英語の歌のCDやDVDばかり。1歳半の頃、日本語もほとんどしゃべらなかったのに、青いブロックを指さして『ブルー』と聞こえる声を出したんです(笑)。今3歳で、日本語も上手になりましたが、ネイティブのような発音の英語が時々、娘の口から飛び出すことがあります。先生にもよくなついているので、これからも続けていきたいと思っています」(Aさん)

育休を楽しみたかった30代ママ・Sさん。でも、赤ちゃん連れのお出かけは、周りに気をつかうことが多くて、なかなかできなかったと言います。そんな時、渋谷のカフェで、ベビー向けの教室が開かれていることを知りました。

「ママ雑誌で見つけたベビーサインのお教室。育休中で時間があったし、一回払いというので、生後6か月の息子ととりあえず試してみようと行ってみました。一生懸命世話をしているのに、コミュニケーションができない子どもと2人だけの時間が、ちょっと退屈だったこともあります。3か月間で10回ぐらい通い、少しは反応があるようにも見えましたが、そのうち職場復帰して、息子は保育園に通い始めたので、ベビーサインを覚えたかどうかはよく分かりません。でも、私にとっては、息子を連れて、おしゃれをして出かける場所があることがとっても新鮮で、楽しい経験でした」(Aさん)

77_04

また、自治体も子育て支援策として、赤ちゃんとママのためのお教室を開いています。地域の施設で、赤ちゃんとの遊び方を教えてもらったというのは、東京都にお住いの30代ママ・Mさんです。

「近所の児童館でベビーリトミックのお教室をやっていると知り、『参加費無料』につられてのぞきました。初めていった時、息子は4か月だったのですが、歌に合わせて、体をさすったり、指でトントンしたりすると、楽しそうに声をあげて笑うんです。初めての子育てで、『いないいないばあ』くらいしか知らなかった私にとって、『赤ちゃんと遊ぶってこうするんだ!』と目からウロコのような感覚だったのを覚えています。それからというもの、1歳になって、私が復職するまで通い続けました。もうすぐ2歳なる息子は、今でもダンスが大好き。早めに晩御飯を食べた日は、二人で踊って、笑い合って。一番幸せな時間です。区民センターとかでも、赤ちゃん向けのいろいろなプログラムがあるみたいです。ほとんど無料で受講できるので、気軽に行けておすすめですよ」(Mさん)

お稽古ごとを始めることで、赤ちゃんは家から出て、それまでとは違う新しい世界を経験することになります。また、ママやパパにとっても、赤ちゃんの成長を実感し、子育ての喜びを感じる時間になるようです。さらにママ友との子どもたちを交えた新しい付き合いも始まり、赤ちゃんとだけ向き合っていた新米ママのなんとなく孤独な毎日に、活気を与えてくれるという効果もあるようです。

小さな成功体験をいっぱい積み重ねて、「知識欲」や「やる気」のある子に育ってほしいもの。赤ちゃんの成長を実感したら、「できたね」、「いいね」とたくさんほめてあげましょう。パパ・ママの笑顔が増え、家族のきずなが深まるなら、「0歳からのお稽古ごと」は赤ちゃんをきっと幸せにしてくれますよ。

この記事をシェアする

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

あなたへのおすすめ

おすすめの記事を見る

記事を探す

カテゴリから探す

キーワードから探す

妊娠期/月齢・年齢から探す