やすのり先生のなんでも相談室 
入院から退院まで「産婦人科」のギモン(前編)

陣痛室、分娩室の他にLDR室というのがありますが、何をするところですか?

Q.陣痛室、分娩室のほかに、LDR室という部屋があることを知りましたが、それはどんなところなのでしょうか。

通常は、入院したら陣痛室に入っていただきます。分娩までは陣痛計と心音計をずっとつけておいて、モニターでいつでも見られるようにしておきます。大学病院などの大きな病院なら、陣痛室に3~4人の妊婦さんがいて、助産師さんが24時間つくことが多いですね。それほど大きくない病院なら、陣痛室は個室のこともありますが、陣痛計と心音計をつけるのは同じです。分娩のタイミングになったら、分娩室に移動します。

LDR室なら、これらすべてが一つの部屋でできるんです。LDRというのは、Labor(陣痛)、Delivery(分娩)、Recovery(回復)の こと。部屋を移動せずにすむだけでなく、家族もいっしょに泊まることができます。妊婦さんの心地よさを重視して作られています。

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