岩佐住職とお孫さんの瑛仁(えいじん)くん
昔から「名づけ親」の代表といえる人に、住職や神主といった人たちもいます。静岡県富士市「曹洞宗 福泉寺」の28代目住職である岩佐善公さんも、その一人。檀家や知り合いから名づけの相談にのる機会があるそうです。「私の祖父や父の時代は、とにかく名前をつけてほしいとやってくる人が多かったのですが、最近は、字画をある程度調べていたり、本やインターネットで知識を得てから連絡していらっしゃいます。少子化の影響もあるのでしょうが、親が子どもの名前を真剣に考えるというのはいいことですね」といいます。
「名前をつけることは、子育ての始まり」と住職。最も大切にしていることは、“親の思い”です。かわいい子になってほしい、たくましい子になってほしいなどの気持ちを聞き、門外不出の「命名本」をひとつの参考にしつつ、その子に合った名前を決めるとのこと。偉大すぎる名前、読みがネガティブな言葉と同じ名前は避け、響きがよく、苗字とのバランスのよい名前をつけるようにしているそうです。
「親が子どもに夢をたくしすぎてもいけませんが、みんなわが子に幸せになってほしいという気持ちは同じです。名づけは親の愛情を表す、最初の行為。すばらしい名前をつけてあげてほしいですね」とも。また、最近相談を受けていて感じるのは、赤ちゃんや小さな子どものイメージだけで名前をつける人が多いこと。「50歳になっても、80歳になっても合う名前という視点もあっていいかなと思います」(岩佐住職)。
さあ、赤ちゃんの名前にどんな気持ちをのせますか? パパとママで話し合って、とびきりのプレゼントを赤ちゃんに渡してあげてください。
【参考サイト】
・無料 赤ちゃん 名づけ ― リクルーティング スタジオ株式会社
App Store https://itunes.apple.com/jp/app/id592382356?mt=8
Google Play https://play.google.com/store/apps/details?id=net.namae_yurai.namaeAndroid
・名前ランキング ― 明治安田生命 http://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/