日本から少子化問題をなくしたいという想いのもと「夫婦の出産意識調査」を2013年から実施している一般財団法人1more Baby応援団(理事長:森まさこ)が、今年も全国の結婚14年以下の既婚者(男女)2,958人を調査し、その結果をまとめました。
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増加傾向にある「二人目不妊」の実態 日本社会に横たわる“二人目の壁”とは
「子どもは2人以上が理想」と回答した夫婦は過去最高の81.1%となり、2013年の調査開始以来、増加し続けていることがわかりました。その一方で、73.5%の夫婦が経済的、年齢的、仕事上の理由などで「2人目の壁」の高さを感じていることも明らかになりました。2人目が欲しいと思いながらも、育児の環境やママの仕事のキャリアを考えて、迷ってしまうパパ、ママも多いようです。
また、子どもが2人以上いるパパ、ママの98.2%が「現在の家庭に幸福を感じている」との回答も。子どもたちに囲まれた生活に、ほとんどの夫婦がたしかな幸せを実感しているようです。
そこで今回は、2人目が欲しい新米パパ、すでに子どもが2人いる先輩パパ、各2名計4名のパパに集まっていただき「2人目のタイミング」について、ざっくばらんに話し合っていただきました。
【座談会メンバー】
◆ 2人目が欲しいパパ ◆
Iさん/39歳、東京都世田谷区在住。会社員。9か月の女の子のパパ。妻はデザイナーで最近職場復帰。二人目を考えているが、いつがいいか悩んでいる。
Aさん/38歳、東京都練馬区在住。書店員。3年の不妊治療で授かった1歳9か月の女の子のパパ。妻は職場復帰し、フルタイムで勤務中。
◆ 先輩パパ ◆
Kさん/36歳、東京都国分寺市在住。会社員。5歳の女の子と2歳の男の子のパパ。11月には三人目が生まれる予定。フルタイムで働いている妻は9月から産休に入る。Kさん自身も1か月の育休を取るつもりでいる。毎朝、保育園に子どもを送るのはKさんの担当。
Tさん/30歳、東京都目黒区在住。外資系保険会社勤務。2歳の女の子と、11か月の女の子のパパ。妻は2人目の出産を機に専業主婦に。仕事が忙しく、子どもたちとの時間がなかなか取れないのが悩み。