0歳児は消化器官なども発達段階にあり、いきむ力もないため便秘になりやすいといわれています。正常なうんちの回数や量は? またどんな症状があれば便秘を疑うべき? 本記事では「赤ちゃんの便秘」をテーマに原因や対策などをまとめます。
もしかしたら便秘かも!? 見分けるポイントとは
赤ちゃんのうんちの回数や量は正常なのかな? うんちが少し硬い気もする…もしかしたら便秘では? 赤ちゃんの便に関するそんなお悩みはよく聞く話です。
赤ちゃんは消化器官が未発達で、排便のペースや形が安定しにくく、さらに筋肉量も少ないためいきむ力が弱く、便秘を起こしやすいといわれています。
一般的に母乳で育っている赤ちゃんはミルクの赤ちゃんに比べて便の回数が多いとされています。生後3か月間は母乳の赤ちゃんで1日平均3回、ミルクの赤ちゃんは平均1日2回といわれていますが、あくまでこれは目安。もっと多い子も少ない子もいます。
赤ちゃんのうんちの回数や硬さは個人差があるので、便秘かどうかもその子なりの基準で考える必要があります。ふだんから便の回数や状態をチェックしておいて、それよりも少なくなったり、硬くなったら便秘かも、と判断できるようにしておくとよいでしょう。
ちなみに「赤ちゃんの便秘」と一口にいっても、その原因は少々違ってきます。
たとえば新生児期の場合は眠っている時間が長いので、運動不足で便秘になることが多いようです。また消化器官がある程度発達してくる生後2、3か月頃では、腸内に便をためることができるようになる一方で、排泄する力がまだ備わっていないために、便がお腹にとどまって便秘となる赤ちゃんもいます。その後、離乳食を始めたると、授乳時期より水分不足となる傾向があり、便が固まりやすくなります。それが便秘の原因となることもあるといわれています。