赤ちゃんのうんちが出ない! 便秘対策のあれこれまとめ
~赤ちゃんが生まれたらやるべきこと(12)~

2023.11.22

ミキハウス編集部

便秘気味ならマッサージ それでも改善しなければ「綿棒浣腸」を

便秘気味ならマッサージ それでも改善しなければ「綿棒浣腸」を

意識して体を動かすことができない赤ちゃんは、運動不足で便秘になってしまうこともあります。ママやパパがマッサージをしてあげたり、ちょっぴり手助けをして体を動かしたりすることで、腸の動きが活発になって便秘を改善することもあります。

お腹のマッサージ

赤ちゃんを仰向けに寝かせて、おへそを中心に腸の向きと同じ時計回りに「の」の字を書くように手のひらで優しくなでてあげます。指先を使わないで、手のひら全体でソフトにさするのがコツ。腸が刺激されてお通じがよくなります。

足の屈伸マッサージ

仰向けに寝かせた赤ちゃんの両足首をそっと握り、両足を交互に屈伸させます。赤ちゃんのモモとヒザでお腹が押されて腸を刺激するので、便秘解消に効果があります。

おしりのマッサージ

赤ちゃんの肛門のすぐ上あたりを軽く押してマッサージします。くれぐれも力を入れすぎないように気を付けて。

赤ちゃんの体はとてもデリケートなので、マッサージはスキンシップのつもりで、そっと触る感じで十分です。また、あまり長い時間にならないようにしましょう。すぐに効果が出なくても、毎日続けると便秘が改善する子は多いようです。

綿棒浣腸のやり方

マッサージで改善しない場合、綿棒で赤ちゃんの肛門付近を少し刺激する「綿棒浣腸」という方法もあります。やり方はいたって簡単。綿棒の先にベビーオイルやオリーブオイルなどをつけて、赤ちゃんのお尻の穴に1~2cmくらい入れて軽く刺激します。クルッと綿棒をまわしてあげるだけでOKです。

 


 

昼夜の区別がなく寝たり起きたりを繰り返していた赤ちゃんも、成長するにつれ夜は長く眠れるようになり、少しずつ生活にリズムがでてきます。朝は太陽の光を浴びて起き、離乳食をできるだけ決まった時間に食べ、夜は暗くなって寝る。このような赤ちゃんの規則正しい生活が、便秘の予防につながることもあります。

赤ちゃんの月齢や成長具合を見つつ、便の変化にも注意を。ふだんとは違うことを察知したら、今までお知らせした方法を試してみましょう。もしも1週間くらいうんちが出ていない場合や、「嘔吐・発熱がある」「激しく泣く、泣き止まない」「ぐったりしている」「お腹が膨れ上がる」「血便が出る」などの症状がある場合は病院へ。便秘とは違う別の病気かもしれませんので、早めに受診することをおすすめします。

この記事をシェアする

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

あなたへのおすすめ

おすすめの記事を見る

記事を探す

カテゴリから探す

キーワードから探す

妊娠期/月齢・年齢から探す