体調が落ち着く妊娠中期になると、食欲が旺盛になってつい食べすぎてしまうプレママがいるかと思えば、おなかの赤ちゃんの成長や羊水の増加などによる体重の増加が受け入れられずに食事の量を減らしてしまうプレママもいるようです。
妊娠中の太りすぎは、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの疾病につながるだけでなく、出産時にトラブルが起きやすいと言われています。最近増えているやせすぎのプレママは、赤ちゃんの発育不全や低出生体重児のリスクが高くなることが問題になっており、日本産科婦人科学会は2021年3月にプレママの体重管理についての新たな指標を発表しています。
妊娠中にどれくらいの体重増が適正なのかは、妊娠前の体格によっても違います。妊娠前のBMI(肥満度)を計算し、その値から妊娠中の体重増の目安を確認しておきましょう。
健やかな妊娠期をすごし、元気な赤ちゃんを産むためには、適正体重を維持することが大切です。バランスのよい食事(※2)を摂り、無理のない範囲でからだを動かし、ストレスのない楽しい毎日をすごしたいものですね。