赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(12) 赤ちゃんの便秘対策

赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(12) 
赤ちゃんの便秘対策

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日ごとに成長する赤ちゃん。0歳児は消化器官なども発達段階にあります。母乳やミルクだけの授乳期から離乳食へと、栄養のとり方が変わっていくこともウンチの回数や硬さに影響します。

そこで起きるのが、「便秘」。今回は「赤ちゃんの便秘の症状」「便秘の原因」「ママ、パパができる便秘対策」についてまとめました。

 

ご機嫌が悪いかどうかがポイント

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赤ちゃんのウンチの回数や硬さは個人差があるので、便秘かどうかもその子なりの基準で考える必要があります。ふだんから便の回数や状態をチェックしておいて、変化がわかるようにしておきましょう。

便がいつもと違っていて、赤ちゃんが次のような様子だったら、便秘を疑ってみましょう。

  • 機嫌が悪い。ぐずったり泣いたりする
  • おっぱいや粉ミルクを欲しがらない、離乳食を食べたがらない
  • 便が硬く、排便のときに苦しそうにしている。お尻が切れてしまう
  • おっぱいやミルク、離乳食を口に入れても吐いてしまう
  • お腹が張って苦しそうにしている

 

授乳期の特徴と対策

生後4週間までの新生児のウンチはゆるくて水っぽく、授乳などの刺激を受けると反射的に出ることが多いもの。このころは1日に7~8回する子も珍しくありません。生後2か月ごろになると、1日に7~8回の子もいれば、2日に1回の子もいるといった具合に個人差が出てきます。

これは、消化器官の発達過程がそれぞれの赤ちゃんによって違うから。栄養の吸収がよくなって便の回数が減ったり、排便パターンが変わったりするので、便秘を心配するママ、パパも多いようですが、機嫌がよく元気で、体重が増えているならとくに問題はないでしょう。

しかし、体重が増えなくてウンチの回数が減っている場合は要注意。おっぱいやミルクの量が不足しているために便秘になったことが考えられます。とくに母乳の場合はどれだけ飲んでいるかわからないので、母乳が足りていない場合も。「赤ちゃんの体重が順調に増えない」「30分以上も吸っていて、乳首を離すのを嫌がる」「授乳後すぐにおっぱいを欲しがる」「おしっこが十分に出ていない」といったことがあるようなら、母乳不足の可能性も。母乳を与える回数を増やしたり、粉ミルクを足したりすれば、便秘の症状がおさまることもあります。

粉ミルクだけで育てている赤ちゃんは便秘になりやすい傾向があると言われています。ミルクを与えていて赤ちゃんが便秘になった経験のママからは、「ママ友に教えてもらって粉ミルクの種類を変えてみたら、あっさり解消しました。市販の粉ミルクには乳糖が多いもの、オリゴ糖が多いものとそれぞれ特徴があるので、自分の子に合うものを見つけるといいですよ」(30代ママ)という意見も。また、粉ミルクの与えすぎが原因で必要以上のカルシウムが赤ちゃんの腸に入り、便秘になってしまうこともあるようです。月齢に合った量の粉ミルクにしましょう。

ウンチをするときに顔を真っ赤にしていきむ赤ちゃんもいます。硬くて出にくいのであれば便秘かもしれませんが、軟らかいウンチなら、いきみは発達段階にある赤ちゃんの生理的なしぐさ。心配しなくても大丈夫です。

 

離乳食で変わる赤ちゃんのウンチ

おすわりができるようになる生後5~6か月ぐらいから離乳食を始めるのが一般的ですが、この時期は腸が発達して便をためておけるようになり、ウンチの回数が減ってきます。でも、筋肉が発達途上にあるので、上手にいきむことができず、ウンチが出にくくなることも。

また離乳食を始めたとたんに便秘になる赤ちゃんもいるようです。これは離乳食を食べるようになっておっぱいや粉ミルクの量が減り、水分が不足することに加えて、腸の中の環境が変わることが原因といわれています。

