シリーズ「赤ちゃんのための靴選び」第2部
サイズや形、材質は何がいい?ファーストシューズ選びのポイントとは

2018.08.09

ミキハウス編集部
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赤ちゃんは教わらなくても、寝返り、おすわり、ハイハイと自分の力で次々にできるようになっていきます。2本の足で立つことを覚え、“あんよ”を始めると、ママ・パパと公園に行ったり、保育園のお友だちや先生たちとお外で遊ぶ機会も多くなっているでしょう。
関西大学人間健康学部の河端隆志先生にお話を伺う「赤ちゃんのための靴選び」第2部は、お外で歩くようになった赤ちゃんのファーストシューズについて。赤ちゃんの靴は、大きくなってからの骨格や体の動きにも影響することもあるそうですが、先生のお話を参考に、赤ちゃんに最適な靴の選び方について考えていきましょう。

 

「プレシューズ」と「ファーストシューズ」の違い

第1部では、赤ちゃんの足の発達と“たっち”を始めたばかりの赤ちゃんのためのプレシューズについて、河端先生に詳しくお話を伺いました。それでは、上手な“あんよ”を促すプレシューズから、お外で履くファーストシューズに進むタイミングはいつなのでしょう。

「ちょっとお外で“たっち”したり、よちよちと短い距離を歩く程度なら、プレシューズの方が向いているかもしれません。ファーストシューズに変えるのは、ある程度自分で歩けるようになって、外歩きが増えてきたと感じた頃がよいと思います」(河端先生)

プレシューズのソール(靴底)は、合成皮革などを使った薄くてやわらかいものが多く、マンションの廊下や芝生などで、ちょっと“あんよ”の練習をする時期なら、履き慣れたプレシューズが歩きやすそうです。本格的にお外で“歩く”ことができるようになったら、ファーストシューズの出番ですね。

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プレシューズは基本的には室内での使用を想定して作られているものが多いようです。
でも、赤ちゃんがお外でも歩きたがるようになると、マンションの廊下や公園など安全な場所で歩かせてあげることもあるでしょう。そんな時には、履き慣れたプレシューズの方が安心ですね。ソールにゴムなどの耐久性に優れた素材が使われているファーストシューズは、ママ・パパとお外を歩けるようになった頃でも遅くはなさそうです。

「まだ足指で地面をつかむ感覚を養わなければならない時期ですから、ゴム製と言っても薄いソールが理想です。赤ちゃんがよく動くようになるので、踵のサポートもプレシューズよりはしっかりとしたものがいい。赤ちゃんのための靴は、踵と甲の部分のホールド感とソールの柔軟性のバランスが難しいんです」(河端先生)

次のページ 初めての“靴ライフ” 3か月に一度はサイズのチェックを!

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