生まれてきたばかりの赤ちゃんは首も座っておらず、抱っこするのもおそるおそる……なのにどうやって肌着を着せたらいいの? そう思っているプレママ・プレパパもいらっしゃるかもしれません。でもご安心ください。いくつかのポイントさえ覚えておけば(もちろん愛情は必須ですが)、もたつくことなく、また赤ちゃんに余計なストレスを感じさせることなく着せることができますよ。
それでは、赤ちゃんが毎日着る肌着の着せ方について、詳しくご紹介しましょう!
短肌着の上にコンビ肌着を着せるのが基本の着せ方です
生まれる季節を問わず、基本で用意する肌着は「短肌着」と「コンビ肌着(あるいは長肌着)」です。短肌着は汗取りのため、コンビ肌着は保温のために着せる肌着です。どの季節でも、短肌着の上にコンビ肌着を着せるのが基本の着せ方になります。
今回は4つのステップでご紹介いたします。
①事前に広げて「セット」しておきましょう
着替えのときは、短肌着を持ち、コンビ肌着の袖に短肌着の袖を通して、先にセットしておくと便利。こうしておけば、何度も赤ちゃんの腕を通す手間もなく負担を減らすことができます。
②赤ちゃんの腕ではなく肌着を引っ張って袖口から出しましょう
赤ちゃんの手全体をやさしく包むようにして、袖口から出してあげましょう
続いて、広げた肌着の上に、赤ちゃんを仰向けに寝かせましょう。左右どちらからでもかまいませんが、赤ちゃんの左手から袖を通させる場合は、ママ(パパ)が向かって右の重ねた袖口から右手を入れ、赤ちゃんの左手全体を包み、赤ちゃんの腕ではなく肌着を引っ張って袖口から出します(イラスト参照)。このとき注意したいのは、赤ちゃんの手を無理に引っ張らないこと。手ではなく肌着のほうを引っ張るイメージで着せるとうまくいきます。反対の腕も同様に袖を通させます。
③ひもは「リボン結び」で結びましょう
その後は、短肌着、コンビ肌着の順番で、内側のわきの下のひもから順に結び、コンビ肌着の外側にあるひもを最後に結びます。どちらもリボン結びがいいでしょう。ひもを丸結び(本結び)にしてしまうと、ほどくときに時間がかかってしまったり、赤ちゃんが寝ているときに結び目に当たってしまったりするので、避けてくださいね。
④お背中のもたつきをなくせば完璧です
仕上げは、赤ちゃんのお尻を軽く持ち上げて短肌着の裾を軽く引っ張り、お背中のもたつきなどをなくしてあげれば完了です。
なお、コンビ肌着の足のホックは、一日に何度もおむつ替えをしなくてはいけないので留めなくても大丈夫です。生後1カ月頃になって、足を活発に動かすようになったら、はだけやすくなってしまうので留めてあげると安心ですね。
慣れないうちは、着替えをさせるだけで一苦労かもしれませんが、赤ちゃんの顔を見ながら、「お着替え、気持ちいいね」「きれいにしようね」などと声をかけてあげるといいでしょう。新米ママ、パパのみなさん、着替えのイメージトレーニングをしながら、かわいい赤ちゃんの誕生を待っていてくださいね!