母乳や粉ミルク、白湯、薄めた果汁などを十分に与えて水分を補給してあげるのも大切です。乳酸菌を多く含むヨーグルトも便秘解消に役立ちます。

赤ちゃんの便秘対策として、先輩ママ、パパの意見を聞きました。

「小さい体で便秘に苦しむ姿は本当にかわいそう。麦茶や白湯で水分を補うようにして、便秘気味かなと思ったらオリゴ糖などを白湯で溶いて与えています」(20代ママ)

「みかんの果汁を薄めたものは、食物繊維や糖分が含まれていて便秘解消に効果がありました。ただ離乳食が進まなくなってしまうので、与えすぎには気をつけました」(40代ママ)

繊維質の多いサツマイモ、海藻、リンゴや柑橘系の果物を潰したり、すりおろしたりして食べさせてあげるといいようです。離乳食はウンチの様子を見ながら、無理のないように進めていきましょう。

 

スキンシップも兼ねたマッサージもおすすめ

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意識して体を動かすことができない赤ちゃんは、運動不足で便秘になってしまうこともあります。ママやパパがマッサージをしてあげたり、ちょっぴり手助けをして体を動かしたりすることで、腸の動きが活発になって便秘を改善することができます。

 
■お腹のマッサージ
赤ちゃんを仰向けに寝かせて、おへそを中心に腸の向きと同じ時計回りに「の」の字を書くように手のひらで優しくなでてあげます。指先を使わないで、手のひら全体でソフトにさするのがコツ。腸が刺激されてお通じがよくなります。

 
■足の屈伸マッサージ
仰向けに寝かせた赤ちゃんの両足首をそっと握り、両足を交互に屈伸させます。赤ちゃんのモモとヒザでお腹が押されて腸を刺激するので、便秘解消に効果があります。

 
■おしりのマッサージ
赤ちゃんの肛門のすぐ上あたりを軽く押してマッサージします。くれぐれも力を入れすぎないように気を付けて。

 

「離乳食を始めてから便秘気味で困っていました。お腹をちょっとさすってあげると、すぐにお通じがあることも多いですよ」(20代ママ)と効果を実感しているママもいれば、「歌を口ずさみながら赤ちゃんを優しくなでなでするのは私にとっても楽しい時間。スキンシップにもなるので、毎日お風呂上がりにしてあげます」(30代ママ)とお遊びタイムを兼ねて便秘予防マッサージを日課にしているママもいるようです。

赤ちゃんの体はとてもデリケートなので、マッサージはそっと触る感じで十分。また、あまり長い時間にならないようにしましょう。すぐに効果が出なくても、毎日続けると便秘が改善する子は多いようです。

最後に、綿棒で赤ちゃんの肛門付近を少し刺激する「綿棒浣腸」のやり方をお知らせします。

■綿棒浣腸
綿棒の先にベビーオイルやオリーブオイルなどをつけて、赤ちゃんのお尻の穴に1~2cmくらい入れて軽く刺激します。クルッと綿棒をまわしてあげましょう。

先輩パパ、ママからこんな声も。

「機嫌が悪く、お腹が張っている感じがしたので、綿棒でお尻の穴を刺激してみました。すると、すぐにダダっとウンチが。びっくりするくらいすぐに出て、子どももうれしそうでした」(30代パパ)

「綿棒浣腸は聞いたことがありましたが、なんだか怖くてできなくて。その後便秘の症状が解消されたので、結局一度もやらずにすんでしまいました」(40代ママ)

昼夜の区別がなく寝たり起きたりを繰り返していた赤ちゃんも、成長するにつれ夜は長く眠れるようになり、少しずつ生活にリズムがでてきます。朝は太陽の光を浴びて起き、離乳食をできるだけ決まった時間に食べ、夜は暗くなって寝る。このような赤ちゃんの規則正しい生活が、便秘の予防につながることもあります。

赤ちゃんの月齢や成長具合を見つつ、便の変化にも注意を。ふだんとは違うことを察知したら、今までお知らせした方法を試してみましょう。

もしも1週間くらいウンチが出ていない場合や、「嘔吐・発熱がある」「激しく泣く、泣き止まない」「ぐったりしている」「お腹が膨れ上がる」「血便が出る」などの症状がある場合は病院へ。便秘とは違う別の病気かもしれませんので、早めに受診することをおすすめします。

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