続いては妊活中に感じたことについての質問。「妊活中につらかったこと、ストレスを感じたことはあったか」との項目では、「はい」と回答した人が71.8%(前回=75.9%)に上りました。
つらさやストレスの内容については以下の通り。
一番多かったのが「生理がきたとき(妊娠していないことがわかったとき)」で90.4%(前回=85.2%)。次いで、「妊活中なのに『赤ちゃんはまだ?』とまわりの人に言われたとき」39.6%(31.1%)、「仕事との両立が難しかったとき」33.9%(24.2%)、「経済的負担を感じたとき」31.7%(24.0%)、「毎日基礎体温をつけることにわずらわしさを感じたとき」28.9%(30.8%)でした。
また、「友人が妊娠したとき」、「周りの妊娠報告」など、周囲と比べることでストレスを感じる人も目立ちました。周囲の何気ない一言、仕事との両立、経済的な問題など、妊活をする女性にとっての問題はたくさんあるようです。
妊活に夫は協力的であったかを聞くと、94.6%(前回=92.4%)が「はい」と回答。また、「妊活中に励まされた言葉はありますか?」という質問には、夫からの「焦らなくて大丈夫。無理しないで自分たちのペースで」や「一緒にがんばろう」、「体がしんどいのは自分にはわからないし、あなたの体が一番大事」、「子どもがいなくても2人で暮らせることが幸せだよ」といった言葉に励まされたという人も多くいました。総じてアンケートからは、ほとんどの夫が妊活には協力的で、夫婦で一緒に妊活に取り組んでいる様子がうかがえます。
妊活を公表するか否かについての意見も様々。「妊活していることを友人や家族に知らせたか」という質問には、60.0%(前回=55.2%)が「はい」、残りの40.0%が「いいえ」という結果に。「はい」と答えた人の理由は、「同じような境遇の人と情報交換ができるから」、「アドバイスをもらうため」など。「いいえ」の理由は、「気をつかわれたくない」「恥ずかしい」「なんとなくいいづらかった」という意見などでした。前回の調査と比べると、徐々に周囲に語れるテーマになってはきているものの、まだまだ周囲にはオープンにできない風潮はあるようです。
さらに「妊活が広がることで、日本の社会がよくなるか」についても聞いてみました。
「とてもそう思う」、「そう思う」、「少しそう思う」を含めた「よくなる」派は、74.6%(前回=75.9%)という結果に。「どちらとも言えない」21.3%(19.4%)、「あまりそう思わない」、「そう思わない」、「まったくそう思わない」と答えた人の割合4.1%(4.6%)となり、前回調査と同様、「よくなる派」が大きく上回りました。